Sally Scott プレス担当
井上裕紀子さん
大学を卒業後、アパレル会社で営業を経験。2003年よりSally Scottのプレスを担当
ラインフラワー刺繍ドレス\55,650、ニットストール\23,100、ロールアップデニム\27,300、フラットパンプス\25,200
自分らしさを見つけて毎日を送る架空の女性「サリー・スコット」の独創的な世界観をデザインと共に表現しているブランド、「サリー・スコット」。表参道にあるショップは「サリー・スコットのおじさんの別荘」をコンセプトにデザインされている。庭にはおじさんが趣味で育てている葡萄棚、店内はアンティーク感のある家具やソファが並び、落ち着きとぬくもりを感じさせる空間だ。
サリー・スコットは人気デザイナー皆川明氏がディレクションを務め、独特のパターンや配色、プリントが施されたガーリッシュなスタイルを展開。トレンドにとらわれず、良質な素材にこだわりながら、1点1点を丁寧にデザインへ落とし込んでいるのがブランドらしさ。
2010年春・夏はカラフルでありながら調和した、立体的な色構成が特徴。ブランド初のデニムも発表し、リラックスした雰囲気もプラスされた。また柄の組み合わせ、色の組み合わせを独自の感性で楽しむことができる。
井上裕紀子さんがサリー・スコットと出会ったのは8年前。アパレル会社の営業として都内を駆け回っている時、営業先の近くに新しくサリー・スコットのショップがオープンしたことがきっかけだった。
「『素敵なショップだな、こういうお店で働けたらいいな』と思って電話をしたのです。すると、『ショップスタッフもいいけれど、営業経験があるのならプレスはどう?』とお話をいただき、すぐに会社へ話を聞きに行ったのです。タイミングよく、この仕事に出会えました」
井上さんは学生時代に大手出版社でアルバイトを経験。その頃から自分の世界観を表現し、形にできる仕事に憧れていたという。そんな彼女がたどり着いたのが、サリー・スコットというブランドの世界観を言葉や広告で表現し、多くの人に伝えることができるプレスの仕事だった。
サンプルの貸し出し、タイアップ記事の企画・立案、DMやパンフレットの制作進行、展示会・雑誌・Webによるプロモーションや取材対応・・・。井上さんの仕事は幅広い。人気ファッション雑誌が特集を組む「プレスがおすすめの新作をピックアップ」というようなコーナーに登場することもある。また、ブランドのクオリティとデザインを支える、デザイナーとアートディレクターを取りまとめ、服のデザイン、DM、カタログ、ポスターなど制作の進行管理をすることもあるという。
「プレスの仕事は本当に幅広く様々です。ブランドの顔としてメディアに出ることもありますし、デザイナーさん、アートディレクターさんの間でお二人が仕事をしやすいように、お互いのデザインを最大限に魅力的に見せられるよう進めていくのも私の務めですね」
デザイナー、アートディレクター、プレスが一体となって制作する、サリー・スコットの世界。そのブランドコンセプトをきっちり守っていくことが井上さんの重要な役目なのだ。
ファッション雑誌でサリー・スコットのアイテムをよく見かける。多くの女性がおしゃれの参考にしている雑誌でどのようにブランドを紹介するのかは、ブランド全体のイメージに繋がる大切なポイントになる。
「サリー・スコットはトレンド性の強いブランドではないので、雑誌やWebでの宣伝方法が難しいんですよ。ファッション雑誌は旬のトレンドを前面に押し出している特集が多い。だから掲載する媒体選びやどのように掲載されるかには、すごく気を使います。それでも雑誌やWebだけでは、ブランドのイメージを全て伝えるのは難しいので、そうしたメディアをきっかけにショップを訪れ、実際にサリー・スコットの服を手に取って欲しいと思っています」
サリー・スコットは、細やかなデザインや色使い、テキスタイルの質感など、直接触れて、感じてこそ、ますます魅了されるブランドだ。そんなブランドを、プレスとして丁寧に育てている井上さん。今後も続く彼女とサリー・スコットの描く世界が楽しみだ。
![]() ペタルシャワーオパールプリントドレス |
![]() フラワーアップリケニット |
![]() 2cats ジャカード リバーシブルニットベルト |
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東京都渋谷区神宮前4-11-2 1F
Tel:03 3479 4701
Open:11:00-20:00
hp: http://www.sallyscott.com/