16 FEB/2023

疲れぎみの働く女性に“臓活”のすゝめ。簡単調理で五臓から元気になれる「臓活おかゆ」レシピ

寝ても疲れがとれない、胃が重くて食欲が出ない……何となく元気が出ない日が続いている働く女性におすすめしたいのが、医学博士の尹 生花(いん・せいか)さんが考案する「臓活おかゆ」レシピ。

『からだとこころが整う まいにち臓活おかゆ』(世界文化社)

からだとこころが整う まいにち臓活おかゆ』(世界文化社)

女優やモデル、美容のプロからも注目されるこの「臓活おかゆ」は、肝・心・脾・肺・腎の五臓を活性化させる効果があり、日頃の疲労やストレスで弱った体を元気にしてくれます。

プロフィール

【監修者】
医学博士 尹 生花さん

北京中医薬大学博士課程修了。はり師・きゅう師。健康美容サロン「BHY」を主宰し、女優、モデルなど著名人からの信頼も厚い

五臓を活性化する「臓活おかゆ」とは?

「臓活おかゆ」とは、中国のおかゆに関する知見をもとに考案された、五臓の機能を活性化するおかゆ。

野菜やハーブ、お肉などの食材をふんだんに入れて作った「臓活おかゆ」を日々の食生活の中に取り入れることで、女性に不足しがちな栄養素をバランス良く補えたり、老廃物をデトックスしたり、さまざまな健康・美容の効果を得られます。

レシピ1:ほうれん草とまいたけのおかゆ

『からだとこころが整う まいにち臓活おかゆ』(世界文化社)

材料(2人分)
米 :75g
ほうれん草 : 75g
まいたけ :15g
塩 :小さじ1/4
水 : 600ml

<作り方>
1.米は洗い、たっぷりの水(分量外)を入れて一晩浸水させ、ざるに上げる。ほうれん草は3㎝長さに切り、まいたけは小房に分ける

2.鍋に米、水600mlを入れて中火にかける。沸騰したらへらで鍋底をこそげるように混ぜ、吹きこぼれないように蓋をずらして、弱火で25分煮る。時々かき混ぜる

3.ほうれん草とまいたけを加えて5分煮て、塩を加えて味を調える

【効果】
肝の疏泄(新陳代謝)を手伝い、血を補います。貧血はもちろん、唇・舌の炎症や腫れや、口内炎、便秘、皮膚と目の健康にもおすすめ。季節の変わり目のおかゆとしても最適です。
※食べて目や鼻にかゆみを感じる人は、食べるのをすぐに控えましょう

レシピ2:セロリとえびのもち米おかゆ

『からだとこころが整う まいにち臓活おかゆ』(世界文化社)

材料(2人分)
・もち米 : 75g
・セロリ :35g
・むき海老 : 10g
・塩 : 小さじ1/4
・ごま油 : 少々
・水 : 700ml

作り方
1.もち米は洗い、たっぷりの水(分量外)を入れて一晩浸水させ、ざるに上げる。セロリは薄切りにする。むき海老は背わたを取り、食べやすい大きさに切る

2.鍋にもち米、セロリ、水700mlを入れて中火にかける。沸騰したらへらで鍋底をこそげるように混ぜ、吹きこぼれないように蓋をずらして、弱火で20分煮る。時々かき混ぜる

3.むき海老を加えて10分煮て、塩を加えて味をととのえる。器に盛り、ごま油をかける。

【効果】
余分な熱と水分を取り除く作用がある、脾と腎を活性化させるおかゆです。腎の機能がよくない人や腰痛などの人にもおすすめです。
※冷えが強い人、血圧が低い人、アレルギーの人は控えめに

 

夕食をとるのが遅くなってしまった日の夜に、なかなか食欲が湧かない朝に……さらりと食べられる「臓活おかゆ」が働く女性の味方になるはず。ぜひ試してみてくださいね。