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MAR/2015

ストレスで不調を招かないために! 働く女性がやらなくていい3つのこと

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ホルモンヌ
いま目指すべきはホルモンバランスの整った女
「何となく不調」と決別!ホルモンヌへの道

病気とまでは言えないけれど、健康的とも言えない……。朝起きてもやる気が起きず、慢性的な冷え症や頭痛、肩凝りに悩んでいる……。そんな、“何となく不調”に苦しめられている働く女性は多いもの。そして、その不調の根っこには、「ホルモンバランスの乱れ」が隠れていることがよくあるのです。そこでこの連載では、婦人科医・松村圭子先生が、不調改善&予防に役立つホルモンバランスのメンテナンス術を伝授! ホルモンバランスを整えて、不調知らずの“ホルモンヌ”への道を歩み出しましょう。

成城松村クリニック院長 婦人科医・日本産科婦人科学会専門医
松村圭子(まつむら・けいこ)
広島大学附属病院等の勤務を経て2010年に開業。婦人科系の不調改善、エイジングケアなどに特化した専門クリニックの院長として、日々多くの女性たちの診療を行うかたわら、テレビや雑誌等でも活躍。女性のトータルケアをサポートし、西洋医学だけでなく、漢方やサプリメント、オゾン療法、高濃度ビタミンC点滴療法なども積極的に治療に取り入れている ■成城松村クリニック:http://seijo-keikoclub.com/

前回は、睡眠の効能や、睡眠の質を高めるコツなどを紹介しました。今回は、ホルモンバランスを整えるために必要となるストレスケアに着目。健康維持のためにストレスケアが欠かせない理由や、ストレスに負けない思考方法などを提案します。

ストレスによる視床下部への影響が、
不調のスパイラルを引き起こす

ストレス
涙を流すことはストレスの解消に効果あり。時には思い切り泣いてみるのもいいかも
ストレスがたまってくると、脳の「視床下部」の働きが悪くなると言われています。視床下部は、自律神経やホルモンの働きをつかさどる司令塔。この視床下部の働きに異常が出ると、生理不順が起こったり、下痢や便秘、血行不良、冷え、不眠などの症状も同時に引き起こされます。

また、心の安定をもたらす神経伝達物質であるセロトニンは、ストレスが大の苦手。ストレスをため込んだ状態でいると、セロトニンの分泌が低下すると言われています。そうなると、うつ病のような状態になってしまったり、不安な気持が増大して不眠の症状を招いてしまうのです。

仕事をしている以上、ストレスはどうしても回避できません。それならば、うまく自分でケアしていくしかないですよね。ポイントは大きく分けて3つ。「感情を閉じ込めないこと」と、「世の中の意見に振り回されないこと」、「完璧主義にならないこと」です。

【その1】
感情を閉じ込めない

感情を素直に発散することは、ストレスをケアする上で非常に大事なことです。仕事をしていると、自分の感情をいつでも表に出していいわけではありませんから、やはりストレスはたまりやすくなります。だからと言って、あまりに理性的になりすぎるのも人間にとっては不自然な状態。健康にも悪影響を及ぼします。例えば、「大泣きした後に気分がすっきりした」という経験がある人も多いでしょう。これには、快感をもたらすエンドルフィンと呼ばれる脳内ホルモンが一役買っています。エンドルフィンは泣いている時などに増加する傾向があるので、時には感情を思いっきり解放する機会をつくってみると、ストレス解消になるでしょう。

【その2】
世の中の意見に振り回されない

世の中には、「これをすればリラックスできる!」「このストレス解消法がおすすめ」といった情報が溢れています。でも、リラックス方法は、本来人それぞれ違うものです。例えば、アロマセラピーは香りがリラックス効果を引き出すと言われていて、“ストレス解消に効果的な香り”と言われているものがあるでしょう。しかし、世の中でいいと言われているからといって自分が好きでもない香りを無理に嗅ぐのは逆効果。実際に匂いを嗅いでみてもいい香りだと感じなければ、今のあなたには必要ないものなのかもしれません。せっかくアロマを使うなら、自分が本当にほっとできる香りを探すこと。「あ、いいな」と思えるものに出会えたら、きっとそれが今のあなたに必要な香りなんだと思います。情報や知識に振り回されず、自分の心の声に従うこともストレスケアをする上では非常に大切ですよ。

【その3】
自分に厳しくし過ぎない

「こうすべき」と自分で自分を縛って無理をしていたら、心と体への負担が大きくなってしまいます。ある程度の柔軟さを持った考え方ができないと、それが足かせとなってストレスがたまっていくばかり。何事も、どこかで「まあいっか」と割り切る考え方も大事。例えば、ダイエットに一生懸命になり過ぎると、目標達成を目指すあまり、生理不順などが起こってもこれまでのダイエット方法を変えないという人もいます。ですが、いくら痩せたいからと言って健康を害してしまっては意味がありません。仕事に関しても、自分を追い込んで目標に向かっていくことも大切ですが、ある程度のところで「今日はここまで」と割り切って自分に優しくすることも必要です。

いかがでしたでしょうか? 今回まで計6回にわたり、ホルモンバランスを整えるためにやったほうがいいことややらなくていいこと、さまざまなアドバイスをしてきました。でも、その“全てをやらなくてはいけない”と考える必要はないということを念押ししておきます。完璧主義になり過ぎると、できたことよりもできなかったことに目が向いてしまい、気分が落ち込みがちに。「今日も体に悪いことしちゃった」「今日もやろうとしていたことができなかった」など、思考がネガティブになります。そうやって自分で自分のストレスを増やすことのないようにしてくださいね。

また、20代は本来的には不調に悩まずに健康的に過ごせる年代です。「不調が当たり前」なんて状態でいては、毎日の楽しみも減ってしまいますよね。自分で招いた不調は自分の生活をちょっと見直せば治せます。仕事も人生も思い切り楽しみ続けるために、心地良くやれることからやってみてはいかがでしょうか。きっと少しずつ、変化を感じられるはずですよ!

取材・文/柏木智帆

連載『ホルモンヌへの道』の過去記事一覧はこちら

>> http://woman-type.jp/wt/feature/category/hormoneをクリック

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