ビジネス詩人、#lover、谷間アピール――既婚の働く女子がうんざりするSNS投稿
今回は、前回の記事に引き続き、既婚の働く女性たちのSNS事情について調査してみました。“SNS疲れ”という言葉が定着しつつありますが、既婚女子の皆さんはSNSでうんざりすることはあるのでしょうか?
【既婚女子編】
最近、SNSを見ていて「うんざり」したことはありますか?
半数以上の人が「ある」と回答。割合でみると未婚女性を対象としたアンケート結果とほぼ同じ結果となりました。未婚・既婚問わず、SNSを見て「うんざり」を感じてしまう女性は少なくないようです。それでもついつい、見てしまうんですよね……。
では、具体的にどんな時にうんざりしてしまったのでしょうか? コメントを見ていきましょう。
・「ベンチャー企業で働いている友達が、やたらと意識の高いポエムみたいな投稿をひたすらしている。仕事に没入できるのはいいなと思うけど……」(教師/29歳)
・「職場の人との飲み会風景をアップして、『お前ら最高』的な内容をやたら酔いしれた文体で投稿している人を見たとき」(クリエイティブ職/32歳)
・「毎回、職場の人や家族、友人への感謝の気持ちばかりを投稿する人。全然面白くない」(営業職/34歳)
【恋愛詩人】
・「友人に遠距離恋愛をしている人がいるのですが、毎回のように夕暮れ時の空の写真やら、外国人のモデルが自転車に乗ってるモノクロ写真やら、いやお前それどこから保存してきた!みたいな写真を『#遠距離』『#遠距離恋愛』『#lover』『#love』というタグを付けて投稿するんです。ついでにポエムも付けて。例を出すと『会いたい気持ちが、募ってく♪(何かキラキラな絵文字を適当に散らす)』とか、『miss you』とか、そんなのです。最初は特に何も思ってなかったんですけど、頻繁にそんな感じの投稿をしてくるので今では辟易しています」(クリエイティブ職/28歳)
・「【別れました】という宣言とともに、なぜか元彼との思い出の写真を動画にしてるやつ。ネタなのか本気なのか?何がしたいのか……」(経営企画/29歳)
【セレブ気取り】
・「別人と思うくらい加工を加えたセルフィーをアップし続ける女。見たくない!」(アパレル販売/30歳)
・「その日に買ったブランド物とか、化粧品とかをやたら披露してくる人。モデルでも何でもないのに……」(SE/35歳)
・「すっぴんの自撮り写真を定期的にポストする人がいるんですが、そういうのは芸能人がやるから意味があるのにと思う。普通の人のすっぴん写真を見せられても、ちょっときつい」(人事総務/30歳)
なかなか辛らつな意見が多いですね(汗)。ただ、ポエムを書きたくなってしまうくらいのめり込めるものがあるというのも、実は羨ましいことなのかも!?
また、友人たちのセレブ気取りの写真にうんざりしている人も多い様子。「え~こんなの投稿しちゃうの!?」と感じるものも多いかもしれませんが、自分のことを堂々と発信できたり、自分で自分を素直に愛せるって、いいですね(笑)。やっぱりちょっと羨ましく思える一面があるのかもしれません。
その他、下記のような回答も寄せられています。
・「セブ島かどこかで、水着姿で彼氏とキスしてる旅行写真をばんばんアップする友達がいて、ドン引きした」(一般事務/29歳)
・「ラブホのタグを付けて、半裸で寝ている彼氏の写真を投稿している人がいてこれはないわと思った」(Webデザイナー/28歳)
・「やたら谷間をアピールする写真ばかりアップする人がいます。1日に何度もタイムラインに谷間が流れます」(飲食関係/27歳)
【プロ意識を疑う】
・「知人に飲食店の店主がいるのですが『予約なしお客がドタキャンして迷惑した』『今後絶対予約は受けたくない』とか客を悪く言う内容のツイートをたくさんしていた。確かにドタキャンはないなと思うけど、実際どんな理由で来なかったかは分からない。事故にあったりしてるかも。それに、誰が見ているか分からないSNSで客の愚痴を投稿するのはプロ失格。ドタキャンしてもいいやと思われるような店をやってるだけでは?」(営業職/31歳)
・「販売職の知人が『今日来た変な客』みたいな投稿をしてたこと。会社にも迷惑だし、絶対やっちゃだめな投稿だと思う」(医療関係/30歳)
ラブホテルにタグ付けや谷間の連投など、なかなか驚かされますね(笑)。
法律に触れない範囲で何を発言するかは自由ですが、こうした投稿がきっかけとなって仕事上不利益をこうむってしまうことも無きにしもあらず! ビジネスパーソンとしては、人を不快にしない投稿を心掛けたいものですね。
【アンケート調査概要】
●調査方法:転職サイト『女の転職@type』の20代~30代女性会員へのWebアンケート
●調査期間:2016年12月13日~20日
●有効回答者数:333名
文/栗原千明(編集部)
『働く女の本音白書』の過去記事一覧はこちら
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