第80回
冬のボーナスどうだった?
2023年冬のボーナスについて男女に聞いてみました。
2024.01.19
アンケート実施期間/2023年12月13日~12月25日 有効回答数/女性332名、男性171名
調査方法/女の転職type会員、type会員によるWeb調査
今回の調査でわかったこと
●女性の冬のボーナス平均は30.2万円
●男性は年齢とともにボーナス金額が上がるが、女性はほぼ横ばい
●使い道1位は、女性「貯金」、男性「生活費」
今回は2023年の冬のボーナスについて調査しました。
『女の転職type』会員(以降、女性と表記)のうちボーナスを支給された人の平均金額は30.2万円で、2022年冬のボーナスの平均金額31.3万円と比べて1万円ほど下がっています。
姉妹サイトである『type』の男性会員(以降、男性と表記)と性別・年代別に金額を比較したところ、20代は男女の差はほぼありませんでした。しかし、30代・40代と年代が上がるにつれ男性はボーナス額が大きく上がっていくのに対し、女性はあまり上がらないということがわかりました。
女性の理想の冬のボーナス金額は55.2万円で、実際に支給された人のボーナスの平均金額と25万円のギャップがありました。男性の理想金額は81.7万円で、女性とは26.5万円の差があります。
冬のボーナスの使い道については、女性は1位「貯金」、2位「生活費」、3位「旅行・レジャー」、男性は1位「生活費」、2位「貯金」、3位「趣味」という結果でした。「貯金」は女性が31.0%であったのに対して男性は18.7%と、男女間で大きな差がありました。
Q.12023年の冬のボーナスはいくらだった?
※正社員・契約社員のみ『女の転職type』会員(以降、女性と表記)に2023年冬のボーナスについて尋ねたところ、「0(なし)」が46.0%で最多となりました。2022年に支給がなかった人は37.6%だったので、ボーナスをもらえなかった人は8.4%増えています。支給された人の平均金額は30.2万円で、2022年の平均31.3万円と比較すると1万円ほど下がっています。
※2023年冬のボーナスの、性別・年代別比較※女性:女の転職type会員、男性:type会員
※正社員・契約社員のみ
また『type』の男性会員(以降、男性と表記)にも2023年冬のボーナスについて尋ね、性別・年代別に比較したところ、20代は女性27.1万円、男性27.0万円とほぼ男女差はありませんでした。一方で30代・40代と年代が上がるにつれ男性はボーナス額が大きく上がっていくのに対し、女性はほとんど上がらないという状況が明らかになりました。
Q.22023年冬のボーナスの満足度は?
※女性:女の転職type会員、男性:type会員※正社員・契約社員のみ
女性に冬のボーナスの満足度について尋ねたところ、「かなり不満足」が36.7%で1位となりました。「わからない」を除くと2位は「やや不満足」16.3%となり、合わせて53.0%の人が不満を感じていることがわかりました。一方で満足している人は「かなり満足」と「やや満足」を合わせて17.2%であり、満足と不満足の間には約3倍の開きがありました。
男性にも満足度を尋ねたところ、満足している人が15.8%、不満足な人が64.9%と、女性よりさらに不満足派が多いことがわかりました。男性は年齢が上がるにつれてボーナス金額も上がる傾向があるにもかかわらず、金額が上がりにくい女性よりも満足度が低いという結果です。
Q.32022年冬と2023年冬のボーナスの「金額差」は何が要因?
※複数回答あり※差はない人を除く
2022年と2023年の冬のボーナスに金額差があった女性にその要因を尋ねると、「会社の業績」が21.4%で最も多い結果となりました。2位が「退職」16.3%、3位が「転職」14.5%となっており、職場が変わったことがボーナスの金額に影響していることがわかりました。
Q.4理想の冬のボーナスは?
※女性:女の転職type会員、男性:type会員※正社員・契約社員のみ
女性に理想の冬のボーナスについて尋ねると、「50〜99万円」が最も多く42.7%でした。平均金額は55.2万円で、実際の支給平均額である30.2万円と比較すると25万円のギャップがありました。
男性にも理想を聞いたところ、最も多かった回答は「100万円以上」36.5%で、平均金額は81.7万円でした。実際の支給金額だけでなく、理想とするボーナスの金額にも男女間で大きな差が見られました。
Q.5冬のボーナスは何に使う(使った)?
※女性:女の転職type会員、男性:type会員※正社員・契約社員のみ
※複数回答あり
※ボーナスをもらっていない人を除く
冬のボーナスの使い道について尋ねたところ、女性は、1位「貯金」31.0%、2位「生活費」22.6%、3位「旅行・レジャー」12.3%という結果になりました。一方男性は、1位「生活費」23.4%、2位「貯金」18.7%、3位「趣味」14.6%でした。「生活費」に充当する人の割合はあまり男女差がありませんでしたが、「貯金」する人は女性では31.0%であったのに対して男性は18.7%と、男女間で大きな差がありました。女性の方が堅実であることが伺えます。
また、女性は「ファッション・美容」に使う人が男性の約3倍、男性は「PC・スマホ・家電」に使う人が女性の約3倍と、お金をかける対象に違いがあったのも興味深い結果でした。
その他の回答としては、「子どもの進学費用」「車のローン」などがありました。
※調査データ(グラフ)は、小数点第2位以下は四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。
調査データの引用・転載について
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