19 AUG/2014

「旦那の稼ぎだけじゃ足りない!」「私って一人ぼっち……?」――専業主婦経験ありの女性が仕事を辞めて後悔した瞬間

将来的に、「子どもを生んだら仕事を辞めて専業主婦になろうかな」と考えている人や、「育児をしながら今の仕事は続けていけないな」と感じている働く女性は少なくないかもしれません。でも、実際に仕事から離れてみると、「辞めなければよかった」と思う瞬間がやってくる可能性も。実際に、出産や育児のために専業主婦になった女性たちは、「仕事を辞めなければよかった」と後悔したことはあるのでしょうか?

Q.1 「仕事を辞めなければよかった」と思った瞬間はありましたか?

専業主婦

約65%もの女性たちが、育児や出産を機に仕事を辞めたことを後悔した経験があるようです。回答者の中には、「残業が多い職場で前と同じようには働けなくなってしまったため、仕事を辞めざるを得なかった」(よこもさん)、「産休や育休を使える雰囲気のある職場ではなく、子育てをしながら働けるような環境ではなかった」(やっちさん)など、やむを得ず仕事を辞める選択をした女性も多いようです。

また、どのような瞬間に「仕事を辞めなければよかった」と感じたのか聞いてみました。

Q.2  Q.1で「ある」と回答した方に質問です。どんな時に「仕事を辞めなければよかった」と感じましたか?(複数回答可)

金銭的な余裕が欲しいと思ったとき・・・・・63.1%
育児や家事に疲れたとき・・・・・39.4%
社会ともっと関わりたいと思ったとき・・・・・39.4%
働いている友達やワーママを見たとき・・・・・34.2%
日々の生活に飽きたとき・・・・・15.7%
孤独を感じたとき・・・・・13.2%
夫やその他の家族と喧嘩をしたとき・・・・・13.2%
専業主婦であることで、引け目を感じたとき・・・・・7.9%
子どもの手が掛からなくなったとき・・・・・7.9%
夫が病気や怪我などで働けなくなったとき・・・・・5.2%
専業主婦であることで嫌味を言われたとき・・・・・2.6%
その他・・・・・2.6%

「金銭的な余裕がほしいと思ったとき」という回答が最も多く、具体的には「夫婦仲が険悪になっても、自分に経済力が無いことを理由に離婚を我慢しなければいけなかったとき」(みょんママさん)や、「子どもや自分のために好きに使えるお金がないとき」(モモさん)のようなコメントも。また、「社会と切り離されたように感じ、ふさぎ込んでしまうことがある」(やっちさん)、「専業主婦だと、いくら家事を頑張っても報酬はないし、達成感も感じにくい。仕事をしていれば、成果を感じられる」(モルちゃんさん)などの声が挙がりました。さらに、「一度退職し、子持ちで再就職することが非常に困難なことを実感したとき」(まっかーとにーさん)、のような回答もありました。

では、「仕事を辞めなければよかった」と感じた経験のある女性は、それをきっかけに就職活動をしたのでしょうか。

Q.3  Q.1で「ある」と回答した方に質問です。「仕事を辞めなければよかった」と思ったときに、就職活動をしましたか?

専業主婦

アンケート結果を見てみると、6割近くの女性たちが、再就職に向けて活動した経験があるようです。ただ、「就職活動をした」と回答した女性の中にも、結局「就職できなかった」と回答した人が3割。子育てをしながらの就職活動には、リスクがあることもしっかり頭に入れておいた方が良さそうです。

一方で、子育てをしながらの就職活動を成功させた女性に秘訣を聞いてみると、「フルタイムだけを募集している職場であっても、熱意を持って時短勤務交渉してみるなど、働きたい気持ちを積極的に伝えるのが大事!」(くまこさん)、「子どもに何かあったとき、周囲に協力してもらえるように根回ししておけば、自分はもちろん転職先の人のことも安心させられます」(ふくひめさん)、「自分の家族と家事や育児の分担について、しっかり話し合っておくこと」(ことりさん)などのアドバイスが多数寄せられました。

出産や育児は女性にとってのビッグイベント。そうは言っても、それを理由に仕事を辞めてしまうと、その後のリスクがあることも事実。「辞めなければよかった」と後悔したり、再就職の壁にぶつかってしまう可能性も否めません。「子どもを生んでもやりがいのある仕事を続けたい」と思うなら、今の職場でそれが実現できるのかどうか、今のうちから見直してみると良いかもしれません。先輩たちの経験や意見を参考に、後悔の少ない人生を歩みましょう!

【アンケート調査概要】
●調査方法:ママ参加型サイト『ママこえ』会員(0~9歳の子どもを持つママ)へのWebアンケート
●調査期間:2014年7月25日~31日
●有効回答者数:全体114名 うち、専業主婦経験がある女性55名