
面接時の女性の髪形(ヘアスタイル)で気を付けたいこと・マナー
「面接官に好印象を与えたい」「髪型で転職を失敗したくない」と考えている人に、面接で好印象を与える髪型を紹介していきます。
髪型はその人の雰囲気を知るための1つの要素
日常生活においても、髪型にはその人の雰囲気や思想が表れますよね。転職活動の面接においてもそれは同じ。髪型は面接官があなたを理解するための1つの要素になります。
基本的にはいつも通りのあなたのまま、清潔感に気を付ければ問題ありませんが、髪型でマイナス評価にならないためにも「転職面接の際には髪型も大事」だということを、少しだけ頭に入れておくようにしましょう。
女性が面接時の髪型で意識するべき4つのポイント
面接時に女性が髪型で意識するべきポイントは、次の4つです。

それぞれの詳細を見ていきましょう。
表情が見える髪型にする
転職活動にふさわしい髪型の基本は、はっきりと表情が見える髪型にすることです。髪型は、少しの工夫を行うだけでも与える印象が大きく変わるもの。髪が顔にかかってしまい、表情が隠れてしまうと、暗い印象になったり、だらしない印象を与えることもあります。前を向いた状態だと髪の毛が顔にかからなくても、お辞儀をすると髪の毛が落ちてくることもあるので、チェックしておきましょう。
業界や企業の好みを知る
面接官に好印象を与える髪型を意識することは大切ですが、業界や企業によって何に好印象を持つのかには違いがあります。例えば、真面目な雰囲気を良しとする企業もあれば、個性的な人を好む企業もあります。面接では、「この人はうちの社風に合うか」を見られていることを忘れないようにしましょう。このような理由から、志望する業界にはどんな価値観があるのか下調べをしてから面接に臨むことは、必要不可欠と言えます。
清潔感は必須
髪型でもっとも重要なのは、スーツと同様に清潔感です。だらしのない髪型の場合、だらしのない人間に見られてしまう可能性があります。人と接する仕事であれば、清潔感はなおさら重要です。清潔感のある髪型は、「明るい」「さわやか」といった印象になり、面接でも役立ちます。
また、肩回りもチェックしておきましょう。抜け毛があったり、整髪料の白い粉が落ちていたりした際は、不潔な印象を与えてしまいます。ダーク系のスーツの場合、特に白い粉は気になりますので、面接前に手鏡などで確認して落としておきましょう。
美容院は面接時の1週間前がベスト
美容院は、余裕を持って面接日の一週間前くらいに予約を入れておきましょう。面接日直前に予約を入れようと思っても予約が取れなかったら、整っていない髪型で面接に行かなければなりません。もちろんそれでは、せっかくの転職が遠のいてしまいます。
また、髪の毛を染める場合、なじむまでは数日かかりますので、カットも込みで一週間前に済ませておきましょう。あまりにも早く美容院に行ってカラーしてしまうと、色が抜けてしまうかもしれません。色抜けやプリン状態の髪型は、だらしのない印象になってしまいます。
面接で好印象を持たれる女性の髪型

ミディアム・ロング
ミディアム・ロングの髪型は、髪をまとめて清潔感を保つことが重要です。アレンジしたい人は、シニヨンに挑戦してみましょう。
髪をまとめて清潔感を保つ
女性らしい印象を与えるミディアム・ロングは、サイドの髪も含めてまとめると好印象を与えられます。だらしのない印象にならないように、しっかりとまとめましょう。あまりにも長過ぎるロングヘアは、だらしなく見えることもありますので、注意してください。
アレンジが得意ならシニヨンもあり
シニヨンは、長い髪の毛を後ろでまとめたお団子スタイルです。高い位置ではなく、低い位置にまとめることで清潔感と大人っぽさをアピールできます。マスターするまでに時間がかかるかもしれませんが、ホテル業界や航空会社などを目指す人に特におすすめです。
耳のラインより少し下の位置に作れば、老けて見えることはありません。形が崩れないように、そしてすっきりとまとめられるように、ピンやヘアスプレーを使うと良いでしょう。前髪を垂らさないようにすることもシニヨンのポイントです。
ショート
アクティブな印象のあるショートヘアは、耳掛けのダウンスタイルがおすすめです。また、ショートであっても、髪が落ちてこないように工夫する必要があります。
耳掛けのダウンスタイルがおすすめ
ショートの場合、サイドの髪を耳に掛けるダウンスタイルであれば、面接で好印象を与えられます。髪の毛を耳に掛けないように、黒ピンなどでしっかりと留めましょう。ショートでは髪の毛をまとめることが難しく、形が崩れやすいので、注意が必要です。
髪が落ちてこないよう工夫
ショートヘアで髪が落ちてこないようにセットするためには、スタイリング剤が必要です。スタイリング剤は、少し固めのタイプで、香りの強くない物を選びましょう。セットする際、髪の毛全体にいきわたる量のスタイリング剤を手に取りましょう。手のひら全体に伸ばして、髪になじませてください。
ボブ
ボブも面接で好印象を持たれる髪型です。ボブは柔らかい雰囲気を出しやすく、毛先を遊ばせ過ぎないものであれば、真面目な印象も与えられます。
アレンジで雰囲気を変えやすいボブスタイル
ボブカットは、、髪を結うほどの長さもないことから髪型の乱れなどを気にせず面接に集中できるメリットがあります。また、アレンジによって雰囲気を変えやすいのが特徴です。面接で好印象を持たれやすいボブにするためのコツは、髪色を黒に近づける、もしくは暗めの色にすることです。
耳を出さないスタイルの方がかわいい印象をアピールできますが、面接では、サイドの髪を耳に掛けましょう。お辞儀した時に髪が落ちてこないように、ピンなどで留めておくこともおすすめです。また、うっかり前髪を短くし過ぎてしまうと、子供っぽい印象になってしまうため、美容師と相談しながら、髪型を整えましょう。
面接でNGな髪型一覧
面接でNGな髪型の代表的なものは6つあります。こうしたNGな髪型を知り、面接を成功させましょう。
1.手入れ不足
面接で相手に不潔な印象を与えてしまうと、面接官から「一緒に働きたい」と思ってもらえないかもしれません。そのため、髪の毛の手入れ不足は常日頃からこまめに行うようにしておきましょう。手入れ不足とは、寝ぐせがあったり、ボサボサだったりすることです。また、毛先がバラバラでプリン状態の髪型も、不潔な印象を与えてしまいます。
髪の毛だけではなく、身だしなみを整えることは、ビジネスパーソンにとって「常識」であり、「当たり前」のことです。逆に身だしなみを整えていれば、相手に好印象を与えることができます。
2.長い前髪とぱっつん前髪
長い前髪は、顔の表情が隠れてしまい、好印象を与えられるものではありません。目に掛かるほど前髪が長い人は、横に流したり、上に上げたりしてみてください。また、しっかりと固定しないと、お辞儀する時に落ちてきてしまうので、注意しましょう。
「前髪が長過ぎるのでカットしたい」という人は、ぱっつん前髪だけは避けるようにしてください。ぱっつん前髪は、美容・アパレルなど一部業界では許容かもしれませんが、子供っぽいイメージがあり、面接で好印象を与えるかというと微妙です。
3.サイドの髪をおろすアレンジ
サイドの髪をおろすアレンジは、小顔効果はありますがすが、面接では避けましょう。なぜなら、顔が隠れてよく見えない状態になってしまい、暗い印象になるからです。
面接で「小顔だから採用」「オシャレだから内定」ということはありません。個性ではなく、清潔感を意識して面接に臨みましょう。
4.髪色が明るいor派手
「髪の毛に色を入れて明るい印象にしたい」と考える人もいるかもしれませんが、色には注意してください。茶髪であっても明るく金髪に近かったり、派手な髪色であったりした際は、不真面目な印象を与えてしまいます。また、髪色が自由な会社以外、明る過ぎる色に染めることは避けてください。
面接では、自然な髪色がベストです。公務員や金融系など、「堅い」イメージのある業界であれば、染髪自体を避けましょう。かといって、下手に黒染めしてしまうと、それもマイナスイメージになりかねませんので、注意が必要です。
アパレルや美容業界であれば、茶髪であっても問題のない傾向にあります。しかし、面接時に髪色で目立つ必要もありません。珍しい髪色にしたいのであれば、入社後に社内規定を確かめたり、周囲の様子を理解したりしてからにするのが無難です。
カラーを入れたい人は、自身で行うのではなく、美容室に行く方がきれいに染めることができるのでおすすめです。
5.巻き髪などの凝ったアレンジ
巻き髪などの凝ったアレンジの髪型は、面接にふさわしくないです。なぜなら、個性を追求するあまりマナーを守れないのでは、という印象を与えてしまうからです。巻き髪のほかにも、編み込みへアーなどのおしゃれな髪型は避けるようにしましょう。面接で重要なのは何よりも清潔感で、おしゃれな髪型ではありません。
6.ポニーテール
ポニーテールはすっきりとした清潔な印象がありますが、まとめ方によってはカジュアルな雰囲気になってしまうので、注意が必要です。位置が高過ぎると幼いイメージがあり、短い毛が飛び出やすくなりますので、後頭部真ん中あたりで作ることを意識しましょう。
業界に合わせた清潔感ある髪型を
現在の髪の毛の長さのままでも、工夫しだいで清潔感ある転職活動向きの髪型にすることはできます。転職の場合、就職活動の時のような黒髪を求める企業はほとんどないと言えますが、基本的には、自分の髪色に近い落ち着いたカラーの髪が好印象につながるでしょう。
志望する業界や企業によっても、価値観に違いがあるので、望まれる人物像などとともに、好まれる髪型や服装なども下調べしておきましょう。
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