03
MAR/2017

おっぱいにしこりや痛み……女性をドキッとさせる乳腺症とは

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最近、女優の真矢ミキさんがレギュラー出演する情報番組のなかで「乳腺症」であることを明かし、話題になりました。その名称からおっぱいに関係する病気であることは想像できますが、一体何が原因で、どんな症状が現れるのでしょうか?女性のカラダと密接にかかわる病気のひとつ、乳腺症について探ってみましょう!

乳腺症ってどんな病気?

乳腺

乳腺症とは、乳房の内側にある乳腺が加齢とともに変化し、はりやしこり、痛みなどが生じる「おっぱいの老化現象」を指します。したがって、一般的な病気のように治療を要するものではありませんが、乳房に異変が生じること自体、女性にとってはゆゆしき事態。乳房の異常を訴えて医療機関を訪れる人のなかで、最も多くみられるものです。

原因は、女性ホルモンのひとつであるエストロゲン(卵胞ホルモン)の過剰分泌と生理周期に関係があるといわれています。エストロゲンは妊娠準備のために周期的に機能するホルモンで、乳腺に対しては増殖や拡張を促して母乳をつくる手助けをします。しかし妊娠していない場合は、エストロゲンの分泌量が減り、妊娠準備は一旦解除へ。つまり、不要になった子宮内膜を排出する生理が始まり、乳腺も元の状態に戻ります。

このような準備とリセットを毎月、何年間も繰り返すうちにエストロゲンの分泌バランスが崩れ、乳腺が元の状態に戻りにくくなったり、強く変化が起きる場所ができたりして、さまざまな症状を引き起こすと考えられています。発症率の高い30〜40歳代のなかでも、出産・授乳経験のない人、ストレスや脂肪摂取量が多い人はかかりやすい傾向にあります。

乳腺症の症状はさまざま

乳腺症の症状は一般的に、生理前に強くなり、生理開始とともに弱まります。おもな症状として次のようなものが挙げられます。

・乳房がはる
・乳腺が痛む
・乳房の両側または片方にしこりができる ※大小さまざま、複数できることも
・乳頭から乳汁様の分泌液が出る

このなかでも「しこり」は、乳がんの兆候と似ていて、大変気がかりですよね。しかし、生理を境に小さくなるものや、触った時に周囲との境界がわかりにくく押しても動かないものは、乳腺症によるしこりである可能性が高く、慌てる必要はないようです。反対に、だんだん大きくなったり、しこりが硬くなったりするようなら病院で検査を受けることをおすすめします。

乳腺症と診断されたら

乳腺症は老化現象の一種なので本来は治療を要しませんが、症状が重い場合は、エストロゲンの過剰分泌を抑える抗エストロゲン薬や男性ホルモンの働きをする薬、鎮痛薬などが処方されることもあります。一方、薬に頼るだけでなく、次のような生活改善によって症状が緩和することも。予防にも有効とされているので、特に症状がない方もぜひ実践してみてください。

●脂肪の多い食事を控える
脂肪の摂取は、エストロゲンを増加させるといわれています。肉料理や揚げ物など脂肪分を多く含む食事はなるべく控え、バランスのとれた食生活を心がけましょう。

●カフェインの摂取を控える
カフェインもエストロゲン増加の引き金と考えられているので、コーヒーなどカフェインを含む食品の摂り過ぎに注意しましょう。

●ヨードを含む食品を食べる
海藻類に多く含まれるヨードには、エストロゲンの減少を促し、乳腺症の改善効果があるといわれています。ひじきやわかめ、昆布などヨードを多く含む海藻類の摂取を心がけて。

●ストレスをためない
ストレスを受けるとエストロゲンが過剰に分泌されやすくなります。なるべくストレスを避け、リラックスできる時間を持つようにしましょう。

●規則正しい生活をする
不規則な生活はホルモンバランスを崩すもと。規則正しい生活を心がけ、適度な運動も習慣づけたいものです。
乳腺症らしき症状が出たからといって深刻に捉える必要はありませんが、もしかすると乳がんなどの重大な病が隠れているかもしれません。早く異変に気づけるように日頃からセルフチェックを行い、年に一度の乳がん検診もお忘れなく!

※こちらの記事は、『ルナルナ』に掲載された記事を転載しております。
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