ファッションジャーナリスト「宮田理江」のFASHIONTOPICS(ファッショントピックス)

ブラジル発「オスクレン」の口コミ大ヒット「エコバッグ」とは?


(c)OSKLEN
エコとファッションの結び付きは年々強まるばかり。エコバッグは多くのブランドから登場している、その代名詞的存在です。数あるブランド系エコバッグの中でも、口コミから広がって大ヒットしたのが、こちらのブラジル・リオデジャネイロ発のブランド「OSKLEN(オスクレン)」のトートバッグです。

ファッション業界ではブランド知名度が高く、ニューラグジュアリーのポジションにある「オスクレン」ですが、あらためて簡単にブランドをご紹介しましょう。

「オスクレン」は、20年以上の歴史を持つブランドです。デザイナーは医大出身という異色のキャリアを持つオスカル・メツァヴァド氏。医学を修めた後、モード界に転じました。人間の体の構造を医学的に知り尽くしているので、骨格・体型にふさわしい服が作れるのです。デザイナー自身がスポーツやアウトドアを好きという事もあって、そこにストリート感覚を融合させたテイストミックスもブランドの持ち味になっています。

地球の酸素供給基地、アマゾンを抱えるブラジル出身だけに、メツァヴァド氏はエコ活動にも前向きです。WWF(世界自然保護基金)とコラボレートして、アマゾンの自然を保護する活動に売り上げの一部を寄付するチャリティー活動を続けています。このチャリティーラインは「イブリゲード(e-brigade)」。「earth(地球)」「environment(環境)」「energy(エネルギー)」「education(教育)」「empowerment(力を与える、権限をもたせる」)という5つの「e」を重んじるメッセージが込められています。

この「イブリゲード」ラインから誕生したのが、「オスクレン定番エコバッグ」です。プレス担当の皆川愛子さんによると、もともとは「オスクレン」のショップオープンの際、メディア関係者にノベルティグッズとして配ったのが始まり。このエコバッグの出来があまりに素晴らしく、ファッション業界人やモデルの間に口コミで広がり、「私も欲しい」という要望が多くなってきたことから、一般向けに商品化されたそうです。本物を知るプロやファッショニスタに認められたバッグと言っていいでしょう。たっぷりめのサイズや、ナチュラルな素材感、「United Kingdom of Ipanema」のプリント文字などが独特のたたずまいを生んでいます。

バッグに描かれた文字の「United Kingdom of Ipanema」とは、直訳すれば「イパネマ連合王国」という意味。「イパネマ」はリオの有名な海岸。王国ではなく、ブラジルの一部ですが、近代的な都市の中にビーチやスラム街などが混在する複合した街を、「連合王国」と見なしてこう呼んでいるそうです。

今回の新作では、春を感じさせる色の「ピンク」と「グリーン」が登場しました。こちらはオーガニックコットン100%。定番の白地に黒文字のタイプは、植物の根っこで作った「ルナ・エコ・ジュータ」という素材を使用しています。この素材は廃棄しても、2年足らずで土に還るそうです。

逆に、黒地に白抜き文字バージョンも登場。こちらの素材はリサイクルコットン100%です。「オスクレン」の表参道ヒルズ移転オープンを記念した特製バッグが定番に仲間入りしました。

39cmと広口で荷物がざっくり入る上、軽くて持ちやすい。ちゃんと持ち手部分が絞ってあるから、手になじむし、ユニセックスなデザインは今年のトレンドにぴったり。普段使いからちょっとした旅行まで幅広く使えて、ヘビロテしたくなるユーティリティーなエコバッグです。(文・宮田理江)

NEW COLOR PINK、GREEN SIZE:W39.0cm-H37.0cm-D15.5cm 持ち手40.0cm/値段:\8,295 (本体価格\7,900)/素材:オーガニックコットン100%

SIZE:W39.0cm-H37.0cm-D15.5cm 持ち手40.0cm / 素材:リサイクルコットン100% 値段:\12,600 (本体価格\12,000)

【問い合わせ先】
OSKLEN(オスクレン) 表参道店
東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ 本館B1F
TEL : 03-5410-5012
http://www.hpfrance.com/Shop/Brand/OSKLEN.html


plofile宮田理江
ファッションジャーナリスト。複数のファッションブランドの販売員としてキャリアを積んだ後、バイヤー、プレスも経験。ファッション業界の現場経験を生かして、最新コレクションやトレンド情報を多彩なメディアで発信している。 「買う側・着る側の気持ちが分かる」という消費者目線で、世の中の流れ・今を発信する、リアリティを感じさせる解説に定評がある。

宮田理江 公式ブログ :「fashion bible」