

第73回
ChatGPT、使ってる?
ChatGPTの利用状況と今後について聞いてみました。
2023.08.07
アンケート実施期間/2023年7月6日~7月17日 有効回答数/女性432名
調査方法/女の転職type会員によるWeb調査
今回の調査でわかったこと
●約7割がChatGPTを知っている
●仕事で使ったことがあるのは1割未満
●約半数が転職活動でChatGPTを使ってみたい
今回はChatGPTついて調査しました。
ChatGPTの認知率は69.9%で、20代より、30-40代の方が高い結果でした。実際の使用については「使ったことはない」が77.3%で最も多く、仕事で使ったことがある人は1割未満でした。ChatGPTがあることで、あなたの仕事に影響があると思うかどうかを尋ねると、「わからない」33.3%が最も多かったものの、「かなりあると思う」「ややあると思う」の合計は37.8%、「ほぼないと思う」「ないと思う」の合計は28.9%となり、あると思う人の方が多い結果となりました。
ChatGPTを転職活動で使ってみたいかどうか尋ねると、最も多かったのは「使ってみたい」45.6%で、「既に使っている」2.5%を合計すると、約半数の人が使用することに前向きでした。使ってみたい用途としては、「自己分析」「自分に合う求人探し」「履歴書・職務経歴書の作成」が上位でした。面接対策や退職交渉など、転職活動の中盤以降の行程での利用意向より、自己分析や自分に合う求人探しなど、始めの段階での利用意向が高い様子が見て取れました。
Q.1ChatGPT、知ってる?

『女の転職type』会員にChatGPT(※1)について知っているかを尋ねたところ、69.9%が「知っている」、30.1%が「知らない」と回答しました。年代別で見てみると、「知っている」と答えた人は20代より、30-40代の方が多い結果でした。
※1:Chat GPTとは、米企業のOpen AI社が開発した、人工知能(AI)を使ったチャットサービス。自然な会話ができるだけでなく、複雑な計算やプログラミング、小説や脚本などを書くことも可能。
Q.2ChatGPT、使ったことある?

ChatGPTの使用経験について尋ねると、「使ったことはない」が最も多く77.3%でした。次いで「プライベートで使ったことがある」14.8%、「プライベートと仕事で使ったことがある」5.3%、「仕事で使ったことがある」2.5%と続きました。年代別に見てみると、20代、30代は使ったことがある人がほぼ同数で、40代になると「使ったことはない」人の割合が増える傾向がありました。
Q.3どんなことに利用した?

Q.2で「使ったことがある」と答えた人に、どのようなことに使ったかを尋ねると、1位「情報収集・検索」48.0%、2位は「文章作成」と「AIとの会話」が同率で43.9%でした。
Q.4ChatGPTは、あなたの仕事に影響すると思う?

ChatGPTがあることで、あなたの仕事に影響があると思うかどうかを尋ねると、「わからない」33.3%が最も多かったものの、「かなりあると思う」「ややあると思う」の合計は37.8%、「ほぼないと思う」「ないと思う」の合計は28.9%となり、あると思う人の方が多い結果となりました。
また、主な職種別に見てみると、影響が「かなりあると思う」「ややあると思う」と回答した人は、エンジニア系が最も多く71.4%に上り、サービス販売系については28.4%と最も低くなりました。
Q.5どんな影響があると思う?

Q.4で仕事に影響があると思うと答えた人にどのような影響があると思うかを尋ねると、1位「仕事の効率が上がる」71.8%、2位「仕事の質が上がる」41.7%となり、ポジティブな影響をイメージしている人の方が多い結果です。

一方、3位の「仕事を奪われ、雇用が減る」というネガティブな影響をイメージしている人の割合が多い職種は、営業系が1位で19.0%、次いでエンジニア系14.3%、事務・経理・人事系12.9%、サービス・販売系3.4%と続きました。仕事を奪われるという危機感を持っているのは、営業系が最も多く、サービス・販売系が最も低いという結果でした。
Q.6ChatGPTを、転職活動で使ってみたい?

ChatGPTを今後転職活動で使ってみたいかどうか尋ねると、最も多かったのは「使ってみたい」45.6%で、「既に使っている」2.5%を合計すると、約半数の人が使用することに前向きであることがわかります。「使ってみたいとは思わない」は14.6%に留まりました。
Q.7どんな用途でChatGPTを使ってみたい?

Q.6で「使ってみたい」「既に使っている」と答えた方にどのような用途でChatGPTを使ってみたいか(使っているか)を尋ねたところ、1位は「自己分析」73.6%、2位「自分に合う求人探し」62.5%、3位「履歴書・職務経歴書の作成」61.1%と続きました。面接対策や退職交渉など、転職活動の中盤以降の行程での利用意向より、自己分析や自分に合う求人探しなど、始めの段階での利用意向が高い様子が見て取れました。
その他のコメントとしては、「転職すべきかの相談」「希望する職種に必要なスキルは何かを調べる」などがありました。
※調査データ(グラフ)は、小数点第2位以下は四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。
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