
転職でかなり有利!市場ニーズが高い「第二種電気工事士」
電気工事士は電気工事を行う技術者のための国家資格。電気工事士だけができる工事が法律で定められた、業務独占資格でもあります。電気工事に関わる転職なら非常に有利!
取得難易度や転職お役立ち度を参考に、自分に必要な資格か検討してみてくださいね。
「第二種電気工事士」はどんな資格? 何がアピールできるの?
住宅や店舗、工場などの電気工事に従事するのに必要なのが「電気工事士」の国家資格。電気工事士法によって、一定範囲の電気工作物は電気工事士でなければ行えないと定められた「業務独占資格」です。一般住宅からビル、工場、大型商業施設など電気工事やメンテナンスは常にあるので、電気工事士の市場ニーズは高いです。しかし、小規模な町の電気屋から大企業まで幅広く需要があるので、職場や待遇はそれぞれです。
第一種と第二種の2種類があり、第二種では一般住宅や小規模なテナント・店舗(一般用電気工作物)の工事ができ、第一種ではさらに工場、大型商業施設ビルなど(自家用電気工作物)の工事も可能で、電気主任技術者に就くことも可能です。
まずは第二種を取得し、最終的に第一種までを目指す人が多い
第一種・第二種とも、誰でも受験できます。ただし、第一種の場合は、合格後の免状交付に「実務経験5年以上」か「実務経験3年以上、または大学か高等専門学校で所定の課程を修め卒業」が条件です。そのため第二種を取得して実務経験を積みながら、第一種への合格を目指す人が多いです。入社後に資格取得をサポートしてくれる会社もあるので、転職時に保有していなくてもその道を目指すことはできそうです。
試験はどちらとも、筆記試験(マークシート方式)と技能試験(実技)の2段階です。筆記試験に合格後、技能試験を受験できます。技能試験は出題候補問題が事前に公表されるという特徴があります。第一種は年1回、第二種は年2回の開催。合格率は第一種の筆記試験が平均で約40%、技能試験は約65%です。第二種は筆記が約60%、技能は約70%です。
筆記試験の正答率は6割で、参考書籍や過去問での独学が可能です。技能試験は出題候補問題が事前に公表されるので、試験までに繰り返し作業して準備することができます。
受験料は9,600円(インターネット申込みは9,300円)。
※2020年9月時点の情報です。
詳しくは「一般財団法人電気技術者試験センター https://www.shiken.or.jp/examination/e-construction02.html」のHPをご確認ください。
取得難易度

合格率(平均)は、第二種の筆記が約60%、技能が約70%。
技能試験は出題候補問題が事前公表されるので対策しやすい。
転職お役立ち度

業務独占資格であり、電気工事の需要がなくなることもないことから、「第二種電気工事士」は転職で非常に有利。
必要なコストは?
受験料は第二種が9,600円(インターネット申込みは9,300円)、第一種が11,300円(インターネット申込みは10,900円)+免状申請費用(都道府県で異なる)。
参考書籍や過去問での独学可能。
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