建設業界・電気工事関連の転職で大きな武器になる「2級電気工事施工管理技士」

2級電気工事施工管理技士は、建設工事現場で照明設備工事、変電・発電設備工事などの管理、監督が行える国家資格です。

工事現場に必須の役職に就けるので企業から歓迎され、転職に非常に有利な上に、年収アップも期待できます。

取得難易度や転職お役立ち度を参考に、自分に必要な資格か検討してみてくださいね。

「2級電気工事施工管理技士」はどんな資格? どのくらい取得が難しいの?

電気工事施工管理技士は国家資格で、建設工事現場などで照明設備工事、変電・発電設備工事等の施工管理技能を証明します。

実際に電気工事が行える資格ではなく、工事を設計通り安全に進めるため、施工計画・工程管理・安全管理・品質管理の業務を担当します。また、ビルやマンションなどの電気設備の定期点検や空調設備等の管理も業務の一つです。

1級と2級があり、1級は特定建設業の営業所ごとに置くことが義務づけられた専任技術者、主任技術者、管理技術者になることができます。比較的大規模な工事現場で活躍できます。

2級は、一般建設業の専任技術者や主任技術者になることができます。比較的中小規模の工事現場で業務を行います。

さらに1級の場合、地方公共団体等の公共工事を受注する際の技術力として、資格者1人あたり5点が企業の得点として加えられます。2級なら1人あたり2点です。

つまり、資格取得者は地方公共団体から案件を受注する企業から歓迎されるので、転職で非常に有利になります。また責任を伴う役職に就けるため、年収アップにもつながります。

これまで現場の第一線で活躍してきた電気工事施工管理技士たちの大量定年が控え、業界では若手の人材育成に力を入れています。

若いうちに取得しておけばさまざまな現場経験を積む機会に恵まれて、将来に渡って長く活躍できるでしょう。

2級の場合の受験資格は年齢のみ

1級・2級ともに学科試験(マークシート方式)と実地試験(記述式)が年1回ずつあります。

2級の学科試験は17歳以上であれば、誰でも受験が可能ですが、1級の学科試験(マークシート方式)には受験資格があり、学歴区分・取得済資格区分ごとに実務経験年数が定められています。

例えば1級は、高校卒業後10年以上の実務が必要です。

1級の合格率は学科試験が約45~55%、実地試験が約65%です。2級は学科試験が約55~65%、実地試験が約40%です。

2級の場合、しっかりと勉強して準備をしておけば、参考書籍や過去問対策での独学が可能です。他の学習方法として講習会(数万円)や映像通信講座(数万円)の利用もできます。

※2020年9月時点の情報です。詳しくは「一般財団法人 建設業振興基金」のHPをご確認ください。
https://www.fcip-shiken.jp/den2/

取得難易度

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2級は受験資格は年齢のみ。合格率は、学科試験が約55~65%、実地試験が約40%と言われる。

転職お役立ち度

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企業のメリットも大きく、資格取得者は歓迎され転職で非常に有利。若手の需要も多い。

必要なコストは?

受験料は2級は各11,800円。参考書籍や過去問対策での独学が可能。

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