株式会社global bridge
代表取締役 貞松 成さん
介護と保育の融合で
利用者にとっての相乗効果を生み出す
保育事業と介護事業を展開するglobal bridge。同社の何よりの特徴は、一見別モノである介護と保育を同時に展開し、相乗効果を生み出していることだ。
「当社がまず手掛けたのは保育事業。その1年後に介護事業を始めました。当初は別々に展開していた事業を一緒に行おうと考えたのは、ちょっとした思い付きから。でも、実際始めてみるとこれが非常に良かったんです。おじいさん、おばあさんは子供と触れ合うことで活気付き、子供は優しいおじいさん、おばあさんに甘えられる。双方にとってプラスになるということを実感値として感じました」
そう語るのは、同社で代表取締役を務める貞松成さん。大学を卒業後、わずか2年の社会人生活を経て起業した。
社員のモチベーションアップのために壁に掛けられたメッセージ
現場で輝く人たちを増やすため
経営理念と、励ましを徹底
「今の介護業界に必要なのは、現場で輝く人を増やすことだと思います。保育の世界は、比較的夢を持って入ってくる人が多い。学生さんの中にも保育士になりたいと言っている方は多いですよね?しかし、介護はマスコミの報道や、一部の介護職員の方々の発言によってマイナスイメージが付いてしまっている。『安月給で…』なんて話は良く効きますが、それは本当に一部の話でしかないんです」
一度ついてしまったイメージを払拭するためには、イキイキ働く人たちを増やし発信していくことが必須。しかし、社員が楽しく働けるかどうかは経営者にかかっているという。
「まずは経営理念の徹底が第一でしょうね。何のために働いているのか、どうなっていきたいのかをしっかりと伝え、賛同してもらうことが必要だと思います。ただ、働いているだけでは輝くことはできない。やはり、同じ目標を追いかけていくことが大切なんです」
だからこそ、ことあるごとに経営理念を語る貞松さん。毎月配られる給与明細にも必ず手紙を入れている。
「これは、起業してから一回も欠かしたことはありません。聞き飽きたという社員もいるかもしれませんが、きっと私と同じように語れるかといったらそうではないと思うんです。私、一人で想いを伝えられるのは100人が限界。100人の中に5人でいい。同じように語って、伝えていってくれる人を今後は作っていきたいんです」
また、「励ますこと」も輝く現場社員を増やすために必要なことの1つ。
「良い介護をされる方は特に、相手の立場に立って考えられる方が多いんです。優しいからこそ落ち込みやすい。頻繁に声を掛けたり、モチベーションアップとなるような評価制度などを考え実行するようにしています」
中でも評判なのが、「意見交換」。直属の上司と1対1で月に2時間、話し合う時間が持てるというものだ。お茶をしながらでも、飲みながらでも、使い方は自由。事前に仕事やプライベートなどの現状や不満などを記載するシートに記入をして意見交換に臨んでいる。
「初めはなかなか言いたいことをいえない社員も、何カ月か経つと本音を言えるようになる。愚痴ばっかりの社員が、前向きに未来を語るようになるケースも多くあります。愚痴は過去のこと。「こうしたい」という要望は未来のこと。過去ではなく未来を語れる社員を増えれば、きっと現場でイキイキと働ける人が増えていくと思うんですよね」
2~3年の間に介護業界は変わると語る貞松さん。今後どのように変わっていくか、これからの介護業界が楽しみだ。
民家を改装して作った
デイサービスセンター
24時間365日 良質で安価な介護サービスを提供する『やすらぎ家』は、可能な限り自宅に近い環境で生活していく為に整備された空間が魅力。
施設だけでなく、サービス面でもコミュニケーションに注力。利用者2.5人に対して、職員1人体制の高い人員配置率を取り入れたことで、目配り、気配り、心配りの行き届く施設になっている。
また、保育園と介護施設合同のイベントを通して高齢者と子どもたちの交流の場が設けられているのも魅力の1つ。
利用者も交流によって活気付いている。