「デニムシャツとレースワンピ」で王道ミックススタイル【連載:宮田理江が解説 今知りたい!トレンド・キーワード Vol.2】
ファッションは自分流に楽しみたいから、目先の流行に振り回されたくない。でも、新トレンドのエッセンスは押さえておきたい。そう思っている働く女子は多いハズ。そんな気持ちに応えて、ファッションジャーナリスト・宮田理江が「これだけは見逃せない」という旬のおしゃれトレンドを解説し、明日からの着こなしを引き立てるお役立ちテクニックを提案します。オフィスやプライベートでのスタイリングに生かせる知恵とスキルをあなたにレコメンドします。
今シーズンのマストトライ度No.1はシャツ。とりわけ着こなしの幅が広いデニムシャツは何通りにも着回せる働き者。シャツとしてはもちろん、ロングカーデのような羽織り物としても使えるから、コーデを考えるのも楽しくなりそう。
シャツ裾を正面で結ぶ懐かしいアレンジも復活してきています。ラフでボーイズなイメージのあるデニムシャツには、あえてロマンティックなレースワンピで合わせる対極マッチングがおすすめレシピ。甘辛ミックスのこなれたスタイルに仕上がります。
ガーリーなアイテムをワンピ1点だけに絞って、デニムシャツの表情を生かしているのも正解。エスニック風のハンドクラフト刺繍のバッグに、マニッシュな中折れ帽で別テイストを重ねれば、さらにムードに奥行きが出ます。フラットサンダルで足元からリラックス感を立ちのぼらせれば、清風が吹き抜けるような爽やか夏スタイルの出来上がり。
レース、チュールに、デニム、ニットで合わせるといった、相反する素材同士とのミックスコーデが新鮮。お目当てのアイテムを見つけたら、さっそくワードローブに迎え入れてみて。
1.「MUVEIL」のレースブラウス 3万5700円
総レースのエレガントトップスは1枚で見栄えがするから、夏のおしゃれに好都合。あでやかな花びら模様がシンプルコーデにも華やぎをもたらしてくれます。風を通すから、汗ばむ季節に着心地の面でも大歓迎。デニムスカートのようなラフ顔ボトムスに合わせると、互いに引き立て合ってくれる好パートナーに。
2.「Bilitis dix-sept ans」のチュールスカート 2万9400円
チュールスカートはエアリー感を添えてくれる上、ミステリアスなムードも印象づける味わい深いボトムス。ダークカラーを選べば、引き締め感やドレッシーさが出ます。カジュアルなトップスをあえて合わせて、キュート&アダルトの二面性レディーを気取って。
3.「gramme’s」のノースリーブ 1万3440円
4.「gramme’s」のスカート 1万5540円
さめたブルーは白フリルと好相性。涼しげに見せたい夏の装いにピッタリです。メルヘンなたたずまいのフリルはトップスの肩や裾と、スカート縁にもたっぷりあしらって。襟周りに寄せたスモック風のギャザーがコケットなムードを醸し出しています。
5.「MUVEIL」のカーディガン 3万7800円
部屋の内外で温度の差が大きくなりやすい季節に、カーデはやっぱり手放せません。軽装が多くなる夏場は、着こなしの抑え役に。手抜きに見せないコーデに整えるなら、刺繍やレースでフロントに飾りを施したデザインに上質感のあるものを選びたい。
6.「MUVEIL」のデニムスカート 2万6250円
定番デニム地のミニスカートは、ディテールで差をつけて。ベルト通しにリボン形チャームを提げたり、ヒップポケットに共生地リボンモチーフをあしらったクチュール感を漂わせたもので。ハラコのレオパード柄ウエストパッチも格上のムードを醸し出しています。
イラスト/杉山 美奈子 撮影/柴田ひろあき
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