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OCT/2017

【原因はストレス?】頭痛で吐き気・めまいを感じたときの対処法「頭蓋骨マッサージ」

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日本人の多くが悩んでいる「頭痛」。日本頭痛学会によると、片頭痛を持っている人は人口の5~10%、緊張型頭痛は人口の約20%であると報告されています。一方で、適切な治療を行っている人は多くないのが現状です。仕事中に頭が痛くなったら鎮痛剤をさっと飲んでやり過ごすという女性も多いのではないでしょうか。

そこで、ズキズキつらい毎日の頭痛をどうしたら起こらないように予防できるのか、2人の専門家に聞いてみました。

まずは頭痛の原因を理解しよう

頭蓋骨マッサージ

神経内科医師の内野勝行さんによれば、「慢性的な頭痛に悩まされている日本人は3~4人に1人」。その中のほとんどは、「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」の3つに分類されるといいます。

緊張型頭痛
特徴:年齢や性別に関係なく発症し、頭の周りが締め付けられるような鈍い痛みに襲われる
原因:頭から背中にかけての筋肉が緊張することによって起こる。姿勢の悪さだけでなく、精神的なストレスからも起こる

片頭痛
特徴:20~40代の女性に多い。頭の片側、もしくは両側がズキズキ痛み、光や音、匂いなどに敏感になる。吐き気が出ることもある
原因:大きなストレスから解放されたときに起きやすい。寝過ぎや寝不足、疲労、女性ホルモンの分泌量の変化、急激な気候や気圧の変化などが原因で起こる

群発頭痛
特徴:かつては20~30代の男性に多いといわれていたが、最近では広く女性にも見られるようになった。季節の変わり目に1~2カ月間群発的に起こり、片方の目の奥をえぐられるような痛みを感じる
原因:内頚動脈が広がり、その周辺に炎症が起きて痛みが発生する。喫煙や飲酒、気圧の変化、ストレスなども起こるきかっけになる

頭痛を遠ざけるにはストレス解消が欠かせない

頭痛が毎日起こることで、それがさらにストレスとなって頭痛を引き起こす……そんな悪循環に陥ってしまう女性も多いのだとか。

「現代人の体の中で最もよく働き、疲労し、こっているのにあまり意識してもらえず、ケアしてもらえないのが頭です」そう語るのは、六本木・寺林治療院院長の寺林陽介さん。「頭のこり」をほぐすと、ストレス解消や脳の血行促進につながり頭痛予防につながると話します。

【頭のこりをチェックしてみよう】
・頭皮を指で押したとき頭皮が硬く、動かない
・頭皮を2本の指でうまくつまむことができない。痛みを感じる
・額の髪の生え際を押したとき、へこみが戻りにくく指のあとが残る

当てはまる項目が多い人は要注意!
頭がこっていて、頭痛を起こしやすくなっています。

「ストレスや疲れがたまると頭皮の色が黄色っぽくなる兆候が出ます。また、赤みがかっている場合は血液の流れが悪くなっている可能性が。さらに、頭皮がぶよぶよしていると感じるようであれば、リンパがよく流れていない恐れがあります」(寺林さん)

頭の状態を日頃からよくチェックして、ケアするように心掛けてみよう。

1日3分でできる「頭蓋骨マッサージ」

慢性的な頭痛を引き起こす頭のこり。毎日のちょっとしたケアで、改善できる見込みがあります。寺林先生がオススメするのは「頭蓋骨マッサージ」という方法。1日たった3分、スキマ時間を活用してすぐに試せます。

頭蓋骨マッサージ
①両手の指の第2関節をまげて、薬指と小指の第2関節を耳の上にぐっと押し当てる。そして耳の上を3段階にわけてぐりぐりと上下に細かく手を動かしてマッサージする。1段階につき、10数えるくらいの長さを目安に
頭蓋骨マッサージ
②両手を軽く広げて、小指球(手のひらの小指の付け根の盛り上がっている箇所)をこめかみの下あたりにぐっと押し当て、ぐるぐると後ろ回しで10回マッサージする。その後、両手をこめかみのくぼみあたりにあて、10回マッサージする
頭蓋骨マッサージ
③両手でこぶしをつくり、小指の第3関節を後頭部の耳の下、頭蓋骨の下の端あたりにぐっと押し当てる。そして頭蓋骨の下ラインに沿って手で中心部へ移動させながら4段階に分けてマッサージする。1段階につき10数えるくらいの長さを目安に
頭蓋骨マッサージ
④目を閉じて両方の手のひらを側頭部の耳の上あたりにあてる。そのままじわっと手のぬくもりを感じながら、ゆっくり30を数え、最後に大きく深呼吸して手を離す。手が冷たい、なかなか温まらないと感じた人は手を10~20回すばやくこすって手を温めてから行うこと

「ポイントは、頭皮の表面だけでなく奥までしっかりもみほぐすこと。頭蓋骨をもむイメージでしっかり力を入れてマッサージしてみてください」と寺林さん。

頭蓋骨には重要な筋肉が多いため、頭にこりがあると頭痛に限らず、肩こり、首痛、睡眠障害、眼精疲労、不安障害などの原因になるとも言われています。毎日のワークライフを充実させるためにも、こうした不調を起こさないよう心身のケアに注意したいですね。


【お話を伺った方】
内野勝行先生
帝京大学医学部医学科卒業。都内病院の神経内科外来や千葉県の療養型病院副院長を経て現在、金町脳神経内科・耳鼻咽喉科院長、帝京大学医学部附属病院神経内科非常勤医。日本内科学会認定医。厚生労働省認定認知症サポート医。日本体育協会公認スポーツドクター。日本神経学会会員。専門は脳神経内科だが、鍼灸や漢方と言った東洋医学も取り入れ、患者さんの体全体の調和がとれるようアドバイスを行っている

寺林陽介さん

六本木・寺林治療院院長。1996年にあんまマッサージ指圧師、鍼師灸師の国家資格を取得し、父の治療院で本格的に修行を開始。24歳のときから一人で治療院を運営し、現在に至る。2008年には南青山でも完全紹介制・完全予約制の治療院を開設し、14年4月、東京都港区六本木に移転。患者に心から満足してもらえる治療院を追及している。どこに行ってもらくにならなかったという患者ほど違いを実感する「疲れとりマッサージ」を行い、多くの著名人から評判を得ている。著書に『疲れをとりたきゃ腎臓をもみなさい』(アスコム刊)は25万部のベストセラーになり、テレビ、雑誌など多数のメディアで注目を集めた

取材・文/栗原千明(編集部)

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