「バッグはいつも一緒にいる家族のようなもの。そして、大切なものを運ぶ宝箱のようなもの。だからこそ、デザインと同時に、機能や品質にも情熱を注ぎます」。こう語る牧野淳子デザイナーが手がけるバッグブランド「Enevare(エネヴァレ)」の直営店が東京・代官山に2013年7月16日、オープンします。高い技術を持つ国内の職人がこしらえるジャパンブランド。上質な素材を使って、一つ一つ丁寧に仕上げていくプロセスがバッグに人肌のぬくもりをもたらしています。モードとエレガンスを融合した独創的な世界観は、2008年にデビューして以来、ファンの裾野を広げ続けています。
ブランド名の「Enevare」とは、「唯一の存在」という意味を表す造語。オブジェのように美しく、トレンドを超越した革新的なデザインフォルムは、ありきたりのバッグに埋もれません。さらに、軽さと機能性を兼ね備えたデザインと使い勝手のバランスが絶妙。熟練したクラフトマンシップが感じられる、長く愛着の持てるデザインとなっています。
2013-14秋冬コレクションでは、ダイヤモンドパイソンと牛革の贅沢なコンビネーションが映える、ヘキサゴン(六角形)の立体感が美しい「シエル(空)シリーズ」や、蝶が羽根を開き、今にも飛び立ちそうなフォルムを表現した「パピヨン(蝶)シリーズ」が登場。お花畑を思わせるキルティングに花かごをイメージしたフォルムがエレガントな「フルール(花)シリーズ」や、洋梨のごとくぷっくりと丸みを帯びたフォルムが特徴的な「ポワール(洋梨)シリーズ」など、女性の心をときめかせてくれる作品も用意されています。
代官山店では会員向けに様々なサービスを提供しています(会員登録は無料)。例えば、「エネヴァレ」のクラッチバッグのレンタルサービスやドリンクサービスが受けられます。自分だけのオリジナルでオートクチュールバッグを注文できるほか、バッグや革のことを身近に感じることができるイベントやセミナーなどにも招待されます。
購入後のアフターケアも品質のひとつと考えるデザイナーらしく、心のこもったもてなしを提供している点も、ファンが増え続ける理由。バッグへの愛情と情熱を感じさせる取り組みです。会員向けサービスでは「エネヴァレ」以外のバッグでも修理してもらえるというスペシャルなお直しサービスまで用意されています。
牧野デザイナーのこだわりが詰まった「Enevare」はこれまでのバッグの枠を越える、新しいバッグとのつきあい方も提案していて、その意味でも発見がたくさんもらえそう。長く使い込むうちに人格のようなものすら芽生えて、「相棒」や「伴走者」になってくれるとっておきのバッグを、「エネヴァレ」のショップで出会ってみませんか。
2013年7月16日(火)オープン!
エネヴァレ代官山店
東京都渋谷区恵比寿西2-16-11ビラエビス103
定休日:火曜日(開店日のみ火曜日営業)
営業時間:11:00~19:00
http://enevare.com
![plofile宮田理江](/fashion/colum/images/profile.gif)
ファッションジャーナリスト。複数のファッションブランドの販売員としてキャリアを積んだ後、バイヤー、プレスも経験。ファッション業界の現場経験を生かして、最新コレクションやトレンド情報を多彩なメディアで発信している。
「買う側・着る側の気持ちが分かる」という消費者目線で、世の中の流れ・今を発信する、リアリティを感じさせる解説に定評がある。
宮田理江 公式ブログ :「fashion bible」