

第46回
投資してる?
投資について聞いてみました。
2022.03.07
アンケート実施期間/2022年1月25日~2月7日 有効回答数/746名
調査方法/女の転職type会員に対してWeb上で調査
今回の調査でわかったこと
●3人に1人が投資経験あり
●投資をしていない理由は「知識がない」から
●投資の目的は「老後の生活資金」
●約8割が老後資産に1,000万円以上を希望
今回は投資と老後の資産についてアンケートをしてみました。回答者のうち、約3人に1人が投資の経験があり、投資経験がない人でも7割近くの人が投資に「興味がある」と答えました。一方で投資に踏み出せない理由としては1位「投資の知識がない」、2位「何から始めていいかわからない」と知識面での不安を抱えている人が多いことがわかりました。
投資の種類として人気が集まったのは、投資経験の有無に関係なく「NISA」でした。2位以降も「iDeCo」「投資信託」「株式」などが挙げられており、投資経験がある人もない人も同じような項目が上位でした。
投資の目的としては「老後の生活資金」が最多で、2位以降は「いざという時に使えるお金の確保」「生活の質を上げたい」「自由に使えるお金がほしい」でした。将来的な資産形成が主な目的ではあるものの、現在の生活のゆとりのために投資をしている人が多いことがわかりました。
Q.1投資したことある?

『女の転職type』会員に投資をしたことがあるかどうかを尋ねたところ、「経験あり」が37.0%でした。投資経験はないが「とても興味がある」「やや興味がある」人は合わせて42.0%で、「あまり興味はない」「まったく興味はない」人の合計19.3%より2倍多い結果となりました。
Q.2これから始めたい投資は?

※投資に興味はない人は除く
これから始めたい投資を聞いてみると、1位「NISA」49.3%、2位「iDeCo」33.2%、3位「株式」24.4%、4位が僅差で「投資信託」23.3%でした。税制優遇のメリットがあるものや、比較的リスクが少ないとされる投資への興味が高いことがわかります。
Q.3投資をしていない理由は?

※投資未経験者のみ
現在投資をしていない人に、投資をしていない理由を聞いてみると、1位「投資の知識がない」64.0%、2位「何から始めていいかわからない」58.3%、3位「損をしそうでこわい」50.4%となりました。投資に対する知識不足や不安感から投資に踏み切れない人が多いことがわかります。
Q.4どんな投資してる?

※現在投資をしている人のみ
現在投資をしている人に、どんな投資をしているかを聞いてみると、1位「NISA」56.8%、2位「投資信託」40.2%、3位「株式」32.4%となりました。Q.2のこれから始めたい投資で4位だった「投資信託」が2位にランクイン。回答率も23.3%から40.2%へ倍増していることがわかります。
Q.5投資を始めたきっかけは?

※現在投資をしている人のみ
現在投資をしている人に、投資を始めたきっかけを聞いてみると、1位「預金金利の低下」41.7%、2位「家族や友人知人からの紹介」25.9%、3位「収入の減少」となりました。その他としては、「会社で自社株の購入を薦められた」「会社で説明会があった」などのコメントが目立ちました。
Q.6投資の目的は?

※現在投資をしている人のみ
現在投資をしている人に、投資の目的を聞いてみると「老後の生活資金」66.4%が最も多い結果となりました。2位以降は、「いざという時に使えるお金の確保」42.1%、「生活の質を上げたい」34.7%、「自由に使えるお金がほしい」26.3%となっており、将来的な資産形成が主な目的であるものの、現在の生活のゆとりのために投資をしている人が多い傾向があることがわかります。
その他のコメントとしては「子供の教育費」が多くありました。
Q.7現在の個人資産はどのくらい?

個人の金融資産額(預貯金や投資)について聞いてみたところ、1位「100~299万」28.3%、2位「1~49万」19.8%、3位「300~499万」13.3%で、平均343万円という結果になりました。300万円以上の資産がある人は35.3%です。

既婚者と未婚者で比較してみると全体的な割合は大差ないものの、平均の資産額は既婚者451万円、未婚者284万円と既婚者の方が多いことがわかります。回答者のうち既婚者は40代以上が48.9%と約半数なのに対し、未婚者は28.8%と3割程度であることから、年齢による影響も大きいことが考えられます。
Q.8老後までにどの程度資産形成しておきたい?

老後までにどの程度の資産を形成しておきたいか聞いてみると、1位「1,000万円程度」29.5%、2位は僅差で「2,000万円程度」26.7%、3位「500~999万円」16.4%という結果になりました。1,000万円以上を望む人が8割程度いることから、2019年に話題になった「老後2,000万円問題(夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯は老後30年間で2,000万円不足するという試算)」を踏まえ、個人としては半額となる1,000万円を1つの目安としている人が多いのかもしれません。

既婚者と未婚者を比較したところ大差はありませんでしたが、2000万円以上の回答をする人が既婚者の方がやや多い結果となりました。
※調査データ(グラフ)は、小数点第2位以下は四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。
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