06 APR/2020

緊張から解放されたい時に。不安解消・リラクゼーションに効く飲み物・食べ物5つ【管理栄養士監修】

新型コロナウイルス感染拡大のニュースが常に耳に入ってくるようになってからは、生活や働き方に大きな変化が出ています。

思い通りにいかないことが多くイライラしてしまったり、常に緊張状態で仕事をしていたり、不安な気持ちを抱えている女性が多いはずです。

しかし、こんな時だからこそ、自分の心と体をしっかりケアし、体調を整えておくことが大切。上手にリラックスタイムを設けて、気持ちもリフレッシュしていきましょう。

そこで今回は、日本NO.1の食事管理・ダイエットアプリ『あすけん』管理栄養士の道江美貴子さんに「不安解消」や「リラクゼーション」効果のある飲み物・食べ物を5つピックアップしてもらいました。

道江美貴子(株式会社 asken 取締役 管理栄養士)

【監修】株式会社 asken 取締役 管理栄養士 道江 美貴子

女子栄養大学栄養学部卒業後、グリーンハウス(100%出資親会社)に入社。これまで100社以上の企業で健康アドバイザーを務める。2007年、「あすけん」の立ち上げに参画し、企画・コンテンツ制作・開発管理などに携わる。現在、あすけん事業統括責任者。 著書『なぜあの人は、夜中にラーメン食べても太らないのか?』(クロスメディア・パブリッシング)など

※こちらの記事は、下記の記事を再編集しております
>>管理栄養士が教えるリラクゼーションフード&ドリンク5選

ミルクココア

ココアが注がれたマグカップ

ココアの苦み成分テオブロミンは、セロトニンに働きかけ、脳をリラックスさせる効果があると言われています。

また、ミルクココアにすれば、先程ご紹介した乳製品に含まれるトリプトファンとのダブル効果が期待でき、リラックス効果もアップ。

さらに、鉄分の量を増やしたいなら、牛乳を豆乳に変えてみるとよいでしょう。

これから気温は高くなっていきますが、ほっとしたいときやリラックスしたいときには、体の中から温まるホットドリンクを飲むのがおすすめです。緊張もやわらげてくれます。

バナナ

カットされたバナナ

バナナには、トリプトファンとその代謝を助けるビタミンB6がバランス良く含まれています。

また、バナナに含まれる糖分(果糖)は消化吸収が早く、即エネルギーとして使われるため、夕方に小腹がすいて集中力が欠けたり、イライラしたりするときのリフレッシュにおすすめです。

ナッツ

アーモンド、カシューナッツ、クルミなどのナッツ

植物の種であるナッツには、ストレスに対抗する脳内伝達物質の原料となるマグネシウム・ビタミンB6などさまざまな栄養素が豊富です。

特にビタミンB6には、生理前のイライラ(PMS)や生理痛を緩和する働きがあります。

女性特有のイライラがある時には、ナッツの中でもビタミンB6 が豊富なピスタチオやピーナッツ・ひまわりの種がおすすめです。

ビターチョコレート

チョコレート

チョコレートの材料であるカカオに含まれるカカオポリフェノールには、不安や緊張を緩める働きがあります。

特に、カカオ含有量が70%以上のビターチョコレートは、カカオポリフェノールが特に豊富。チョコレートでリラックスできるなんてうれしいですね。

ただし、カカオにはカフェインも多く含まれるので、食べ過ぎにはご注意を。間食の適量は1日200カロリー程度(厚生労働省)と言われているので、チョコレートのカロリーをチェックして食べる量を決めてください。

簡単アレンジ♪ ホットヨーグルト

ホットヨーグルト風のドリンクが注がれたマグカップ

乳製品には、必須アミノ酸のトリプトファンが豊富に含まれています。このトリプトファンは、自律神経に働きかけて脳をリラックスさせる「セロトニン」というホルモンを生成するのに欠かせない栄養素。

トリプトファンは食べ物からしか摂取できないため、リラックスしたい、イライラを解消したい人は、朝ごはんや休憩タイムに乳製品を摂取するよう意識してみましょう。

また、セロトニンを生成するときに必要な栄養素として、鉄分が挙げられます。きなこには鉄分が含まれているので、トッピングとしてチョイスしてみるといいですね。

ジャムやショウガパウダーなど、味付けを変えると飽きずに飲むことができます。

材料・作り方

・無糖ヨーグルト100g 
・牛乳100g
※お好みで、きなこ・ハチミツ・ショウガパウダー・ジャムなど少々
ヨーグルトと牛乳をマグカップに入れてよく混ぜあわせ、電子レンジで1分程度温めたら出来あがり。お好みで、きなこやハチミツ、ショウガパウダーやジャムなどを加えて味付けを

食べ物や飲み物など、選び方にちょっと気をつけるだけで、自分の体をケアすることにつながります。今回ご紹介したリラックスドリンクやフードをぜひ取り入れてみてくださいね。