

第38回
求人情報信じてる?
どのように求人情報を見ているか聞いてみました。
2021.11.12
アンケート実施期間/2021年10月5日~10月19日 有効回答数/638名 調査方法/女の転職type会員に対してWeb上で調査
今回の調査でわかったこと
●3人に1人は求人情報を半分以上信じていない
●信じていない理由は「ネガティブなことは書かれていないと思うから」
●面接で求人情報の内容と違うと感じたことがある人は57.6%
今回は求人情報をどの程度信じているか、どのような項目を見ているかなどを調査しました。
求人情報に書いてあること(内容)をどの程度信じているか尋ねたところ、半分以上信じていない(5割以下)と答えた人が37.3%と、3人に1人はいることがわかりました。
求人情報を信じていない理由は1位が「ネガティブなことは書かれていないと思う」75.5%でした。
また実際の面接で求人情報の内容と違うと感じたことがあるかを尋ねたところ、「ある」と答えた人が57.6%と半分以上いました。
求人情報のどの項目で「女性が活躍している職場」と判断するかという質問に対しては、1位「出産・育児をサポートする福利厚生」50.9%、2位は「育児休業取得率」50.0%、3位は「女性の平均継続勤務年数」48.3%という結果でした。女性が長く働き続けるための制度が整っているかという点を見て、女性が活躍している会社と感じる人が多いことがわかりました。
Q.1求人情報の内容をどの程度信じてる?

『女の転職type』会員のうち、求人情報に書いてあること(内容)をどの程度信じているか尋ねたところ、「7割」と回答する人が25.4%と最も高い結果となりました。半分以上信じていない(5割以下)と答えた人が37.3%と、3人に1人はいることがわかりました。
Q.2求人情報を信じていない理由は?

求人情報を信じていない理由を聞くと、1位は「ネガティブなことは書かれていないと思う」75.5%という結果になりました。また「釣り求人(架空の求人)があると思う」と答える人も23.4%いました。その他のフリーコメントでは、「現在働いている企業の求人情報に実情と違う点があった」や「人事は現場のことをわかっていないから」などがありました。
Q.3面接で求人情報の内容と違うと思ったことはある?

面接に進んだ際、求人情報に書かれていた内容と違うと思ったことがあるか尋ねたところ、「ある」と答えた人が57.6%と「ない」と答えた人より多い結果となりました。
求人情報を見て感じた印象と実際の業務内容や条件面が違うと感じる人が多いことがわかりました。求人情報は、代表例を示すケースがあり、全てのケースが網羅されていないことも想定されます。
こうしたミスマッチや誤解を防ぐには、気になる項目や具体的な業務内容などは面接時に質問し、疑問や不明点を解消することが大切です。
「ある」と答えた人に実際のエピソードを聞きました。
- 残業
- みなし残業外の残業代が出ないこと(20代/営業系/東京)
- 月の残業時間11時間と記載がありましたが、面接時にはお客様あっての仕事なので何時に帰れるか分からないと言われた(40代/営業系/埼玉)
- 残業ほとんどなしと書かれていましたが、かなり残業が多めだと面接の際に聞きました(20代/事務・経理・人事系/東京)
- 仕事内容
- 総務庶務だったのに、営業の電話もしていた(20代/事務・経理・人事系/千葉)
- ノルマはないけど、目標はある(20代/事務・経理・人事/宮城)
- お客様のサポートがメインと書かれていたのに、実際は新規案件を取らなければならない(40代/営業系/神奈川県)
- 条件面
- 「育児時短勤務あり」になっていたけど実際は1年働いている人が対象だった(40代/介護・医療・福祉系/東京)
- 面接に進んでから研修期間の給与が違うことなどが知らされた(40代/クリエイティブ系/青森)
- 未経験歓迎とあったが実際は面接で、経験者の方が良いと言われた(30代/事務・経理・人事系/静岡)
Q.4求人情報、まずは何から見る?

求人情報を見る際、まず何から見るかを尋ねました。1位は「仕事内容」82.0%、2位は「給与」65.8%、3位は「勤務地」49.1%という結果になりました。
Q.5求人情報のどの項目で「女性が活躍している職場」と判断する?

求人情報のどの項目を見て「女性が活躍している職場」だと感じるかを尋ねました。1位は「出産・育児をサポートする福利厚生」50.9%、2位は「育児休業取得率」50.0%、3位は「女性の平均継続勤務年数」48.3%という結果でした。「女性管理職割合」や「役員に占める女性の割合」などの役職に就く女性の割合を見るよりも、女性が長く働き続けるための制度が整っているかという点を見て、女性が活躍している会社と感じる人が多いことがわかりました。
※職業安定法では「採⽤時の条件があらかじめ⽰した条件と異なる場合などに、その内容を求職者に明示すること」が義務付けられています。「労働条件通知書」で明示された内容が、面接時に聞いた内容と異なっていないかを確認するようにしましょう。
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