いちばん魅力を感じていた「ありがとう」を直接いただける仕事に、ようやく就くことができました。
前職は商社勤務。女手ひとつで3人の子どもを育てなくてはならなかったのですが、子どもとの時間は確保できるよう、「土日祝休み・残業なし」の仕事を選びました。
同社では海外事業部の立ち上げに参画し、輸出入に関わる法律のことから、スタッフの雇用、工場の建設までに携わるなど、多岐にわたる経験が積めたと思っています。
商社には13年間勤務し、下の子も高校2年生に。
ふと、これまでの自分のキャリアを振り返り、「そろそろ本当に自分がやりたい仕事に就きたい」と考えたのが、転職のきっかけです。
学生時代のアルバイトでも「ありがとう」の言葉を直接いただける仕事にやりがいを感じていました。「ありがとう」は心を満たしてくれ、大きな充実感を与えてくれる。「仕事をするうえで何よりのご褒美だ」と思っていたんです。
飲食店や接客業などさまざまな企業に応募し、いくつか内定もいただいたころ、東横インからのスカウトが届いたんです。
「全国各地にある、あの有名なホテル」という憧れを抱いた一方で、「支配人の経験もないし、あんなに大きな建物の管理なんてできるわけがない」という不安も。ですので、ダメ元で面接を受けた感じですね(笑)。
日々のホテル運用業務はもちろん、スタッフの採用・育成・マネジメントに建物の維持管理まで……面接で伺った具体的な仕事内容はすごく幅広くて。でも、「お客様とスタッフさんの笑顔をつくる仕事です」という言葉に胸が高鳴りました。不安以上に「やってみたい!」という気持ちが勝ったんです。