女性が働きやすい環境作りのパイオニアに
首都圏の働くOLを対象にしたフリーマガジン『クーポンランド』を発行するサイファ。5年前に事業がスタートした当初から同社に勤務し、財務、人事をはじめ、体制作りに必要なあらゆる業務に携わってきたのが江澤千佳子さんだ。
設立当初と比べて、女性の比率が高まってきたという同社ではいま、「女性が働きやすい環境作り」が課題に挙がっているのだそう。そこで江澤さんが立ち上げたのが、『クーポンランド・レディース(CLL)委員会』という女性社員のためのプロジェクト。ワークライフバランス実現のため、女性社員1人当たり年間で5万円程度、クーポンランドに掲載されている飲食店やエステで実際にサービスを満喫できたり、キャリアアップのためにセミナーに参加したり、年に2回、懇親会を開いて女性社員が交流できる場を設けている。
「まだ80名ほどの会社ですし、制度が整っているとは言い難い。でも、個々人と話をしながら模索し合うことはできると思うんです。それだけのことができる風通しの良さも当社の自慢です」 江澤さん自身もワーキングマザー。仕事の忙しさがピークに達し、これ以上家庭との両立は無理だと思ったとき、上司の励ましによって視点を変え、業務や目標を明確にし、限られた時間のなかで最大限のパフォーマンスが上がるよう、心がけるようになったという。
前職まで、働くことはお金を稼ぐことと同義だったという江澤さん。サイファに転職してから、仕事をすることは、自分の成長を感じながら楽しむことなのだと気づいたと話す。 「だからこそ、自分の選んだこの会社で長く働き続けたい。そのためには受け身ではなく、やりたいことを口に出すことも大切だと思っています」