他の資格との併用取得をおすすめしたい「電気通信主任技術者」

「電気通信主任技術者」は電気通信ネットワークの工事や維持、運用の監督責任者になることができる国家資格。資格単体では、電気事業者等でも需要が少なく、通信技師などの実務関係者が技能証明で取ることが多いです。

取得難易度や転職お役立ち度を参考に、自分に必要な資格か検討してみてくださいね。

「電気通信主任技術者」はどんな資格? 何がアピールできるの?

「電気通信主任技術者」は国家資格で、電気通信ネットワークの工事や維持・運用の監督責任者になることができます。

しかし、いち事業者に対して、事業所がある都道府県に一人配置していればよく、兼任が可能なため、求人数は多くはありません。

電気通信のスペシャリストとして幅広い知識の証明にはなるので、通信技術者(通信技師など)の電気事業者や電気工事会社などの実務関係者が、取得を目指すことが多い資格です。

試験級は2つで、「伝送交換主任技術者」と「線路主任技術者」があります。

伝送交換主任技術者は、電気通信事業に必要な伝送交換設備、附属する設備の工事・維持・運用を行うことができます。線路主任技術者は、電気通信事業に必要な線路設備、附属する設備の工事・維持・運用などを行えます。

不動産管理会社以外でも、歓迎される資格4科目一発合格は難しいので、1科目ずつ受験する人が多い

取得の方法は「国家試験を受験」するか、「認定学校等の養成課程を修了すること(電気通信工学に関する学科を修めて卒業すること)」です。

受験資格に制限はなく、試験(マークシート方式)が年2回実施されます。

試験科目は4科目。一定の資格又は実務経歴等を有する者及び認定学校の科目履修者等は、申請により試験が免除される科目もあります。

合格率はどちらの試験級も約25%ですが、4科目の一発合格者はどちらも約5%未満で、多くの人が科目合格の積み重ね、または一部免除を利用して取得しています。

1科目ごとの難易度が高く、1科目につき100~200時間は勉強時間が必要だと考えた方がいいでしょう。つまり4科目全て受験する場合は、400~800時間の勉強が必要です。

受験料は1科目で 16,600円、2科目17,300円、3科目18,000円、4科目18,700円です。

試験会場は限られ、札幌、仙台、さいたま、東京、横浜、新潟、金沢、長野、名古屋、大阪、広島、松山、福岡、熊本、沖縄です。

※2020年9月時点の情報です。最新情報は「一般財団法人 日本データ通信協会 電気通信国家試験センター https://www.shiken.dekyo.or.jp/」のHPをご確認ください。

取得難易度

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4科目の一発合格は難しいとされているので、1科目ずつ合格するのが現実的。学歴や実務などで免除できる科目もあるので調べて利用した方がいい。

転職お役立ち度

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技術知識の証明にはなるが、「電気通信主任技術者」が必須条件の求人はあまり見られない。

必要なコストは?

1科目: 16,600円 2科目: 17,300円 3科目: 18,000円 4科目: 18,700円

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