もっと丁寧な接客がしたい― 伝統ある料亭に転職し想いを叶えた
飲食事業や婚礼事業を展開する八芳園グループの長谷観光。同社が経営する『つきじ治作』は、伝統ある水たきと懐石料理の料亭で、週末には婚礼が盛んに行われている。千田香織さんは、同社に2007年11月に入社。現在はウエディングプランナーを目指し、まずは接客係として現場での経験を積んでいる。
そんな千田さんの前職は、CDやDVDを扱うレンタルショップの接客スタッフ。「業務範囲が限られており、将来的に成長は望めない」と考え、転職に踏み切ったのだそう。
「1日に何百人ものお客さまと数分接するより、少数のお客さまと長い時間接し、親身になってできる接客がしたいと思ったんです。さっそく、情報収集のために転職情報誌を何冊か購入したところ、興味を持ったのがウエディングプランナーの仕事でした」
そんな千田さんが長谷観光と出会ったのは、何号か定期的に購読していた『ウーマンtype』の求人広告。”和”のウエディングに強く惹かれた。
「母親が大の着物好き。その影響で、私も茶道や書道を習うなど、日本の伝統に興味があったんです。着付けもいつか自分でできるようになりたいと考えていました」
面接では、仕事内容の詳細や会社の雰囲気などをしっかり聞くことができた。また、ウエディングプランナーになる前にしばらく料亭の接客業務を担当するとも聞いたが、「未経験だからこそ、一から学べた方が成長につながる」と前向きに受け止められた。
「面接後すぐに採用の連絡が来た時はうれしかったです。でも、転職活動を始めて最初に受けた企業だったので、ほかも見なくていいのか不安でした。それを素直にお話ししたところ、『気が済むまでやってみたら』と言っていただいて。最終的に100%納得して転職することができました」
千田さんは入社後すぐに先輩から着付けや礼儀作法を習得。現在は少人数の会席を1日1組任されて、部屋の準備はもちろん、3時間に渡る接客を丁寧にこなしている。そして、土日は披露宴の手伝いだ。今後目指すのは、もちろんウエディングプランナーだが、「その前に、もっと大人数のお席を責任持ってできるようになりたいです」と笑顔で語ってくれた。