
IT基礎知識が身につく「ITパスポート」
ITパスポートは、ITを活用する企業で働く社会人として、基礎的な知識を証明する国家資格です。
効率的にITの基礎知識を身につけたい際には効果的な資格ですが、転職時に有利になるかと言うと微妙なところ。
取得難易度や転職お役立ち度を参考に、自分に必要な資格か検討してみてくださいね。
ITパスポートって何? どんな仕事に活かせるの?
ITパスポートとは「情報処理技術者試験」のうち最も簡単なエントリーレベルの資格であり、「情報処理の促進に関する法律」に基づく国家資格です。
ITを活用する企業で働く社会人として必要な知識を証明する資格で、どちらかというと、就職活動する学生や新入社員への取得を推奨する企業が多い資格ともいえます。そのため転職では、この資格だけで有利になることはありません。ただし20代など年齢が若いうちに上位資格「応用情報技術者」を取得しているなら、それまでの経験とあわせて転職でアピールになるかもしれません。
ITに携わるビジネスパーソンの基礎的な知識が学べる
ITパスポート試験は、誰でも随時受験でき、全国の試験会場で120分のコンピュータ試験(CBT方式)が行われます。内容としてはIT(情報技術)活用のための基礎知識が問われます。
コンピュータシステムに関するもの、最近ではAI、ビッグデータ、IoT など新しい技術も含み、他にマネジメントやストラテジ(経営戦略や法務など)の分野から出題されます。
参考書籍と過去問を使って、数十時間の勉強時間が必要です。最近では動画閲覧サイトでの公開講座(無料)を参考にする人も増えています。
1000点満点の6割の正答が合格基準で、合格率は約50%です。
※2020年9月時点の情報です。最新情報は情報処理技術者試験センターのHPをご確認ください。
https://www.jitec.ipa.go.jp/
取得難易度

参考書籍と過去問での独学で合格可能。ただし、最新のIT技術に関する情報も出題されるのである程度の勉強時間は必要。
転職お役立ち度

20代の転職でも、この資格単独ではアピールにはならないと考えて。就職活動中の学生や新入社員への取得を推奨する企業が多い、社会人エントリー的な資格です。
必要なコストは?
受験料は5,700円。+参考書籍代など。
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