
ネットワーク、インフラエンジニアの即戦力が証明できる「CCNP」
CCNP(Cisco Certified Network Professional)は、ネットワーク分野の業務を遂行できる、技術力の高さを証明する資格。
ネットワークエンジニア、インフラエンジニアの転職に有利で、収入アップにも効果的な資格です。取得難易度や転職お役立ち度を参考に、あなたに必要な資格か検討してみてくださいね。
「CCNP」はどんな資格? 何がアピールできるの?
CCNPは、ベンダー資格であるシスコ技術者認定の一種。ネットワーク機器製造・販売の世界最大企業のCisco Systems社が認定しているため、世界で通用する資格です。CCNP取得は大規模ネットワークの導入・運用・保守ができる技術力の証明となります。ネットワークエンジニア・インフラエンジニアのキャリアアップ転職に有利です。
CCNPは9つの分野に細分化されている
シスコ技術者認定の技術レベルは5つに分かれ【エントリー→アソシエイト→プロフェショナル→エキスパート→アーキテクト】の順でレベルが高くなります。
CCNPはそのうちのプロフェッショナルレベルに属し、与えられた業務を全て独力で遂行できることを証明します。
CCNP内でさらに以下の8つの分野に細分化されており、複数の分野を取得可能です。最も受験者数が多いのがCCNPルーティング &スイッチングです。
CCNPの8分野:クラウド、コラボレーション、データセンター、ルーティング &スイッチング、セキュリティ、サービスプロバイダー、ワイヤレス、デザイン(CCDP)
最も人気のあるCCNPルーティング &スイッチングは「ROUTE」「SWITCH」「TSHOOT」の3科目の試験に合格する必要があります。
試験時間は120分で、合格点は非公開ですが、1000点満点中800点以上で合格ではないかと言われています。
国家資格で高度IT人材とされ、幅広く知識を問う「応用情報技術者」の合格率が20%前後なのに対し、CCNPの合格率は10~20%ほどではないか言われています。
CCNPの受験には、下位アソシエイトレベルのCCNA取得が条件です。試験は、CBT(Computer Based Testing)方式で受験会場のパソコン上で解答します。
またCCNAもCCNPも有効期限が3年で、ネットワークエンジニア、インフラエンジニアなら業務初期にCCNAを取得し、期限切れの更新代わりに上位資格のCCNPPを受験する流れが一般的です。
※2020年9月時点の情報です。
最新情報は「ピアソンVUE https://www.pearsonvue.co.jp/Clients/Cisco.aspx」のHPをご確認ください。
取得難易度

CCNPの中でも受験者が多いのがRouting and Switching。合格率・合格点は非公開ですが、合格率は10%~20%の間と推測。受験にはCCNAの資格取得が必要。
転職お役立ち度

ネットワークエンジニア、インフラエンジニアの転職に有利で、年収アップできる可能性も高い。
必要なコストは?
受験料は各試験種類で異なる。
CCNP Routing and Switchingの1科目の受験料で36,000円程度。3科目で11万円超。
実務者なら参考書籍や学習サイトでの独学も可能。
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