振り返って何を思う? 人生の転機となった働く女性の「大きな決断」
この春、異動や転職など、節目を迎える人もいるのでは? 新しいことを始めたくなるこの季節は、決断の時期でもあります。そこで今回は、働く女性たちがこれまでに下した、大きな決断についてアンケート! どんな決断をし、その選択について今何を思っているのでしょうか?
まずは、社会人になってから大きな決断をしたことがあるかどうかを聞いてみました。すると、「ある」と回答した人は56.7%。半数以上の人が、何らかのターニングポイントを迎えたことがあるようです。
一体どのような決断をしたのでしょうか? その中身を見てみましょう。
「芸能関係の養成学校に通い始めました。学生時代に中途半端にやっていたものの、やりきれていないと思っていたので」(23歳/事務・企画)
「もっと上を目指して自分の実力を試したかったため、独立して起業しました」(26歳/理容・美容)
「本当にやりたい仕事に語学力が必要だったので、仕事を辞めて海外留学に行く決断をしました」(25歳/未就業)
【新たなステップへ!】
「それまでの仕事は十分楽しんだと思い、もっと楽しめる仕事をしたいと思ったので、転職を決意」(27歳/接客・販売)
「『何事も挑戦しなければやりたいことが見えてこない』と考え、海外への転職を決断しました」(30歳/コールセンター)
【働く環境を見直しました】
「正社員をやめて、他の会社で契約社員になったこと。人生において、仕事よりもプライベートを優先し、キャリアダウンの決断をしました」(33歳/一般事務)
「所属部署から出たい旨を上司に伝え、異動を勝ち取りました」(24歳/社内SE)
【プライベートで迎えた転機】 「覚悟をきめて、マイホームを購入しました」(30歳/総務・人事)
「自分と子どもだけになった方が出費も少ないし、頑張れると思い離婚を決意!」(28歳/接客・販売)
「パートナーと人生設計をした結果、できると思ったので結婚、出産、それにともなう転職に踏み切りました」(32歳/事務・企画)
本当にやりたい仕事に挑戦するという一点の曇りなくポジティブなものから、前を向くために現状を変えようという決意までさまざま。その後の人生に大きく影響がありそうだからこそ、「これでいいのだろうか……」と二の足を踏んでしまいそうなものですが、今振り返ったときに、これらの決断をしたことについてどのような思いを抱いているのでしょうか?
「今振り返ったときに、その決断をしたことをどのように思いますか?」と聞いてみると、「満足している」と答えた人が61.0%、「後悔している」人はわずか4.4%という結果に。「分からない」と回答した人も3割ほどいたものの、まだその決断の行く末が見えていないから判断ができないのであろうことを考えると、ほとんどの人が満足のいく決断ができていると言えそうです。
ちなみに、後悔している人たちの多くが、「もう少しいろいろ調べてから決断をすればよかった」(38歳/総務・人事)と、情報収集の重要性を挙げていました。人生が変わるかもしれない決断には勇気がいるけれど、動かなければ何も始まらないのも事実。十分に事前の下調べをして、時には思い切って新たな第一歩を踏み出しましょう!
【アンケート調査概要】
●調査方法:転職サイト『女の転職@type』の20代~30代女性会員およびWebマガジン『Woman type』サイト読者へのWebアンケート
●調査期間:2015年2月5日~11日
●有効回答者数:284名
取材・文/萩原はるな
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