イタリア発のブランド、CARMINA CAMPUS(カルミナ カンプス)。先日南青山のセレクトショップでプレスイベントが開催された。
CARMINA CAMPUSはフェンディ家3女のイラリア・ヴェントゥリー二・フェンディさんがファッションとエコをコンセプトに立ち上げたブランド。バッグ、アクセサリー、家具、デザイングッズをリサイクルや再利用素材を用いて作られている。本来は高価で貴重な素材を用いたアイテムのスクラップや廃棄物を利用しているので、オリジナルの1点物ばかり。
さらに、発展途上国の女性支援活動としてカメルーンの女性のために特別に取り組んだ開発援助プロジェクトも展開。そのプロジェクトで今回生まれたのが、カメルーンの伝統的な民族ニット帽をバッグにデザインしたものだ。(写真上)ストラップにはボトルキャップが使われるなど、ユニークなアイデアが詰め込まれた商品。
こちらは、ヴィンテージのシャワーカーテンを再利用したバッグ(写真左)。とっても軽くて、持ちやすい、しかも汚れたら洗い流せてしまう。シャワーカーテンのデザインはポップでかわいい花柄から幾何学模様まで幅広い。
レインコートやパラソルを再利用した「Don't waste water」(水を無駄にしないで)がテーマのバッグ(写真右)。水滴に使われているのは廃棄されたシャンデリアのガラス。
イタリアにあるCARMINA CAMPUS(カルミナ カンプス)のショールーム。飛行機のデザインがされているバッグは、使われなくなった飛行機のシートカバーを用いられている。
どの商品もオリジナリティを重視した1点物中心のラインナップ。完全な廃棄物を利用していたりするので、素材の調達が難しくリピートできないモデルもあるという。単なるファッショナブルな商品でなく、環境やエコへの意識、そしてフェアトレード、チャリティをプロモートするなど、今後も彼女の作品、活動は反響を呼びそうだ。