19
DEC/2017

その残業、本当に必要? 「残業代で稼いでる」居残り女の末路【連載:高山一恵さん】

タグ:

高山一恵
~お金との付き合い方で人生は激変する~
「○○な女」の末路

どう稼ぐ? どう使う? どう貯める?……お金にまつわる選択で、今後の女性の人生がどう変わるのか、女性に人気のFP高山一恵さんに教えてもらいます。生涯お金に困らない人生を歩んでいくために、想定される未来を知り、今からできるリスク回避を!

ファイナンシャルプランナー(CFP®認定者・1級FP技能士)
マネーマネジメントコーチ、DCプランナー
高山 一恵(たかやま・かずえ)
1974年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。2005年に女性向けFPオフィス、株式会社エフピーウーマンの設立に参画し、10年間取締役を務め、退任。その後、2015年に株式会社Money&Youの取締役へ就任。女性FPと女性をつなぐマッチングサイト「FP Cafe」の事業に注力。また、全国で講演活動・執筆活動、相談業務を行い、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。明るく、親しみやすい性格を活かした解説や講演には定評がある。著書に『35歳までにはぜったい知っておきたい お金のきほん』(アスペクト)など多数

本当は定時で帰れるのに、残業代を稼ぎたいばかりに、無駄に会社に残って仕事をしているという人、皆さんの周りにもいるのではないでしょうか。お給料が右肩で上がらない中、残業して少しでも収入を増やしたいという気持ちもわからなくもないですが、これからは働き方の改革が進でいくので、残業代を当てにして家計を考えていると、生活が立ち行かなくなってしれないので注意が必要です。

意外に多い、「残業代ありき」で働く人たち

残業代

お給料が右肩上がりに伸びていかない中、毎月残業代を当てにして生活しているという人は多いのではなでしょうか。特に女性は男性に比べてお給料が低い傾向にあり、私のお客さまの中にも毎月残業して家計の足しにしているという人が少なからずいます。

本来、仕事は、業務時間内でやるのが基本ですが、どうしても業務時間内では終わらず、やむを得ない場合に残業するということはあるでしょう。でも、本来は残業の必要がないのに生活のために残業をするというスタンスが習慣化してしまっていると、これから生活が苦しくなってしまう可能性大です。

というのも、「働き方改革による残業禁止」や「残業代ゼロ法案」などにより、制度的に残業できる環境がなくなっていく傾向にあるからです。

日本人は、昔から「ワーカホリック」と言われているほど、働きすぎの傾向にあり、最近では、労働時間の長さを是正し、「ワーク・ライフ・バランス」を実現するべく、さまざまな改革が試みられています。

例えば、政府が推進する「働き方改革」。安倍内閣では、一人一人の意思や能力、そして個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方ができる仕組みをつくり、それにより、一人ひとりが「ワーク・ライフ・バランス」を実現できる社会を目指しています。その働き方改革の一環で、「罰則付き時間外労働の上限規制」を盛り込んだ法改定が進められます。簡単にいうと、残業できる時間に上限を設け、その上限を超えた場合には、罰が与えられるというもの。現在、多くの企業で、「ノー残業デー」や「リフレッシュデー」を設け、社員に残業をしないように推進しています。

また、まだ法案は通っていませんが、高年収の専門職の人にとっては気になる「残業ゼロ法案」。正式名称は「高度プロフェッショナル制度」といい、年収1075万円以上の高度な専門職についている人は、残業の支払い対象から外すという法案です。これは、時間ではなく成果で評価するという仕組みを導入するという狙いがあるようです。

残業代ありきの家計設計をしてはいけない

残業代

このように、世の中の流れが残業削減の方向にいっている以上、残業を当てにした生活を送っていると、いざ、残業ができず、残業代がもらえなくなったときに生活が苦しくなってしまいます。

また、出世して管理職になると、基本給が上がる代わりに残業代がつかなくなるので、結果的に全体の収入が減るという傾向にあります。ですから、残業代を計算に入れない手取り収入で家計を管理するように、今から修正する必要があります。できれば、残業代は別口座にプールしておき、貯金や投資する、冠婚葬祭などの臨時出費や余暇代にあてるなどするとよいでしょう。

仕事で成果が出せるよう自己投資を!

「残業代ゼロ法案」は、高年収の高度な専門職の人が対象ですが、これからは、一般の人でも、時間から成果へと評価が変わってくると思います。

極端な話、1日3時間、4時間しか働かなくても仕事で成果をだせば、それなりのお給料がもらえる可能性があるということです。

仕事で成果を出せるようにするためには、本を読んだり、セミナーに行ったり、人脈をつくったり、体を鍛えたりと、自分自身に投資して、自分の能力、価値を高めていくことが必要です。

また、残業ができなくなっていく代わりに、副業は認められる方向になっています。自分の能力が磨かれれば、空いた時間で副業し、収入を得ることも十分に可能です。

昔の常識は今の非常識といわれるくらい、昔と今を比べると、働く環境は大きく様変わりをし、今後ますますその傾向は顕著になるでしょう。目先のお金も大切ですが、無駄な残業をせずにその分、自己投資に時間もお金も使った方が長い目で見ればリターンは大きくなるはず。

現状を把握しつつ、今自分がやるべきことを考えましょう。

>>今後のマネープランの参考に!
「あなたにぴったりの年収はいくら?」診断テストでチェックする


『FP Cafe』

『FP Cafe』は、一生涯の「お金の相談パートナー」が見つかるFPと女性をつなぐマッチングサイト。たくさんの女性FPが登録しているからこそ、自分にぴったりなFPを探すことができます。また、『FP Cafe』内のサービスは完全無料・匿名で利用可能。女性の人生の変化や転機に強い、「ハッピーマネープラン」をサポートしています

連載『「○○な女」の末路』の過去記事一覧はこちら

>> http://woman-type.jp/wt/feature/category/oowomanをクリック

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Woman typeの最新情報をお届けします

あなたにオススメの記事

「貯金ほぼなし。リッチ男子と結婚して専業主婦になりたい」アラ...
ファイナンシャルプランナー高山一恵さんが、「貯金ほぼなし。リッチ男子と結婚して専業主婦になりたい」アラサー女の末路を解説...

「33歳独身で、郊外に新築マンションを買った」女の末路【連載...
女性のお一人さまがマンションを買う場合、いくつもの罠が潜んでいるのぞご存知でしょうか……!?郊外に新築マンションを買った...

「ワークライフアンバランスでいいじゃない」OECD東京センタ...
私たちを本当に幸せにしてくれる「ワークライフバランス」とは? 今、本当に推進すべき「働き方改革」って何? 世界の労働市場...

会議なし、資料なし、会社に来る必要なし!/カルビー松本会長「...
2016年12月12日(月)、東京・有楽町マリオンにて、朝日新聞社主催の『CHANGE Working Style シン...

あなたにオススメの企業

オススメ求人特集

育児と両立可能な会社

賞与・インセンティブ充実!働くならしっかり稼ぎたい

やっぱり欲しい安定感! 大手・上場企業で働こう

グローバルな環境で働く!外資系企業&語学を活かせる仕事

長期休暇、社宅、社食など!嬉しい福利厚生のある会社