第28回

教えて!今どきの結婚観

お金、夫婦別姓、家事育児分担について聞いてみました。

2021.07.07

アンケート実施期間/2021年6月4日~6月17日 有効回答数/864名 調査方法/女の転職type会員に対してWeb上で調査

今回の調査でわかったこと

●仕事を辞めてもいいと思える相手の年収は836万円
●4人に1人が夫婦別姓を選択したいと回答
●理想の家事育児分担、1位は五分五分

今回は働く女性の結婚観について調査してみました。

未婚の人で結婚願望がある人は72.4%で、興味がない人14.8%を大きく上回りました。

結婚相手に求める年収は、「500~600万円未満」29.7%が最も多く、平均は526万円でした。

「結婚したら仕事を辞めてほしい」と言われても、仕事を辞めない女性は42.9%で、辞めない理由は「気兼ねなく使えるお金を稼ぎたい」が最多です。

選択的夫婦別姓制度には7割を超える女性が賛成で、実際に別姓を選択したいと思っている女性は4人に1人にのぼります。理想の家事育児分担は、自分5:相手5が41.0%と最も多いものの、自分>相手の回答数は50.2%なのに対し、自分<相手の回答数は6.1%しかおらず、家事育児の負担は自分の方が大きいことを厭わない女性が多いことがわかりました。

Q.1現在の結婚観は?

現在の結婚観は?回答グラフ
※未婚者のみ(有効回答数575名)

法律婚、事実婚問わず、現在の結婚観について尋ねたところ、「いつかは結婚したい」37.4%が最も多く、「近いうちに結婚したい」35.0%を含めると、72.4%の人が結婚したいと回答しました。

Q.2 結婚相手に求める最低年収は?

 結婚相手に求める最低年収は?回答グラフ

結婚相手に求める最低年収は、「500~600万円未満」29.7%が最も多く、次いで「400~500万円未満」21.3%、「600~700万円未満」15.1%となりました。平均は526万円でした。

Q.3「結婚したら仕事を辞めてほしい」と言われたらどうする?

「結婚したら仕事を辞めてほしい」と言われたらどうする?回答グラフ

お付き合いしている人から「結婚したら仕事を辞めてほしい」と言われたらどうするか尋ねたところ、「相手の年収に関係なく、仕事は辞めない」が42.9%と最多となりました。
一方、「相手の年収が高ければ、仕事を辞める」と「相手の年収に関係なく、仕事を辞める」を足すと43.8%となり、仕事を辞めない派と辞める派がほぼ同数であることがわかりました。

その他のフリーコメント
こっそり働く(30代/サービス・販売系/埼玉)
仕事を辞めろと言うような人とは結婚しない(30代/サービス・販売系/茨城)

Q.4 辞めてもいいと思える相手の年収は?

 辞めてもいいと思える相手の年収は?回答グラフ

Q.3で「相手の年収が高ければ、仕事を辞める」と回答した人に、辞めてもいいと思える相手の年収を聞いたところ、「1000万円以上」が最も多く25.7%の人が回答。平均は836万円となりました。

Q.5仕事を辞めない理由は?

仕事を辞めない理由は?回答グラフ
※複数回答あり

Q.3で「相手の年収に関係なく、仕事は辞めない」と答えた人に辞めない理由を尋ねると、1位は「気兼ねなく使えるお金を稼ぎたい」で78.2%、2位は「社会とのつながりをもっていたい」で74.4%とどちらも7割を超える回答数となりました。

その他のフリーコメント
互いに働き、互いに家事をするという生活が理想(20代/クリエイティブ系/東京)
夫が働けなくなったときの保険(30代/エンジニア系/東京)

Q.6選択的夫婦別姓ってどう思う?

選択的夫婦別姓ってどう思う?回答グラフ

選択的夫婦別姓制度について尋ねたところ、「制度に賛成だが、自分は夫婦同姓がいい」が最も多く約半数の人が回答しました。一方、「制度に賛成で、夫婦別姓がいい」も25.7%おり4人に1人が別姓を希望しています。制度に反対する人は2.5%しかいませんでした。

Q.7Q.6を選んだ理由は?

Q.6を選んだ理由は?回答グラフ
※複数回答あり

Q.6で選んだ回答についての理由を尋ねると、「多様な生き方を認める」「個人の自由を尊重」が同率で56.5%と最多となりました。次いで「名義変更に手間がかかる」41.8%、「男女平等社会の実現」31.6%が続いています。

その他のフリーコメント
相手方の戸籍に入るだけで相手方一族に尽くすような生き方が理解できない(40代/事務・経理・人事系/高知)
相手の姓が嫌なものだった場合、名乗るのが恥ずかしい。自分の姓が珍しく、残しておきたい(20代/エンジニア系/東京)

Q.8結婚後の家事育児の分担、どのくらいがいい?

結婚後の家事育児の分担、どのくらいがいい?回答グラフ

法律婚、事実婚問わず、結婚したらパートナーとどの程度家事育児を分担したいか尋ねたところ、「自分5:相手5」が最も多く41.0%の人が回答しました。2位は「自分6:相手4」26.9%、3位は「自分7:相手3」17.1%となっています。
自分>相手の回答数は50.2%なのに対し、自分<相手の回答数は4.4%しかおらず、家事育児の負担は自分の方が大きいことを厭わない女性が多いことがわかりました。

※調査データ(グラフ)は、小数点第2位以下は四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。

調査データの引用・転載について

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