転職してどうなった?女の転職実例カタログ

転職のポイント

第2新卒採用でキャリアアップ

顔写真

畑山 幸子さん

レノア・ジャパン株式会社
営業マネージャー東日本担当

profile

大学卒業後、接客のアルバイトを半年経験した後、2004年10月に第2新卒としてレノア・ジャパンに入社。06年に東日本担当の営業マネージャーに就任。07年9月に出産予定

結婚・出産後も働き続けて収入を得ていく意義は?

「家族ができ、独身時代よりも将来設計を考えるように。自分のキャリアプランも明確になりました」

前例がなくても働き方を会社と一緒に考えていく

『RAFRA』などの自社ブランド化粧品を企画・開発しているレノア・ジャパンに、第2新卒として2004年に入社した畑山幸子さん。現在は、東日本で取引のあるすべての店舗担当の営業マネージャーとして活躍中だ。すでに結婚し、9月には出産を控えている。

「体調は良いので、いまも営業の仕事を続けています。ただ社長に、『遅くても7時までに退社しなさい』と言われたこともあり、残業はしなくなりましたね」  『女性をHappyにする会社でありたい』という理念を掲げ、顧客だけでなく、社員一人ひとりが働きやすい会社を目指しているという同社。現在、3名の女性が育児休暇を取得しており、もうすぐ復帰第1号が出るという。まだ仕事と子育てを両立しているという前例はないが、「まったく不安はない」と畑山さん。

「日頃から『こうしたい』と思ったことがあれば直接社長に相談できます。もし、家庭と仕事の両立が難しいと思ったら、どのような働き方だったらできるのかを考え、他社事例を見たり、国の制度を調べてみたり。それを踏まえて社長に相談すれば聞き入れてもらえる環境があるんです。実際、育児休暇中の先輩が、復帰後の働き方を社長に提案しているみたいで。会社に何かしてもらおうと依存する社員がいないんですよね」

このような職場環境があるからこそ、「結婚や出産で仕事を辞めようという選択肢はまったくなかった」という畑山さん。出産後も、「何かをやり遂げたという実感が持てるまで仕事を続けたい」と意気込みは十分。

「家族ができてからは、皆が幸せに生きていくためにも、しっかりと将来設計をするようになりました。そこにはもちろん、収入のこともあります。でも働き続けるのはそれだけではありません。やりがいを持って生き生きと働いていたほうが、夫や子どもにも良い影響を与えられると思うんです」