「介護・医療業界」で働く女性たち

case2 介護リーダー
株式会社ニチイケアパレス(ニチイグループ)
桜湯園 中野南台 介護リーダー
岡田梓さん
大学で社会福祉学科を専攻。「一人立ちまで先輩社員がマンツーマンでフォローしてくれる」という教育方針に惹かれ、2007年に同社へと入社。介護スタッフとして活躍した後2009年5月、介護リーダーに昇進し、現在に至る。


岡田さんが働く職場 桜湯園 中野南台
スタッフ一人ひとりが誠実さと感謝の心を忘れず、家族介護の気持ちを持って安心のある生活環境を提供するという理念に基づき入居者をサポート。介護現場での貴重な体験や対応を、全スタッフが共有し、成長し続ける有料老人ホーム

類型:介護付有料老人ホーム
入居定員・居室数:85名 介護居室/85室
入居時の要件:入居時自立・要支援・要介護
設備:ロビー、食堂(多目的スペース・機能訓練室兼用)、多目的スペース、応接室、大浴場、介護用浴室、個人用浴室、集中管理室(健康管理室・看護師室兼用)、健康管理室、事務室、中庭、トイレ、エレベーター、スプリンクラー、駐車場、エレベーター、洗面設備、トイレ



利用者の要望をくみ取り
レクリエーションの企画まで行う!



スタッフ一人ひとりが家族介護の気持ちを持って働くということを理念に掲げる、ニチイケアパレス。同社が運営する介護付き有料老人ホーム『桜湯園 中野南台』で働く岡田梓さんは2009年5月に介護リーダーに昇進したばかりだ。

「祖母に介護が必要になった学生時代から、将来は介護の仕事に就くと決めていました。実際働いてみて、やっぱりこの仕事を選んでよかったと感じています」

彼女が働く施設の特徴は数多くのレクリエーションを行っているということ。岡田さんも介護を行いながら、日々新しいレクリエーションを考えているという。

「日々の会話の中で伺った、お客さまの要望をくみ取り、レクリエーションを考えています。やりたい企画が決まったら企画書を作って提案するんです。鉄道好きの方のために鉄道博物館に行ったことも。昨年の納涼祭では、スタッフで新喜劇も行いました。今までは劇団の方を呼んで演劇をしていただいていましたが、スタッフが出演した方が、お客様も喜んでくれます。今年は白雪姫をやる予定なんですよ」

 自分が考えた企画を喜んでもらえることが、やりがいにつながると語る岡田さん。そんな彼女が日々心掛けているのは“どんなときも笑顔を絶やさないこと”なのだとか。

「実はこれは、ホーム長の教えでもあるんです。お客様により楽しい時間を過ごしていただくためには、スタッフが笑顔でいることが大切です。それに、辛いときも笑顔でいれば楽しい気持ちになってくる。実際、ホーム長はどんなに忙しいときでも笑顔でいるんですよ」

 岡田さんの現在の目標は介護福祉士の資格を取得すること。スキル向上のために、勉強中だ。 「より深い知識をつけて、お客さまの役に立ちたいんです。今後は地域との連携も図り、より良いホームにしていきたいですね」

岡田さんの1DAYスケジュール
8:30

出勤
9:00

申送り
挨拶・お茶配り
10:30

ラジオ体操
11:00

食事準備
食事誘導
食事介助
13:00

休憩
14:00

申送り
14:30

レクリエーション
カラオケ、水墨画など
15:30

午後のおやつ
排泄介助
17:30

10分休憩
挨拶回り
申送りをして帰宅