コンサルティング業界や、企業の管理部門への転職に活かせる「中小企業診断士」

「中小企業の経営」に関する幅広い知識を証明する、日本で唯一の経営コンサルタント国家資格です。

取得していれば転職で有利ですが、難関資格なので明確な目的がないと勉強が難しいでしょう。

取得難易度や転職お役立ち度を参考に、自分に必要な資格か検討してみてくださいね。

「中小企業診断士」はどんな資格? どのくらい取得が難しいの?

中小企業診断士は日本で唯一の経営コンサルタントの国家資格です。経済学や人事管理、マーケティング、財務・会計など、主に中小企業の経営全般に関する幅広い知識が問われます。

中小企業診断士が活躍する職場は、コンサルティングファームや、一般企業の管理部門、また中小企業診断士事務所、税理士事務所、中小企業支援機関などです。こうした職場への転職では有利になる資格です。

中小企業診断士の受験層は40~60代が主で、有資格者のコミュニティーが強く、交流会や勉強会も盛んです。その人脈形成に魅力を感じて資格取得を目指す人も少なくありません。

難関の資格だが、独学の人も多い

中小企業診断士は参考書籍などを用いて独学で勉強する人が多いですが、最低でも1年以上の勉強期間が必要だといわれる難関資格です。

合格率は4%前後。(1次、2次それぞれなら約20%程度)独学ではない場合、資格スクール(20万~)、通信講座(10万~)の費用が必要です。

試験は年1回、1次試験(筆記試験:7科目)2日間、1次の合格者が受験できる2次試験(口述試験:4科目)、その後実務補習・実務従事の3段階のステップがあります。

1次試験の受験資格はなく、誰でも受験できますが、2次試験は1次合格者のみ受験可能です。

2次試験合格後、実務補習を修了(15日間)する、または診断実務に従事(15日間以上)することで中小企業診断士登録ができます。

受験料は1次試験が13,000円、2次試験が17,200円です。

※2020年9月時点の情報です。詳しくは「一般社団法人 中小企業診断協会 https://www.j-smeca.jp/」のHPをご確認ください。

取得難易度

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合格率は4%前後。(1次、2次それぞれなら約20%程度)勉強期間は1年以上掛かる難関資格。

転職お役立ち度

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コンサルティングファームや一般企業の管理部門への転職であれば、アピールに有利。

必要なコストは?

受験料は1次試験が13,000円、2次試験が17,200円。+参考書籍代など。資格スクール(20万円~)、通信講座(10万円~)が目安。

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