大学を卒業して憧れだった航空会社に入社。空港カウンターでのチェックインや案内などの業務を担当するグランドスタッフとして働いていました。
しかし、入社して間もなくコロナ禍となり、人と人の接触を減らしていくことが必要となりました。私が業務の中で一番好きだったチェックイン業務など、お客様と直接コミュニケーションを取る仕事はどんどん機械化されてしまったんです。「この業界で長く働いていけるのかな」と不安になり、転職を考えるようになりました。

次にどんな仕事をしようかと考えたとき、真っ先に思い浮かんだのがIT業界でした。実は就職活動のときにもIT業界に興味をもっていたんです。IT技術はさまざまな業界で活用されているので、専門知識やスキルを身につけたら長く働けるのではないかと思っていたからです。そして、周囲にIT業界で働く友人が多かったことも後押しになり、「未経験でも採用してくれるIT系の企業に転職しよう！」と決めました。

現在は、『Salesforce（セールスフォース）』という営業支援を行うクラウドサービスの運用業務をしています。サービスを利用している医療系企業様の運用に関する問い合わせに対応し、改善策を提案して変更作業を行います。ワークスタイルはリモートワークが中心です。出社日数の決まりはないので、私の場合は週に2〜3回自宅で働いて、集中力を高めたいなというときに出社しています。

仕事でやりがいを感じるのは、自分の仕事が誰かの役に立てたと感じられたときですね。お客様から「承認作業をもう少し簡単にできるようにしたい」などの相談を受け、業務の効率化や自動化ができて喜んでもらえたときにやりがいを感じます。まったくの未経験だった私が、1年もせずにお客様の役に立っていることを実感すると、挑戦してよかったなと思います。

ほかには、自分の強みである英語を業務に生かせることもうれしいです。Salesforceは海外製品で年に何度かアップデートがあり、新しい機能がリリースされます。日本語より英語の参考文献のほうが豊富なので、英語で検索して得られた情報をチームのメンバーにフィードバックするようにしています。

今後やってみたいことは、開発を学んでSalesforceの運用だけでなくカスタマイズ開発もできるようになること。会社にはIT業界で活用できる資格のトレーニングが豊富にあるので、スキルアップも目指せるのがありがたいですね。