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介護業界ってどんなところ? 未経験でもチャレンジできる仕事が知りたい!

介護のお仕事は、社会のニーズがとても高く社会的意義のあることですが、「高齢者のお世話をする」という仕事内容が20代にとってはハードルが高く感じるのではないでしょうか。収入が低いという話も聞こえてくるので、敬遠する方もいるでしょう。

ここでは、実際に介護業界とはどんなところか、介護の仕事の内容や年収について、また未経験でチャレンジできる仕事はあるのかなどをご紹介します。

介護業界ってどんなところ? 未経験でもチャレンジできる仕事が知りたい!

介護業界の中心は介護施設。大きく「介護保険施設」「民間施設」に分かれる

介護業界といっても、訪問介護や通所介護(デイケア、デイサービス)施設、老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、介護用品関連会社などさまざまな事業者、会社があります。

また、介護施設は社会福祉法人(営利目的ではない民間企業)によって運営されていることが多いですが、自治体の施設や医療機関(医療法人)が運営する施設、民間企業が運営する施設などその運営主体もいろいろです。最近では、不動産業界の多くの企業が参入しています。

介護のお仕事は、介護施設で要介護レベルのどの段階まで受け入れているのか、通いか入居かなどの違いで、仕事内容や夜勤の有無などの勤務体系が異なります。

正社員の求人も多いことや、資格や勤務年数によるキャリアアップが分かりやすいという点も介護業界の特徴です。そのため、介護業界の転職で大切なのは、自分に合った「長く働ける職場」を見つけることと言われます。

介護保険施設

社会福祉法人や自治体などの施設は、介護保険サービスの一つとして利用できるので「介護保険施設」と呼ばれます。介護保険施設には、介護を目的として居住する施設「特別養護老人ホーム」、医療ケアやリハビリを目的とした「介護老人保健施設」、医療機関の位置づけの「介護療養病床」、自立状態の方が対象の「ケアハウス」があります。

民間施設

民間企業が運営する施設には、「介護付き有料老人ホーム」「住宅型有料老人ホーム」「サービス付き高齢者向け住宅」「健康型有料老人ホーム」「グループホーム」などがあり、入居条件は施設によってさまざまなことが特徴です。

介護業界にはどんな職種(仕事)があるの?

未経験OKの介護の仕事は大きく「介護職員、ケアスタッフ」、「介護助手、介護補助」の2種類です。

その他に、よく聞く職種として「ホームヘルパー(訪問介護員)」「ケアマネージャー(介護支援専門員)」の2つを説明します。

介護職員、ケアスタッフ

「介護職員」「ケアスタッフ」の場合、食事・入浴など日常生活支援の「身体介護」を主に行います。身体介護は最低限、『介護職員初任者研修』の資格を保有している必要がありますが、入社してすぐに「介護職員初任者研修」を取得させてくれる施設も多くあります。

介護助手・介護補助

介護施設で、資格のいらない掃除や洗濯などの「生活援助」を担当する人を「介護助手、介護補助」といった呼び名で募集しています。入居介護施設やデイサービスで、送迎や掃除、 食事の準備やベッドメイキングなど、日常生活の支援業務が中心となります。見守り、話し相手も大事な仕事です。この仕事から介護業界に飛び込んで、自分に合うかを確かめても良いかもしれません。

どちらの職種も、デイサービスなどの施設ではレクリエーションの企画・運営を任されることがあります。

ホームヘルパー(訪問介護員)

被介護者の自宅で身体介護と生活援助を行います。『介護職員初任者研修』の資格が必要です。

ケアマネージャー(介護支援専門員)

国家資格ではありませんが難易度の高い『介護支援専門員実務研修受講試験』の資格が必要で、仕事内容は要介護者の心身の状況や相談に応じて介護サービス等の計画(ケアプラン)を作成し、被介護者と家族、市町村・サービス事業・施設、ケアスタッフ、医療関係者などと調整を行います。

各施設や地域包括支援センターといったところが就業先で、ケアマネージャーになると、利用者との面談や、関係者との連絡調整や計算などのデスクワーク業務が中心となります。

介護業界に必要な経験や資格

未経験者でも介護業界へ転職できる経験、スキルはこれ!

深刻な人手不足がいわれる介護業界。未経験者でも20代であれば特定の経験、スキルがなくても歓迎されます。多くの女性がホスピタリティを活かして大いに活躍しています。ただし、介護の仕事を本格的にスタートしていくなら、資格が必要です。介護業界の資格についてご紹介します。

未経験者でも介護業界への転職が有利になる資格って?

介護業界では、年収アップとキャリアアップに欠かせないのが資格取得です。そのため、資格取得のサポートが充実している施設が多い点が業界の特徴です。また、介護の仕事は性別や年齢、学歴は関係なく、資格と実務経験で上を目指せる、キャリアアップにおいては透明性の高い業界です。

介護職員初任者研修

この資格を取ってからが、介護職の本格スタートです。受験資格が特になく、講義と演習で構成される約130時間の研修の受講と修了試験合格が必要ですが、ほとんどの方が取得できるでしょう。

この資格があれば身体介護業務が行えるので、ホームヘルパー(訪問介護員) としても働けます。入社後すぐにこの資格を会社負担で取得させてくれる施設も珍しくないようです。また、都道府県や市町村がこの資格の取得支援事業を行っていることもあるので、転職前に取得しても良いかもしれません。

介護職員実務者研修

介護職員初任者研修の次のステップが『介護職員実務者研修』です。介護を提供するために必要な幅広い知識や技術、さらに医療的ケアに関する知識や技能の習得ができます。訪問介護事業所で必要な「サービス提供責任者」という職種にも就けますし、国家資格の「介護福祉士」の受験資格としても必要です。

介護福祉士

「介護福祉士」は国家資格で、介護職員としての仕事に加え、ご家族への「相談・助言」や介護スタッフの「マネジメント、指導やアドバイス」もできるようになります。つまり、現場リーダーとしての専門知識や技術の証明となる資格です。

自治体や医療機関が運営する施設では『介護福祉士』の資格保持が応募条件であることが多く、介護業界の転職市場でとても有利になります。すでに紹介した2つの資格とは違い、一定の実務経験が受験資格として必要です。

介護業界の最近の動向は?年収はどれくらい?

介護業界の最近の動向

日本の超高齢化が進むので、介護職のニーズは今後も上昇することが予想されます。そのため、成長市場として期待されているものの、仕事内容や待遇面の厳しさから20代の就職・転職先としての人気は低めで、人材不足は深刻です。

国も介護職の収入アップのための施策を続けていますし、また各施設でもIT化で報告作業の負担を軽減する、女性が働きやすい労働環境整備へ取り組む、さらに外国人材の受け入れるといったことが進められています。

その他の注目すべき動向は、拡大を続ける介護市場を狙って異業界からの参入が増えていること。幅広い価格帯の有料老人ホームが増えてきています。ある程度の経験を経て市場価値のある人材になれば、転職先を有利に選べる状況になるかもしれません。

介護業界の平均年収は低い。しかし、働き方は選びやすい

介護業界の収入は、他業界と比較して低いと言えます。『介護福祉士』の資格を持つ人で年収は340万円~400万円と言われますので、20代で未経験スタートなら年収は200万円台前半でしょう。ただし、性別や年代よりも資格の有無と勤続年数で差がつく傾向があります。

また、所属する施設や事業者で待遇は大きく異なりますし、正社員採用は多いので福利厚生全般も含めて検討してみましょう。『介護福祉士』まで取得すると条件の良い施設へ転職を狙うことで、大幅な待遇アップが期待できるかもしれません。国により介護業界の待遇改善のための措置が始まり、今後もそうした取組みは期待できるかもしれません。

他に、介護業界は施設や職種でさまざまな働き方が選べるという特徴があり、夜勤だけの勤務(夜勤専門・夜勤専従)で、月の勤務日数を抑えて働く人などもいます。正社員からパート・アルバイトまでさまざまな雇用条件の求人があるので、結婚や育児で一度離れても復職しやすい業界でもあります。

※年収金額は、サイト内の求人情報や公的機関のデータなど幅広く調査した情報から総合的に算出しています。

20代や未経験でも、介護業界では大歓迎!

介護業界の人手不足は深刻なので、他業界に比べて20代は業界未経験や資格無しでも転職がしやすいです。しかも、業界全体で中途採用者が多いという特徴があります。年間を通じて求人があるので時期を選ばずに転職が可能で、資格無しからスタートして施設の資格支援サポートを受けて手に職を付けていくことができます。

また、介護の仕事は大都市圏でも地方でも求人があり、正社員の求人も多くあります。働き方も日勤や夜勤など施設により様々な働き方があるので、ダブルワークなど自分の都合に合わせて選びやすいといえるでしょう。

介護業界のまとめと注意点

介護業界は、慢性的な人手不足のため時期を選ばずに転職が可能で、未経験でも歓迎されます。しかも、その後は勤続年数や資格取得といった基準で年収を上げていくことができます。

介護業界で働く場所には、「介護保険施設」と「民間施設」とがあり、入居型か通所型かで夜勤の有無があります。自分に合う施設を見つけることが、介護業界での転職成功といえるでしょう。介護業界に興味を持ったら、今回の記事も参考に、施設について詳しく調べてみることから転職活動を始めましょう。

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