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NOV/2014

「今年は美味しいね」なんて言ってない? 知らなきゃ恥ずかしいボジョレー・ヌーヴォーの基礎知識

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11月の第3木曜はボジョレー・ヌーヴォーの解禁日。テレビや雑誌でも毎年特集が組まれ、すっかり日本でも定着した感もあるけれど、実はどんなワインなのか分かっていない人も多いのでは? 忘年会シーズンも近付いてきたこの季節、職場の同僚や友人との飲み会でボジョレー・ヌーヴォーについて知ったかぶりをしてしまい、周りから白い目で見られてしまっては恥ずかしい……!

そこで、ワイン・ナビゲーターの岩瀬大二さんに、“これだけはやらない方がいい”と思うボジョレー・ヌーヴォーにまつわる言動や行動について教えてもらった。

解禁日前に知っておきたい! 赤っ恥事例5つ
【1】 去年のボジョレーと比較する

ボジョレー
「そもそもボジョレー・ヌーヴォーとは、フランスのボジョレー地区でその年に作られた新酒の総称であって、さまざまな生産者がいるものなんです。

生産者が違えば、ワインの味が違うのは当然。毎年同じ生産者が作ったボジョレー・ヌーヴォーを飲み続けているという人以外、去年のものと今年のものを比較できるはずないんです」

ボジョレー・ヌーヴォーと言っても、さまざまな味わいのワインがあるもの。
そうとは知らず、一括りに 「去年よりおいしい!」と声高に言ってしまうのは、かなり恥ずかしい!

【2】 解禁日の購入にこだわる

ボジョレー
「実は、解禁日に売られているボジョレー・ヌーヴォーは、いち早く日本に運ぶために空輸されてきたもので、輸送費の分だけワインの値段が高くなっているんです。なので、解禁日から2カ月ほど経ってから売られているもので、輸送にお金が掛かっていない分低価格でも良質なワインを楽しめる可能性があります。

また、年明けになっても店頭に並んでいるものは、単に売れ残っているだけではなくお店の人が『本当にお薦めしたい』という思いで置いているものもあるんです」

「解禁日じゃなきゃ不味くなる、というわけでもないので、飲む日についてはこだわる必要は全くない」と断言する岩瀬さん。イベントを楽しむためにワインを飲むのは良いものだが、理由もないのに解禁日の購入にこだわり過ぎるのは、ちょっと痛いかも。

【3】 贅沢に飲もうとする

ボジョレー
「高級なレストランで『贅沢に飲まないとダメ!』というスタンスでいる女性をよく見掛けます。ですが、実際のところボジョレー・ヌーヴォーはカジュアルに楽しむのにふさわしいワインなんです。

味わいの特徴も、“果実っぽさ”にあり、こってりした料理よりも、醤油やみりんで味付けした和食でも合わせやすいもの。全然高級ワインって感じじゃないんですよ」

『ボジョレー・ヌーヴォー』という高級な銘柄のワインがあると思い込んでいたらご注意!
「今日はボジョレーで贅沢しましょうよ~」なんて、ワイン通の同僚を飲みに誘ったりしたら、白い目で見られてしまうかも。

【4】 フランスワイン全体を品評する

ボジョレー
「ボジョレー・ヌーヴォーの出来が良いと、『今年は当たり年だ』といって騒がれることがあります。そのせいか、ボジョレーを飲みながら、『今年のフランスの赤はなかなかね~』なんて、グラス片手に語っている人がいますが、これはしない方がいいかも。

ボジョレー・ヌーヴォーを飲んで品評できることがあるとすれば、あくまで今年のボジョレー地区のガメイ(赤ワイン用のブドウ品種の1つ)はどうなのか、という程度です」

日本においても北海道と沖縄で育つものが全く違うように、ボジョレー地区のワインだけでその年のフランスワイン全体を語ることはできないもの。誤解していると恥ずかしい!

【5】 温度や飲み方にこだわる

ボジョレー
「ちょっと良いワインを飲んだことがある経験から『このワイン、温度低めよね~。花開いてないよね~』なんて、ちょっとかっこつけて言っている人がいたら、恥ずかしいです(笑)。というのも、ボジョレー・ヌーヴォーは割と冷やした感じでも味わいはちゃんとあるタイプのワインなので。

あと、ワインを飲む時にグラスを回して香りを引き出すことがありますが、ボジョレー・ヌーヴォーは注いだ瞬間から香りが開いているものなので、わざわざそんなことする必要はありませんよ」

温度や飲み方に気を付けるのは、お高めのワインを飲む時だけでOK。ボジョレー・ヌーヴォーの飲み方にこだわり過ぎると、逆にかっこ悪い!

お酒に詳しくない人にとっては、意外と知らないことが盛りだくさんのボジョレー・ヌーヴォー。基本的な知識を踏まえた上で、“こうでなければいけない”というあらゆる思い込みを捨てて、気取らず自由に楽しむこと。それが、大人の女性のスマートなボジョレーの楽しみ方と言えそうだ。これから職場の同僚や友人たちとボジョレーを飲む予定があるという人は、岩瀬さんのアドバイスを参考に、赤っ恥をかかないようご注意を!

【お話を伺った方】
ワイン・ナビゲーター
岩瀬 大二さん
ライター、クリエイティヴ・ディレクター、MC、イベント・プランナーなどさまざまな肩書きを駆使し、縦横無尽に活躍する。また、ワイン・ナビゲーターとしても有名で、シャンパーニュ専門WEBマガジン『シュワリスタ・ラウンジ』編集長として、ワイン試飲会のレポートや今おススメしたいワインスタイルなど注目のお酒の情報を精力的に発信している。2012年には、イベントやお酒と食を結ぶ幸せなテーブルなど、新しいサービスを立ち上げるために『クリエイティブチームRD』を設立

取材・文/横川良明 イラスト/村野千草(有限会社中野商店)

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