フランスのパリジェンヌたちに人気のシューズブランドが「mellow yellow paris(メローイエローパリ)」です。パリ発のレディースシューズ&バッグアクセサリーブランドで、アフォータブル(手の届く)な価格帯でラグジュアリーを楽しめるところが人気を呼んでいます。
2003年にパリでデビューしたばかりの若いブランドですが、とりわけシューズの人気が高く、本国では毎月のように多くの有名ファッション誌で紹介されているそうです。ラグジュアリーブランドのファッションに合わせてコーディネートされていることも多いとか。人気の理由はファッション性の高いデザインに加え、履きやすさと、アフォータブルプライスです。日本円にして1万~2万円台ぐらいが中心です。
パリジェンヌのために生み出されたコレクションは、パリのストリートからインスパイアされています。そのテイストはおしゃれパリジェンヌのライフスタイルそのもので、どんなシーンにもマッチするように提案されています。
パリのマレ地区にあるアパートから、ルーブルのオフィスまで歩いて通勤できるような快適シューズ。エスパドリーユになった厚底ソールは軽やかで履きやすく、ブランドのアイコン的存在です。
サントロペのホワイトビーチでのバカンスにも似合うサンダルとバッグ。クラブで踊るとき用のヒール靴。天気の良い日には快適な足元のバレエシューズでパリのレンタル自転車(VELIB)に乗って。金曜の夜はヒール&クラッチバッグでパーティへ。そして、秋になったらブーツに履き替えて。
人気のバレエシューズやブーツなどは遊び心とシックが融合されたデザインで、どれも軽やかな履き心地。ロマンティック&フェミニンなヒール靴はフレンチテイストでおしゃれゴコロをくすぐります。
日本にはまだオリジナルショップは上陸していませんが、現在はセレクトショップのユナイテッドアローズやオペーク、伊勢丹などで販売されています。本国では大人気ブランドだけに、今後の日本上陸が待ち遠しいブランドのひとつ。今からチェックしておいて損はないでしょう。

ファッションジャーナリスト。複数のファッションブランドの販売員としてキャリアを積んだ後、バイヤー、プレスも経験。ファッション業界の現場経験を生かして、最新コレクションやトレンド情報を多彩なメディアで発信している。
「買う側・着る側の気持ちが分かる」という消費者目線で、世の中の流れ・今を発信する、リアリティを感じさせる解説に定評がある。
宮田理江 公式ブログ :「fashion bible」