

第75回
推し活してる?
推し活について聞いてみました。
2023.10.03
アンケート実施期間/2023年8月21日~8月30日 有効回答数/女性661名
調査方法/女の転職type会員によるWeb調査
今回の調査でわかったこと
●20代の7割が推し活をしている
●対象は「アイドル」「アニメ・漫画」「アーティスト」が上位
●推し活へ使う月の平均金額は16,279円
●推し活をしている人の9割が推し活は仕事にいい影響を与えると回答
今回は推し活について調査しました。
約半数の人が推し活をしていると回答しました。
年代別に見ると、推し活をしている人の割合は20代が最も多く約7割、30代が約5割、40代が4割弱と、若い人ほど推し活をしている率が高い傾向が見てとれました。
推し活の対象は、1位「アイドル」、2位「アニメ・漫画」、3位「アーティスト」という結果でした。
推し活にかける1ヵ月あたりの費用は「1〜3万円未満」が最も多く、平均金額は16,279円でした。月に5万円以上を推し活に使っている人も1割近くいました。
どのような職場だと推し活がしやすいと思うかを尋ねたところ、「有給休暇がとりやすい」が1位で、8割以上の人が回答しました。ついで「給与がいい」「土日祝日が休み」「残業が少ない」などが上位にあがり、推し活には時間やお金がかかるため、それらを確保できる職場が求められていることがわかりました。
推し活が仕事に与える影響について尋ねると、推し活をしている人は「とてもいい影響がある」と「ややいい影響がある」を合わせて9割以上の人がいい影響があると答えています。一方で推し活をしていない人で、いい影響があると考える人は6割にとどまっています。
推し活をしている人のほうが仕事にいい影響があると感じており、推し活をモチベーションに仕事を頑張っている様子がわかりました。
Q.1推し活してる?

『女の転職type』会員に推し活をしているかどうか尋ねたところ、49.0%が「はい」、51.0%が「いいえ」との回答でした。年代別に見ると、推し活をしている人の割合は20代が最も多く71.5%となっており、30代が50.0%、40代が35.6%と、若い人ほど推し活をしている割合が高いことがわかりました。
※推し活とは、自分が好きなアイドルや俳優、キャラクターなどを応援する活動のことです。
Q.2誰(何)を推している?

※複数回答あり
推し活の対象について尋ねたところ、1位「アイドル」46.0%、2位「アニメ・漫画」31.8%、3位「アーティスト」29.9%となりました。
その他のコメントとして、「声優」「インスタグラマー」「恋人」「甥っ子」などがありました。
Q.3月にいくら推し活に使っている?

※平均金額は「0円(使っていない)」を除いて算出
推し活にかける1ヵ月あたりの費用を尋ねたところ、「1〜3万円未満」が最も多く27.4%となりました。4割以上の人が月に1万円以上を使っており、月に5万円以上使っている人も1割近くいることがわかりました。
また「0円(使っていない)」と回答した人を除くと、推し活へ使う月の平均金額は16,279円でした。
Q.4月の給与の何割を推し活に使う?

月の給与の何割を推し活に使っているかを尋ねたところ、「1割」が47.7%で最も多く、次いで「0円(お金をかけていない)」22.8%となりました。5割以上かけている人も全体の7.7%いました。
Q.5推し活は仕事に影響がある?

※複数回答あり
推し活をすると仕事へどのような影響があるか尋ねたところ、1位「仕事のモチベーションが上がる」55.6%、2位「有給休暇が減る」21.6%、3位「職場に推し活仲間ができた」17.3%となりました。
「特に影響はない」と回答した人は25.6%だったことから、約7割の人が推し活が仕事に影響があると考えていることがわかりました。また、そのほとんどがポジティブな影響を感じているという結果でした。
- その他コメント
- シフト制のため連休を取ると連勤が増える(20代/サービス・販売系/大阪府)
- 早く帰りたくなる(30代/その他/神奈川県)
- 初対面の人との話題が増える(30代/事務・経理・人事系/東京都)
- オンオフのメリハリができる(40代/事務・経理・人事系/神奈川県)
Q.6推し活がしやすい職場に転職したい?

推し活がしやすい職場に転職したいかどうかを尋ねると、「積極的に転職したい」が52.5%と最も多く、次いで「あれば転職したい」32.6%という結果になりました。「積極的に転職したい」「あれば転職したい」を合わせると、85.1%の人が推し活がしやすい職場に転職したいと考えていることがわかりました。
Q.7どんな職場だと推し活がしやすいと思う?

※複数回答あり
どのような職場だと推し活がしやすいと思うかを尋ねたところ、1位「有給休暇がとりやすい」84.6%、2位「給与がいい」74.4%、3位「土日祝日が休み」64.5%、4位「残業が少ない」49.4%という結果でした。推し活には時間やお金がかかるため、それらを確保しやすい職場が求められていることがわかりました。
- その他コメント
- 自宅に近い職場(20代/事務・経理・人事系/東京都)
- 有給休暇が時間単位でとれる(40代/事務・経理・人事系/埼玉県)
- シフトやお休みなどの融通が利きやすい(30代/サービス・販売系/福岡県)
Q.8推し活は仕事にどんな影響がある?

推し活は仕事にどのような影響を与えるかを尋ねると、推し活をしている人は「とてもいい影響がある」50.0%と「ややいい影響がある」40.4%を合わせると、9割以上の人がいい影響があると答えています。一方で推し活をしていない人は「とても良い影響がある」18.7%「ややいい影響がある」41.8%と、いい影響があると考える人は6割にとどまっています。
推し活をしている人のほうが仕事にいい影響があると感じており、推し活をモチベーションに仕事を頑張っている様子がわかりました。
回答理由
- 良い影響がある派
- 推しに会うためにお金を稼ごう、次会うまでがんばろうと思わせてくれる(20代/コンサルタント・専門職系/福岡県)
- 残業をしないため仕事の集中力が上がり、無駄な時間がなくなった(30代/エンジニア系/東京都)
- 推し活に限定せずとも、プライベートで楽しみがあると、仕事にも精が出ると思う(30代/営業系/東京都)
- 自分は興味がないが、推し活をしている同僚は楽しそうにしていて、仕事のストレスも軽減している様に感じた(50代/事務・経理・人事系/東京都)
- 悪い影響がある派
- 仕事とプライベートの区別が付かなくなり、仕事を平気で休むような人が出てきそう(40代/事務・経理・人事系/宮城県)
- 推しメンのコンサートがあると仕事に身が入らない(50代/エンジニア系/東京都)
- ストレス発散になる点はいいと思うが、のめり込み過ぎると経済的に困難に陥ったり、無駄金を使ってしまうから(20代/クリエイティブ系/北海道)
- 自分の好きなアーティストをパソコンのロック画面やデスク周りに飾るのは社風的にどうなのか。来客者から疑問視されるのではないかと思う(50代/事務・経理・人事系/熊本県)
※調査データ(グラフ)は、小数点第2位以下は四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。
調査データの引用・転載について
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