

宣伝・広報(PR)ってどんなことをするの? 仕事内容ややりがいについて解説

仕事内容、業務の特徴
「広報」と一言でまとめられてしまいがちですが、「誰に」「何を」広報するかによって、大きく3つに分けることができます。
1つ目は、対外的に自社のサービスや商品の情報を発信する宣伝広報、2つ目は社内に対して会社の情報を共有する社内広報、3つ目が株主や投資家に対して行うIR広報です。
ここでは特に1つ目の宣伝広報に絞って説明していきます。
世間やユーザーに向けた宣伝広報の具体的な仕事内容は、プレスリリースの作成や取材対応、SNSの更新やイベントの運営などです。自社を取り上げてもらえるように、メディアや報道機関とのリレーションも欠かせません。
自社や商品を売り込むために、取材依頼の問い合わせに対応してセッティングを行うだけではなく、「取材しませんか?」という攻めの広報活動をすることもあります。
仕事のやりがい/厳しさ
やりがいは、自分が携わったプレスリリースや取材対応によって、世間に商品が広く認知され、売上向上などの目に見える形で返ってきたときなどに感じることができるでしょう。
しかし予測とは違って、かえって消費者が悪い印象を持ってしまう危険性もあります。広報活動の一環としてSNSアカウントを運営することも一般的になりましたが、その分炎上リスクも高まっています。
広報は、「企業の顔」と言われる花形的な存在感がありますが、不祥事が起こったときの対応で前面に出てマスコミの取材に応じることもあります。
一日のスケジュール例
8:50
出勤 新聞や雑誌に目を通して情報収集
10:00
雑誌からの取材依頼の調整、販促イベントの企画
12:30
昼休み
13:30
新商品のプレスリリースの作成、オウンドメディアの記事作成
16:00
SNSの更新、ユーザーアンケート集計
18:00
帰宅
求められるスキル&人物像
広報の仕事は、企業の代表として情報発信を行うので、高い倫理観とコミュニケーション力が求められます。
メディアや報道機関と良好な関係を築くために、相手から好感を持たれる人当たりの良さも適性の一つでしょう。
また、プレスリリースなどで文章を作る機会が多いので、論理的な文章を作ってプレゼンできるスキルや、日々さまざまな情報を取得してコツコツ分析する緻密さ、必要なタイミングや媒体を考えて新商品の情報を世間に伝える企画力があると重宝される人材になるでしょう。
営業経験や記者などの文章を書く仕事をしていた人は、これまでの経験を活かしやすい傾向があります。
働く環境の特徴
広報の業務は、SNSの更新をしたり、広報活動の効果を測定したりといったデスクワークを行うことが多いです。そして時々イベントや記者会見などで、対外的な業務を行います。
広報の部署が社内広報と社外広報に分かれている企業では社内にいる割合も違います。
一口に広報と言っても、実際に携わる内容はさまざまなので、求人情報をチェックしたり、面接官に聞いたりして自分のイメージと合っているのか確認しておきましょう。

スーツなどのフォーマルなスタイルが基本
宣伝・広報(PR)からのキャリアパス
認知度アップやイメージ戦略などで一定の結果を出すスキルを身に付けることができれば、企業にいて重宝される人材になれるでしょう。
今いる場所から離れてキャリアを形成するには、他の企業の広報の仕事に転職したり、PR会社や制作会社、IR関連の会社に転職したりして、広報の経験の幅を広げる方法があります。
また、ノウハウを活かしてコンサルタントとして独立して働く方法もあります。
年代別の平均年収
20代
332万円
30代
371万円
40代
420万円
役職者になると、年収が上がる可能性があります。
※年収金額は、サイト内の求人情報や公的機関のデータなど幅広く調査した情報から総合的に算出しています。
仕事まるわかりチャート
『女の転職type』の求人情報ページにある「仕事まるわかりチャート」の項目と連動しています。マイページで編集することによって、志向に合った求人がレコメンドされるので使ってみてください。
実力に応じた報酬の度合い
デスクワークの多さ
外出の多さ
立ち仕事の多さ
アイデアや企画力が必要
速さや正確性が必要
モノやサービスを売る
多くの人と接する
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