IT技術者としての総合力を証明できる国家資格「応用情報技術者」

「応用情報技術者」はIT技術者としての総合力を証明できる国家資格です。

ただし転職で使えるかというと、IT系未経験で20代なら面接官の目を引きますが、ITエンジニアで30代以上なら物足りない資格の可能性も。

取得難易度や転職お役立ち度を参考に、自分に必要な資格か検討してみてくださいね。

「応用情報技術者」はどんな資格? どのくらい取得が難しいの?

「応用情報技術者」は、IT技術者としての総合力を示す国家資格です。IT系未経験で20代で取得しているならば、エンジニアとしての意欲があるとして面接官の目を引く資格です。しかしITエンジニアとしての経験があるかつ、30代以上のキャリアアップ転職ならば、専門分野の技能を証明できる他の資格や実務経験が必要でしょう。

ただし、官公庁関連のシステム開発案件が多い企業ならば歓迎されるでしょう。なぜなら官公庁系のシステム開発には、入札条件に「資格取得者数」がある場合があるからです。

応用情報技術者試験は誰でも受験でき、年2回実施されます。

試験は午前(四肢択一の多肢選択式)・午後(多肢選択式)、いずれも150分。出題範囲はテクノロジ (技術) 系、マネジメント (管理) 系、ストラテジ (経営戦略や法務など) 系の3分野です。

合格率は約20%で推移しています。他の情報技術者試験に比べ、エンジニアの実務経験者の受験が多いことを考えると、勉強の難易度が高い資格といえます。

実際に、勉強時間は基本情報の知識があれば200時間~(3カ月程度)、未経験から始めるなら500時間~(半年程度)は掛かると言われています。

※2020年9月時点の情報です。詳しくは「独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ap.html」のHPをご確認ください。

取得難易度

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合格率は約20%。試験の難易度が高く、エンジニアの実務経験者の受験が多い。

転職お役立ち度

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IT系未経験で20代なら転職で目を引く。しかし総合力を問う資格のため、ITエンジニアで30代以上の転職なら、専門分野の資格を視野にいれた方がよさそう。

必要なコストは?

受験料は5,700円。実務経験者なら参考書籍や過去問での独学が可能。スクールや通信講座(数万円~)を利用する人も。

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