「介護・医療業界」で働く女性たち

case6 介護スタッフ
株式会社ハンドベル・ケア
アイムス蓮根
介護スタッフ
中山恵子さん
学校を卒業後、一般職や保育士を経験。その後、人の役に立つ仕事に興味を持ち、2009年4月に同社へと入社。入社後ホームヘルパー2級の資格を取得。現在に至る



中山さんが働く会社 ライフニクス高井戸
“誰にも訪れる老後だからこそ、自分らしく、心穏やかに過ごして欲しい”という想いから誕生した介護付有料老人ホーム。

類型:介護付有料老人ホーム
総部屋数:78室(全室個室:定員78名)
入居時の要件:契約時満65歳以上で介護保険制度において要支援・要介護の認定を受けている方
介護にかかわる職員体制:2.0:1



たった一言の「ありがとう」が
びっくりするほど嬉しいと思える



介護付有料老人ホーム・アイムス蓮根で介護スタッフとして働く中山さんの前職は保育士。 様々な職業を経験したいという想いから転職を考えた彼女が、最初に思い浮かんだ仕事。それが介護だったという。

「もともと人の役に立つことが好きで、介護の仕事には以前から興味を持っていたんです。入社前に大変な仕事だと伺いましたが、やってみたこともなかったですし、先入観を持たずに始められたと思います」

しかし、実際に仕事を開始してみると想像していた仕事とはやはり違う。戸惑うこともあったのだとか。

「コミュニケーションが難しいなと思う瞬間は多かったです。自分の思いを上手く伝えることができなかったり、入居者様の気持ちを汲み取ってあげることができなかったり。たとえば、同じ言葉を発していても話す方やその日の体調によって意味合いが全く違ってきたりする。ケースバイケースで毎日違った対応をしていかなければならないんです」

難しい分、大きなやりがいも感じられる。入社から1年以上。積極的に会話をし、信頼関係を築いてきたことで、中山さんは入居者から“困っていること”を話しかけてもらえるようになった。

「私が落ち込んでいてちょっと元気がないときに『どうしたの?』、『何かいつもと違うね』と気にかけてくれる方もいるんです。自分のちょっとした変化に気づいていただけた時は、本当に嬉しいです。また、落ち込んだ時の特効薬は入居者様からの『ありがとう』。この仕事を通じていただける『ありがとう』は他の仕事では味わえないような重みある言葉。それを聞いただけで疲れもスーッと引いていってしまうんですよ」

常に「入居者様によりよい環境を提供する」ことを考えている中山さん。今後の目標は「入居者様・スタッフ・自分の全員が、もっと笑って過ごせるような環境を作っていくこと」だと笑顔で語ってくれた。

中山さんの1DAYスケジュール
8:30

出社
申し送り
排泄介助
9:30

お風呂介助
フロア巡回
排泄介助
11:30

昼食準備
食事介助
12:30

昼食・休憩
13:30

カンファレンス
レクリエーション
15:00

おやつ
食事介助
排泄介助
17:00

食事準備
17:30

退社