第138回
防災への備え、どうしてる?
職場や自宅の防災対策について聞いてみました。
2026.09.01
アンケート実施期間/2026年07月16日~07月23日 有効回答数/165名
調査方法/女性:女の転職type会員によるWeb調査
今回の調査でわかったこと
●通勤時の靴「ヒールなし」は9割
●防災を意識し「通勤の靴選びを見直した」は4割
●自宅の防災袋、「用意していない」が半数
●勤務先の防災対策、「知らない・わからない」が4割
今回は、職場や自宅の防災対策について調査しました。
現在約6割半の人が通勤時にスニーカーを履いており、フラットシューズやローヒールを含めると、約9割がヒールのない靴で通勤していることがわかりました。また、約4割の人が東日本大震災や能登半島地震などをきっかけに通勤時の靴選びを見直したと回答しています。
さらに、通勤時の備えとして常備薬・ばんそうこうを持ち歩いている人は約6割で、その他にも衛生用品、少量の食べ物、モバイルバッテリーなどを持ち歩いている人が多く、特に何も持ち歩いていない人は2割未満にとどまりました。
一方で、自宅では非常持ち出し袋を用意していない人が約半数おり、用意していても中身を定期的に更新している人は約2割にとどまっています。また、自宅で行っている災害対策では食料や水の備蓄が約6割と最も多かった一方で、家具の固定や家族間の安否確認ルールなどは2割台にとどまり、特に何も行っていないという人も2割程度いました。
勤務先の防災ルールについて「知らない・わからない」と回答した人は約4割で「内容まで知っている」と回答した人は4人に1人程度でした。勤務先の災害用備蓄についても「知らない・わからない」と回答した人は約4割で、「備蓄の場所や内容を知っている」と回答した人は約1割で、防災ルールよりも知られていないことがわかりました。
勤務先に求める災害対応では、一斉帰宅の抑制やリモートワークへの柔軟な切り替え、帰宅・待機ルールの明確化が上位となり、物資の充実以上に、災害発生時に迷わず行動できる明確な判断基準や柔軟な運用体制が求められていることがわかりました。
Q.1通勤時によく履いている靴は?
普段の通勤時に最もよく履く靴は、「スニーカー」が64.9%で最も多く、「フラットシューズ・ぺたんこ靴」22.5%と合わせると87.4%の人がヒールなしの靴を選んでいることがわかりました。
「ローヒール」7.9%、「ミドル・ハイヒール」4.0%で、ヒールのある靴を履いて通勤している人は1割程度とかなり少数派でした。
Q.2震災などによって、通勤時の靴選びに変化はあった?
近年の震災の影響を受けて、通勤時の靴選びに変化があったかを尋ねると、「特に変化はない」58.8%が過半数を占めました。一方で、「スニーカーやフラットシューズを履くようになった」33.3%、「ハイヒールを辞め、ローヒールの靴を履くようになった」4.8%、「履き替えるようになった」1.8%となっており、防災を意識して歩きやすい靴へ切り替えた人は4割近くいることがわかりました。
Q.3災害に備えて持ち歩いているものは?
仕事中や通勤中の災害に備えて持ち歩いているものでは、1位「常備薬・ばんそうこう」58.8%、2位「衛生用品(マスクや生理用品など)」51.5%、3位「少量の食べ物(あめ・チョコなど)」43.0%、4位「モバイルバッテリー」35.8%でした。「特に持ち歩いているものはない」という人は15.8%にとどまりました。
その他の回答としては、「水筒」「身元の分かるもの」「お薬手帳」「ボールペン」「コンタクトレンズ」「歯ブラシ・歯磨き粉」などがありました。
Q.4自宅で「非常用持ち出し袋」を用意している?
自宅での被災に備えた非常用持ち出し袋を用意しているか聞いたところ、「用意していない」49.7%が約半数を占めました。
一方で「用意している(中身の更新もしている)」22.4%、「用意している(中身の更新はしていない)」27.9%をあわせると、用意している人は50.3%と半数近くいましたが、定期的な中身の見直しまで実践できている人は全体の4分の1程度でした。
Q.5自宅での災害に備えて、普段から行っていることは?
自宅で普段から行っている災害対策は、「食料や水の日常的な備蓄」59.4%が最も多く、次いで「家具や家電の転倒・落下防止」25.5%、「家族との安否確認ルールの確認」24.8%でした。一方で「特に何も行っていない」という人も21.8%いました。
Q.6勤務先の「災害時の防災ルール」を知ってる?
現在(または直近)の勤務先の、「災害時の防災ルール(避難場所や帰宅規定など)」を知っているか聞いたところ、「ルールがあるかどうか知らない・わからない」35.8%が最多の回答でした。「ルールがあり、その内容も知っている」23.6%は少数派で、大多数の人はルールの内容を知らないということがわかりました。
Q.7勤務先の「災害用の備蓄(水・食料・簡易トイレなど)」を知っている?
現在(または直近)の勤務先に災害用備蓄があるか知っているかを聞いたところ、「備蓄があるかどうか知らない・わからない」が37.0%で最も多い結果となりました。
また、「十分な備蓄があり、その場所や内容も知っている」13.3%と回答した人は少数派でした。
Q.8勤務先に対して、災害時の対応として最も求めることは?
勤務先(または直近の職場)に最も求める災害時の対応は、「一斉帰宅の抑制や、リモートワークへの柔軟な切り替え判断」27.9%が最多となり、「災害時の帰宅・待機ルールの明確化」26.7%が僅差で続きました。物資の充実やオフィスの安全対策よりも、災害時の行動基準の明確化や柔軟な対応に対するニーズが高いことがわかりました。
※調査データ(グラフ)は、小数点第2位以下は四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。
調査データの引用・転載について
調査データの引用・転載の際は、必ず「出典:女の転職type」と明記の上、該当ページURLをリンクしてご掲載ください。また、調査データの利用・掲載状況の把握のため、こちらのお問い合わせフォームに「調査データの引用・転載依頼」と記入の上ご連絡ください。
『女の転職アカデミア』とは
『女の転職type』がお届けする、
転職活動を一歩前に進めるためのお役立ちコーナーです。
転職を成功させて理想の未来を手に入れるには、自己分析から企業研究、書類作成に面接対策まで、やることがたくさん! その途中で、悩み立ち止まってしまうこともあるでしょう。そんな時、ここに来たらヒントが得られて道が開ける。皆さんにとって、そんな場所でありたいと願って運営しています。


