転職してどうなった?女の転職実例カタログ

転職のポイント

自分らしいワークライフバランスを実現

顔写真

原田 真貴子さん

株式会社バリューテクノロジー
技術部 SE

profile

大学卒業後、大手システム開発会社へ入社し、6年間勤務。プログラマーからスタートしSEとなる。2001年に退職後、派遣を経て現職へ転職。出産後、会社プラス在宅勤務の形態に

客先常駐SEから在宅勤務SEへ

仕事も子育てもあきらめたくない。原田真貴子さんもそんな思いを抱く一人だった。現在、彼女はフレックス勤務と在宅勤務を組み合わせた就業形態を実現し、深夜作業も多いSEの仕事を出産後も続けている。これを可能にしたのは、会社の協力はもちろん、周囲に迷惑をかけないよう気遣う原田さんの努力と、何よりこれまでに彼女が培ってきた実績があってこそだ。

原田さんが新卒で就職したのは、大手システム開発会社。プログラマーからSEへと順調に進み、入社4年目に結婚後も、仕事にやりがいを感じていた彼女は勤務を続けた。さらに経験を積み、大規模プロジェクトへの参加が増えてくると一層多忙になり、深夜まで働く毎日が続くように。

「男女差がなく働け、新しい技術を調べながら難しい課題に取り組めるSEの仕事は大好きでしたが、結婚して、家庭と仕事に割く時間のバランスを変えたくなってきたんです」

そこで原田さんは7年目で会社を退社し、時間が自由になりそうな派遣会社に登録。しかし経験の豊富さが仇となり、ここでも忙しい日々を送ることに……。

そんなとき、かつての上司がバリューテクノロジーを立ち上げ、「うちで働かないか?」と声をかけてくれた。原田さんの望むワークライフバランスにも深い理解を示してくれたことから、彼女は転職を決意する。伸び伸びと働けるようになった原田さんは翌年出産。1年間の育休を経て復帰後、現在は産官学が一体となったプロジェクトで新システムの開発に携わっている。

朝は子供を保育園に送って10時に出勤。16時に退社後、保育園へお迎え。そして自宅に戻り、子供が眠る22時頃まで家事に専念。その後、自宅のPCでメールチェックや日中の仕事の続きに入り、忙しいときは深夜まで作業を行う。

「復職後、この勤務形態に落ち着くまでは試行錯誤の繰り返しでしたが、会社が柔軟に対応してくれたので感謝しています。夜、仕事をしていても、手を休めればすぐにすやすや眠る子供の顔が見られる。そんな毎日がとても幸せですね」