07
MAR/2013

定番ウチごはんに合うワインの見つけ方【連載:プロが教える、はじめてのワイン講座 Vol.3】

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“わたし好みのワイン”をリーズナブルに!
プロが教える、はじめてのワイン講座

ワインとチーズのスクール『レコール・デュ・ヴァン』の専任講師を務める佐野嘉彦さんが好みのワインを簡単に見つける方法を伝授。最近は低価格でもクオリティが高く美味しいワインもたくさん。レストランで注文したり、お店で購入する際に、自分好みのワインを知っておくと楽しみがグッと広がります。まずは1本、好みのワインを見つけて嗜んでみてはいかが?

 日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート 佐野 嘉彦(さの よしひこ)

日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート 佐野 嘉彦(さの よしひこ)

スペインやアメリカなど国内外の企業における企画マーケティング業務に従事しながら、世界の食文化に精通。2008年より、世界的レストラン評価ガイド『ザガットサーベイ』日本版の編集マネージャーを務め、2012年12月より、ワインとチーズのスクールである『レコール・デュ・ヴァン』に所属。日本ソムリエ協会認定 ワインエキスパート、チーズプロフェッショナル協会認定 チーズプロフェッショナル、レコール・デュ・ヴァン 専任講師

“おいしく、楽しく、リーズナブル”をテーマに、“ワイン超ビギナー”の方にワイン選びのヒントをレクチャーするミニ講座。第3回は、気軽に実践できる、ウチごはん編です。

“料理とワインのマリアージュ”という言葉を聞いたことがありますか?

食事とワインの双方の味わいを引き立てる関係や相性を、“結婚”になぞらえて、“マリアージュ”と呼んだりします。毎日の気軽なウチごはんに合うワインを見つければ、ウチごはんが何倍も楽しくなり、ワインもぐっと身近な存在になりますよ。

ワイン

定番ウチごはんに合うワインを見つける

ひとり暮らしの方にもおなじみのウチごはんメニューを5つセレクトし、合わせやすいワインを提案してみます。もちろん、味覚や食の好みは人それぞれですので、あくまでも例に過ぎませんが、ポイントは“メニューの味つけ”や“使われている食材の風味”に着目すること。前回までに学んだフルーツの要素も念頭においてみると参考になると思います。今回も参考までに1,000~2,000円代で買えるリーズナブルなワインをご紹介しています。


ヘルシーで素材の味を楽しめる「蒸し野菜料理」には――

ワイン

食材の味を楽しめるよう、さっぱりとした白ワインを冷やして。和食&日本ワインは鉄板のペアリング!特に根菜類から葉野菜まで幅広く相性がよい日本の甲州種のワインがオススメ。ほのかに緑茶や白コショウの香りがするオーストリアのグリューナー・フェルトリーナーも、シンプルな蒸し料理のアクセントとしてマッチします。

―お薦めのワイン
・グレイスワイン セレナ 甲州 ¥1,500(参考上代)
・フーグル・グリューナー・フェルトリーナー・クラシック ¥1,450(参考上代)


手軽に作れて栄養バランスもいい「ゴーヤチャンプル」には――

ワイン

ゴーヤの青い苦みと似た香りの要素をもつ白ワインといえば、ソーヴィニヨン・ブラン。ニュージーランド産のものはグレープフルーツのような果実味もあるので、苦みを倍増するのではなく、味わいのバランスを補い合ってくれます。ほかには、スペインの土着品種ベルデホのワインも、酸味と果実味が調和されてコクもあり、オススメです。

―お薦めのワイン
・ローン・カウリ ソーヴィニヨン・ブラン ¥1,260(参考上代)
・ボデガス・ナイア・ヴィニャ・シラ ¥2,600(参考上代)


大根おろしと紫蘇を添えた「和風ハンバーグ」には――

ワイン

肉の旨味、そして大根おろしや紫蘇が持つ野菜らしい大地の香り。ペアリングとして、日本独自の交配品種マスカット・ベーリーAで造られた赤ワインはいかがでしょうか。また、薬味と似た効果で、肉料理を食べながら口の中をさっぱりとさせてくれるスパークリングワインも一案。シャンパーニュと同じ製法で造られる発泡性ワイン、カバならコスパも抜群。

―お薦めのワイン
・岩の原ワイン 深雪花 赤 ¥2,100(参考上代)
・カバ コドーニュ・クラシコ・セコ ¥1,300(参考上代)


心もホッと和むような「クリームシチュー」には――

ワイン

クリーミーなホワイトソースの料理には、特有のフルーツ香よりも、トーストやバニラ、ナッツのような香りがする樽熟成のシャルドネがオススメ。クルトンのトッピングのような役割をしてくれます。予算とともに「樽の香りがしっかりした白ワイン」と言えば、ワインショップの方も間違いないものをきっとセレクトしてくれます。

―お薦めのワイン
・ドメーヌ・ラ・コロンベット・シャルドネ ¥2,100(参考上代)
・カレラ・シャルドネ セントラルコースト キュヴェV ¥2,600(参考上代)


ひとり暮らしの定番?!「豚の生姜焼き」には――

ワイン

豚肉料理にリンゴやパイナップルなどのフルーツを使ったりするように、爽やかな果実味や酸味のあるロゼワインは、豚肉の旨味と相性が良いです。ただし、生姜のピリっとしたスパイス感やタレの濃厚な味と合わせるには甘口よりも、フランス南部やオーストラリアのグルナッシュ種を主体とした、味わいのしっかりした辛口のロゼを。

―お薦めのワイン
・シャトー・ド・セグリエス タヴェル・ロゼ ¥2,100(参考上代)
・ナイン・ヴァイン グルナッシュ・シラーズ・ロゼ ¥2,100(参考上代)


毎日の食事のなかに取り入れることで、ワインをもっと気軽に楽しんでいただけるように、3回の連載を通して、いくつかのヒントをご紹介してきました。

ワインは原料であるブドウの栽培や製造工程における工夫が、できあがりに大きな変化をもたらすのですが、もとを辿れば、「グジュっとつぶれたブドウがいつの間にかお酒になっていた!」というのが始まりだったと言われるほど、本来ワインはとてもシンプルな造りのお酒です。

だからこそ、まずは気の置けない友達との食事や日常のウチごはんなどでも、身近にワインを楽しんでいただければと思います。ポイントを少し理解していれば、ショップの方やソムリエさんとも話が弾んで、おいしいワインと出合えます。
「どんなフルーツが今、食べたいかな?」「さて、今晩は何を食べようかな?」そんなことから始まるワイン選び――。楽しみながら、まずは試してみてください。

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