
主に学生向けではあるが基礎スキル習得には役立つ「情報処理活用能力検定3級」
「情報処理活用能力検定3級」(通称J検)は情報通信技術能力の技能を証明する文部科学省後援の認定資格。
主に学生向けの資格で、転職で活かすことは難しいですが、スキルの基礎習得には役立ちます。
取得難易度や転職お役立ち度を参考に、自分に必要な資格か検討してみてくださいね。
「情報処理活用能力検定3級」って何? どんな仕事に活かせるの?
「情報処理活用能力検定3級」は、主に学生を対象とした文部科学省後援の検定であり、IT資格の基礎的位置付けです。もちろん社会人にも幅広く受検され、ICT(情報通信技術)能力の技能証明として企業でも活用されています。しかし「転職に活かす」視点でみると、試験級が上位でも単独では転職に活かせるとは言えません。転職で活かすために選ぶなら、他の情報処理系の国家資格やハードウェアやソフトウェアの製造・販売企業であるベンダー系の資格の方が優先順位は高い、と考えましょう。
基礎的なレベルを身に付けたいなら3級を目指そう
「情報検定」は通称「J検」と呼ばれて試験級には「情報活用試験1・2・準2・3級」「情報システム試験」「情報デザイン試験 初級・上級」があります。情報活用試験はパソコン操作や情報セキュリティー等の基礎知識などを問い、1級では実践能力やネットワークや情報セキュリティーの応用知識が必要です。情報処理に関する基礎的な知識を身に付けたいのであれば、まずは3級を目指すといいでしょう。
情報システム試験では基本科目、プログラミングスキル科目、システムデザインスキル科目の3つがあります。情報デザイン試験では、情報収集・分析や問題解決の手法、デザインなどの知識が問われます。
受検資格はなく、オンラインでのコンピュータ試験(CBT方式)です。団体の場合は指定会場でのペーパー試験も可能です。合格率は情報活用試験3級なら約70%、2級~1級は約50%前後です。参考書籍や過去問での独学が可能、各試験は3,000円~4,500円です。
※2020年9月時点の情報です。詳しくは一般財団法人 職業教育・キャリア教育財団のHPをご確認ください。
https://jken.sgec.or.jp/index.html
取得難易度

情報活用試験3級なら約70%。参考書籍や過去問での独学が可能で、学生から社会人まで幅広く受検している。
転職お役立ち度

試験級が上位のものでも、単独では転職に有利とは言えない。
必要なコストは?
各試験の受検料は3,000円~4,500円。+参考書籍代など。
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