転職してどうなった?女の転職実例カタログ

転職のポイント

ピラティスの魅力を広めたい!

顔写真

建部 弥恵さん

ボディ アーツ アンド サイエンス インターナショナル
日本支部 チーフ ピラティス インストラクター

profile

日本で短大卒業後、アメリカの短大と大学で計6年間学ぶ。ジムのトレーナーとして就職するが、その後、IT企業に転職。アメリカでピラティスの資格取得後、今年4月より現職

仕事探しひと工夫は?

ピラティスの魅力にはまった後も、情報収集をして単なる流行りものか、将来性があるものかを自分なりにリサーチ

米IT企業の通訳・翻訳業務からピラティスのインストラクターへ

ここ数年、日本の女性たちの間でも人気が高まっているピラティス。建部弥恵さんは本場アメリカでインストラクターの資格を取得し、今年4月から日本のスタジオで指導を行っている。

22歳でアメリカの大学に入学し、キネシオロジー(運動機能学)を学んだ建部さん。卒業後はアメリカのフィットネスジムでトレーナーの仕事に就いたが、その後一般企業へ転職した。

「アメリカのフィットネス業界は、日本より30年くらい進んでいます。アメリカで学位を取っても、『日本人は遅れている』というイメージを持たれ、なかなか自分の顧客を増やせず、一度は諦めたんです」

そんなとき、建部さんに偶然の出会いが訪れる。

「アメリカでもピラティス界のリーダー的存在である『ボディ アーツ アンド サイエンス インターナショナル(BASI)』代表のラエルに直接会う機会があって。彼が語るピラティスの理論の正しさや熱意に触れ、私もピラティスに魅了されてしまったんです」

ハリウッドのセレブなどが実践したこともあり、アメリカ、ヨーロッパでピラティスの人気は急上昇していた。またアメリカでは、メジャーリーガーなどの多くのアスリートが実践し始めており、医療機関でもリハビリの一環として取り入れられていることを知る。ピラティスのニーズは今後も広まると確信した建部さんは、BASIの日本支部設立の話を聞いて、すぐにチャレンジすることを決めた。

「日本がフィットネスの分野で遅れているのなら、最先端の場所で学んだことを自分が伝えるべきだと思い、帰国を決意したんです」

現在は一般のレッスン生に加え、養成コースで指導者となる人材の育成にも力を入れている建部さん。「正しいピラティスを日本でも広めたい」と意欲的だ。