

第30回
夏のボーナスどうだった?
2021年夏のボーナスについて聞いてみました。
2021.07.14
アンケート実施期間/2021年6月18日~7月1日 有効回答数/648名 調査方法/女の転職type会員に対してWeb上で調査
今回の調査でわかったこと
●支給された人の平均は31.7万円
●理想の金額52.5万円とは約20万円の差
●使い道は、1位「貯金」、2位「生活費に充当」
2021年夏のボーナスについて調査したところ、「なし」が62.7%と最多となりました。2020年夏のボーナスは「なし」が57.6%だったため、5.1%増加しています。
理想のボーナス金額は平均52.5万円で、2021年夏のボーナスが支給された人の平均31.7万円とは約20万円のギャップがありました。
ボーナスの使い道は1位~3位まで2020年も2021年も変わらず、「貯金」「生活費に充当」「ファッション・美容」の順でした。一方、「投資」が2020年の2.0%から2021年は5.7%と増えており、「貯金」という守りの一方で「投資」という攻めも行う人が増えている傾向も見て取れました。
Q.12021年夏のボーナスはいくらだった?

※「就業中の人のすべて」の雇用形態:正社員、契約社員、派遣、アルバイト・パート、フリーランス、その他
『女の転職type』会員に2021年夏のボーナスについて尋ねたところ、「0(なし)」が62.7%と最多となりました(就業中の人のみ。離職者除く)。雇用形態が「正社員・契約社員」の人だけで見ても、「0(なし)」は48.2%で、約半数の人がボーナスの支給がなかったことになります。
支給された人の平均金額は、「就業中の人すべて」は31.7万円で、「正社員・契約社員」は31.9万円でした。
Q.2 2021年夏のボーナスの満足度は?

※「就業中の人のすべて」の雇用形態:正社員、契約社員、派遣、アルバイト・パート、フリーランス、その他
ボーナスの満足度について尋ねたところ、「かなり不満足」39.1%が1位で、「わからない」をのぞくと、2位は「やや不満足」14.3%となり、53.4%が不満足となっています。「かなり満足」と「やや満足」を合計すると12.4%となっており、満足派は不満足派の1/4にも満たない結果となっています。
雇用形態が「正社員・契約社員」の人だけで見てみると、さらに不満足は増え、63.0%の人が不満足と回答しています。正社員や契約社員の人は、本来はもらえるはずなのに支給がなかった、もしくは減った人も多く、不満足の割合が高いのかもしれません。
Q.32020年夏のボーナスはいくらだった?

※「就業中の人のすべて」の雇用形態:正社員、契約社員、派遣、アルバイト・パート、フリーランス、その他
2020年(昨年)の夏のボーナスについても尋ねたところ、「0(なし)」57.6%が最多で、支給された人の平均金額は30.4万円でした。2021年の「0(なし)」は62.7%だったため、5.1%増えていることになり、長引くコロナの影響が伺えます。支給された人の平均は2020年30.4万円から2021年31.7万円と微増しています。
雇用形態が「正社員・契約社員」の人だけを見ても傾向は同じで、「0(なし)」は2020年45.5%から2021年48.2%と増加しており、支給された人の平均金額は2020年30.6万円から2021年31.9万円で微増となりました。
Q.42021年夏と2020年夏のボーナスの「金額差」は何が要因?

金額差があった人にその要因を尋ねると、最も多かったのは「会社の業績」(24.0%)で、フリーコメントでは「新型コロナの影響」という回答が目立ちました。「その他」「わからない」の回答を除くと、2位は「退職」(14.6%)、次いで「転職」(12.2%)となっており、前職を離れたことがボーナス増減の要因となっているようです。
Q.5理想の夏のボーナスは?

※「現実(2021年)」:就業中のアンケート回答者(離職中の人を除く)
理想の夏のボーナスについて尋ねると、「50~99万円」が最も多く約半数の人が回答しました。平均金額は52.5万円で、実際に2021年夏に支給された人の平均31.7万円と比較すると約20万円の差がありました。
Q.6夏のボーナスは何に使う(使った)?

夏のボーナスの使い道について尋ねたところ、1位~3位までは2020年も2021年も変わらず、「貯金」「生活費に充当」「ファッション・美容」の順でした。2020年は同率3位で「旅行・レジャー」が、5位に「飲食」6.9%がランクインしており、GoToトラベルやGoToイートの影響も伺えます。
また、長引くコロナの影響か、「投資」が2020年の2.0%から2021年は5.7%と増えており、「貯金」という守りの使い方をする一方で「投資」という攻めの使い方も行う人が増えていることも見て取れます。
※調査データ(グラフ)は、小数点第2位以下は四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。
調査データの引用・転載について
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