

受付事務(フロント、レセプション)ってどんな仕事? 働く環境やキャリアパスについて解説

仕事内容、業務の特徴
企業の入り口で、来訪された方の対応をする「受付事務」。来訪者にとって「その企業で最初に会う相手」ですから、企業の顔という役割も担います。
アポイントの確認や、電話の取次ぎ、会議室までの案内、お茶出しなどをします。接客中心と思われがちですが、他にも来訪客のデータ登録や会議室予約システムの管理など、パソコンを使うこともあります。
フロントやレセプションと呼ばれる場合もありますが、その場合は企業の受付ではなく、ホテルや旅館、飲食店や高級マンションなどで来訪者の対応をする仕事を指すことが多いかもしれません。
いずれも、入り口での対応によって、その企業や店舗の印象を左右するため、高い接遇レベルが要求されるポジションです。そのため、身だしなみや言葉遣い、マナーなどをしっかり磨いておかなければなりません。
また、さまざまな質問を受けるポジションでもあるので、ホテルの場合は、地域の情報や周辺のお店の状況など、来訪者からよく聞かれることについて熟知しておくことがより良いサービスにつながります。
仕事のやりがい/厳しさ
受付事務、フロント、レセプションは、来訪者の案内をする専門のポジションです。そのため、困ったことがあれば、一番最初に相談されるところになります。
急いでいるお客さまやアポイントの時間を間違ってしまったお客さまなど、さまざまなケースに丁寧かつ迅速に対応しなければなりません。
そうした高いレベルの接遇スキルが磨かれることをやりがいと感じる人もいます。
また、「企業の顔である」という誇りを感じられる仕事でもあります。
一方で、来訪者が多い時間帯の忙しさや、伝達ミスが許されないプレッシャーなどに厳しさを感じるかもしれません。
一日のスケジュール例
7:30
出勤、身だしなみを整えて開錠
8:00
来訪者の案内、電話対応、メール対応
11:00
昼休み(シフト制)
12:00
来訪者の案内、電話対応、メール対応
15:00
来訪者のデータ打ち込み、エントランスの清掃
16:30
遅番への引き継ぎ、退勤
求められるスキル&人物像
特に求められる資格はありませんが、接客経験がある人はそれを活かすことができます。
受付、フロント、レセプションは、接遇において特に高いレベルが求められるポジションですが、ただ聞かれたことに応えるだけではなく、言葉にされていないニーズを汲み取り、臨機応変に対応できる人は、その企業のファンを作れる可能性が高いです。
また、語学力があると、外国人の来訪対応が行えるため、企業から重宝されるでしょう。
ビジネスマナーや、清潔感、高い美意識に自信がある人に向いています。
働く環境の特徴
企業の入り口に常にいるため、会議室への案内やお茶出しを行う場合を除いて、あまり動きがないのが特徴です。
ホテルフロントなどは男性もいますが、どちらかと言うと女性が多い職場です。

清潔感のある制服を用意しているところが大半です
受付事務(フロント、レセプション)からのキャリアパス
考えられるキャリアパスは、その部門で後輩育成などをするリーダーやマネジメント職に昇進していくほか、高い接遇のスキルやコミュニケーション力を活かせる場所への転職、接客業のプロと言われるコンシェルジュなどになる道です。
フロント、レセプションは接客業務の中では、高い接遇レベルを磨いているという評価につながる職業なので、他社でも重宝される可能性が高いです。
また、接遇面のスキルからステップアップして秘書を目指す人もいます。
年代別の平均年収
20代
285万円
30代
328万円
40代
375万円
外資系ホテルなどでは、年収が高くなる傾向があります。
※年収金額は、サイト内の求人情報や公的機関のデータなど幅広く調査した情報から総合的に算出しています。
仕事まるわかりチャート
『女の転職type』の求人情報ページにある「仕事まるわかりチャート」の項目と連動しています。マイページで編集することによって、志向に合った求人がレコメンドされるので使ってみてください。
実力に応じた報酬の度合い
デスクワークの多さ
外出の多さ
立ち仕事の多さ
アイデアや企画力が必要
速さや正確性が必要
モノやサービスを売る
多くの人と接する
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