企画営業からインテリアコーディネーターへ
小学校時代から建築物に興味を持ち、高校生のときにはすでにインテリアコーディネーターを志していたという石井あずささん。3度の転職でその夢を叶えた石井さんは、現在、幅広い不動産事業を手がけるノエルで活躍している。
石井さんは1992年に、住宅リフォーム会社へ入社。キッチンプランナーとして水回り中心のリフォームを担当した。仕事をしながらインテリアコーディネーターと2級建築士の資格を取得し、その後、2000年に店舗リフォーム会社へ転職。ここで企画営業から店舗設計までを1年半経験し、仕事の幅を大きく広げたことが自信にもつながり、さらなるステップアップを望むようになった。
そこで石井さんは店舗リフォーム会社を退職。夫の会社を手伝う一方で、フリーランスのインテリアコーディネーターとして活動を始めた。
「会社の所属や業務内容に縛られず、インテリアコーディネーターの仕事のみに専念したかったから」と石井さん。さまざまな企業から単発のインテリアコーディネートの仕事を請けることは、専門性を磨く上で貴重な経験となった。そんなとき、戸建やマンションを購入した顧客へ、インテリアのアドバイスを行う仕事をノエルから請けることに。
「ノエルは事業内容が幅広く、社員に多くのチャンスをくれる会社という印象でした。ここでなら、インテリアコーディネーターに軸足を置いた上で、さらに仕事の幅を広げていけるのではと感じ、正社員で働きたいと願い出たんです」
こうして05年1月にノエルの正社員となった石井さんは、現在、物件リフォームの際のデザイン提案など、インテリアコーディネートのみならず建物全体のプロデュースまでを担当している。
「インテリアの専門知識を媒介に、人と人とをコーディネートすることが私の仕事だと思っています。インテリアに関する提案をすることで、たとえばお客様のご家族同士、お客様と当社、そして社内のいろいろな部門との橋渡しをして、新しい関係や企画を生み出していけたら最高ですよね」