面接で必要な持ち物を解説!特に指定がなかった時でも準備すべきものとは?

面接に行く際、企業から特に指定がない場合は何を持参すればいいのでしょうか。このページでは、安心して面接に挑めるように、必要な持ち物を解説します。当日の忘れ物がないように事前に準備しておきましょう!

面接時に必要な基本の持ち物

実際には面接官に提出したり、使うことがなかったりすることもありますが、基本的な物は念のため準備して持っていくのがベターです。

面接時に必要な基本の持ち物の説明画像

ペンやメモ帳などの筆記用具

企業によっては面接時に適性テストや筆記試験があったり、アンケートへの記入を求められたりすることも。企業側でペンなどを用意してくれることもありますが、自身で必要最低限な筆記用具(ボールペン、シャープペンシル、消しゴム)は用意しておきましょう。

また、次の選考スケジュールを面接の場で決めることもあるので、ノートやスケジュール帳など、メモが取れるものも準備しておくようにしましょう。

スケジュール帳をスマートフォンアプリなどで管理する方も多くいますが、面接の際はスマホを出しにくい場合もあります。他の応募企業の面接日程などを含め、念のため手帳やメモ帳にも予定を管理しておくといいでしょう。

連絡手段のための携帯電話・スマートフォン

電車やバスの遅延や、思わぬ事態で面接に遅れそうになった時など、緊急連絡に必要不可欠なのが携帯電話やスマートフォンです。いざというときに連絡ができるように、企業の連絡先をあらかじめ登録しておき、充電を済ませておくようにしましょう。

また、忘れてはいけないのが、スマートフォンや携帯電話はあくまで面接の前後に使うものだということ。面接中に使うことはないので、面接中は電源をオフにするようにしましょう。

職務経歴書などの応募書類のコピー

面接では、履歴書や職務経歴書などの提出した書類の内容について問われます。「完璧に覚えたから大丈夫」と思っていても、当日緊張して思い出せないなんてこともよくあります。特に何社も応募していた場合、応募企業ごとに覚えているのは大変ですよね。

そのため、企業に提出した書類は必ずコピーをとっておき、面接前に読み返しておくことが大切です。転職サイト経由で応募した場合はWebレジュメなどを印刷しておくことも忘れないようにしましょう。

会社案内や求人の募集要項などの資料

面接を受ける企業がどんな会社なのか、応募した求人の募集要項についてなども、面接前に読み返しておくことが大切です。会社案内は企業のサイトなどから印刷して持っていくといいでしょう。企業情報や募集要項を面接前に見返すことで、企業側がどんな人材を求めているのかの確認にも繋がり、自分が企業に伝えたいこととリンクしているか、最終チェックすることができます。

免許証などの身分証明書

セキュリティーが厳しいオフィスビルなどでは、入館の際に身分証の提示を求められることがあります。念のため、免許証やパスポートなど顔写真付きの身分証明書を持っていくと安心です。免許証やパスポートがない場合は、健康保険証などでもいいでしょう。身分証明書は事前に財布の中に入れておくなど、常に持ち歩くようにしておくといいですね。

また、資格が必要な職種の場合は、合わせて資格証の提示を求められることがあるので、そちらも忘れずに確認しておきましょう。

A4サイズの書類が入るカバン

面接時には企業のパンフレットや選考書類が配られることがあります。その際に、書類を折りたたまずに入れられるように、A4サイズのカバンで面接に向かいましょう。A4は、応募書類を折らずに持参するためにも必要なサイズです。

クリアファイル

職務経歴書や履歴書、企業から受け取るパンフレットなどは転職時の大切な書類となります。書類をそのままかばんに突っ込んで破れたりくしゃくしゃになったりしないよう、A4サイズのクリアファイルを持参するといいでしょう。

時間を確認するための腕時計

今はスマートフォンで時間を確認する方も多くいますが、面接官の中には「面接中のスマートフォンや携帯電話の使用」をマナー違反と捉える人も少なくありません。面接会場に時計がない場合もあるので、面接中に時間を確認するための腕時計を持参した方がいいでしょう。

印鑑

面接の際に、企業側が交通費を支払う場合には受領印が必要なこともあるため、印鑑を用意しておくと安心です。他にも個人情報の取り扱いについての書類など、何らかの書面に押印を求められることもあります。

面接時に持っていくと安心な持ち物

ここからは、必ず必要なわけではないけれど、「面接時に持っていたら便利・安心できる持ち物」を紹介していきます。自分にとって必要だと感じる場合は、持っていくことをおすすめします。

面接時に持っていくと安心な持ち物の説明画像

会場の地図(印刷した紙)

スマートフォンの地図アプリを使って経路を確認する方も多いかと思いますが、万が一充電が切れてしまったときやアプリが起動しない場合などに備えて、地図を印刷した紙を準備しておくと安心です。また、紙で印刷すると、広げて見せることができるので、迷った際に人に道を尋ねやすいでしょう。

予備のストッキング

伝線してしまったストッキングを履いていると、だらしなく見えてしまい、面接官にマイナスの印象を与えてしまいます。面接前にストッキングが破れてしまっても、すぐに新しいものに履き替えられるよう、予備のストッキングを準備しておくと安心できるでしょう。

現金5,000円

最近ではキャッシュレス決済が主流となり、現金を持ち歩かない人が増えていますが、何かアクシデントが起きてスマートフォンが使えなくなった場合は現金が必要になります。

また、「電車やバスが遅れてしまった」「徒歩で迷ってしまった」などの場合にはタクシーを使うことも十分考えられます。ここでもいざという時のために、現金が必要になってきます。

面接に向かう時のアクシデントを避けるため、キャッシュレス派の人も5000円程度は現金を用意しておくといいでしょう。

名刺(在職中の場合)

転職活動は、所属企業の社員としてではなく個人として行っているので基本的には名刺を渡す必要はありません。

しかし場合によっては、面接官から名刺を催促される可能性も。特に、管理職以上の採用の場合、現在の役職を確認するために求められることもあります。もし名刺を求められた時のために念のため、準備しておくと安心です。

メイク道具

明らかにメイクが崩れた状態は「身だしなみが整っていない」と判断されてしまい、面接官の印象を悪くしてしまう可能性があります。特に美容業界、アパレル業界など人と接する機会の多い仕事の場合は、身だしなみを評価ポイントとして判断してる場合が多いので、注意が必要です。

面接前にメイク直しができるよう、メイク道具を準備しておくと安心です。

折り畳み傘

面接前後の移動で、突然雨が降ってくることもあるかもしれません。せっかく身だしなみを整えたり書類を丁寧に扱ったりしていても、急な雨でスーツや大事な書類が濡れてしまっては台無しです。

雨晴兼用の折り畳み傘だと、暑い時期など汗をかきやすい日でも日光を防ぐことができるので、メイクの乱れなど最小限に抑えることができます。

面接に必要な持ち物を忘れた場合はどうすればいい?

ここまで面接に必要な持ち物を伝えてきましたが、「これだけは絶対に忘れないようにしよう」と思っていたものをうっかり忘れてしまうこともあるかもしれません。特に企業側から指示された書類や持ち物を忘れてしまった場合は、どうしたらいいのでしょうか。

面接に必要な持ち物を忘れた場合はどうすればいい?の説明画像

気づいた時点ですぐに担当者に伝える

忘れたと気づいた時点で、採用担当者や面接官には正直に忘れてしまったことを伝え、謝罪をしましょう。

怖くて言い出しにくいのは分かりますが、相手から話を振られてから謝るよりも、正直に自分から話す方が面接官への印象は良くなります。

自分から対応方法を確認する

担当者に伝えた後は、自分から「この後はどうすればいいか」と対応方法を確認します。書類等を忘れてしまった場合は、後日郵送という対応が一般的。そのため「こちらから時間をとっていただいたのに申し訳ない」という謝罪に加え、直ぐに「郵送もしくは持参という形でよいか」を聞くのがベストです。

忘れてしまったミスに対して、「そこからどのように対処したか」を企業は「業務上のミスだとしたら」という視点で見ています。誠意ある対応をしましょう。

面接後に謝罪のメールを送る

忘れ物は、面接においてマイナスの印象を与えます。特に企業側から必須と言われた書類を忘れてしまうということは、入社後、仕事においても重要なミスをするのではないかと思われても仕方ありません。

しかし忘れてしまった事実は変えられないので、帰宅後すぐに謝罪のメールを送りましょう。メールの内容には、「面接のお礼と忘れてしまったことに対しての謝罪」を入れることが大切です。

面接の「持ち物通知メール」には返信した方がいい?

送らなくていいのは返信不要の場合のみ

面接の持ち物や日程に限らず、企業側から届いたメールに「返信不要」の記載がなければ、必ず返信を送るようにしましょう。了承している場合でも、相手にその意を伝えるために返信は必要です。それが持ち物通知のメールだったとしても、面接に関わる大切なやりとりです。

持ち物を質問するときは簡潔

こちらから持ち物の確認をする際は、要点を抑え、採用担当者に分かりやすく簡潔にまとめて伝えるようにしましょう。

特に、メールを開く前に相手が見る部分が「件名」です。件名は本文以上に分かりやすくまとめることを意識するようにしましょう。ただし、相手からのメールに返信する場合は件名はそのままでも大丈夫です。

持ち物をしっかり確認してから面接に臨もう

面接でのやりとりの確認はしっかりとできていても、面接に持っていくものを忘れてしまうと相手にマイナスな印象を与えてしまう可能性もあります。

面接に集中して、自分の力を出し切れるよう、必要な持ち物は事前にしっかりと確認し準備するようにしておきましょう。

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