28歳からでも「成長できる環境」にいくべき? 転職する・しないを判断する3つのポイント【転職Q&A 喜多村若菜】

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20代~30代の女性が抱える仕事・キャリア・転職のお悩みに、その道のプロが本音でアドバイス! 「私らしい働き方」の発見や「いい転職」をかなえるためのヒントを提供します

今回、転職に関するお悩みに答えてくれたのは、自分の特性や価値観に合った仕事を見つけるためのキャリアコーチングサービス『ミートキャリア』を運営する、株式会社fruor代表の喜多村若菜さん。

自分にとって「成長できる環境」の選び方について、キャリアのプロである喜多村さんに解説してもらいました。

株式会社fruor 代表取締役CEO 喜多村若菜さん

株式会社fruor
代表取締役CEO
喜多村若菜さん

1993年大阪府生まれ。神戸大学経済学部を卒業後、アクセンチュアに入社し、基幹系システム開発のコンサルティングを経験。2017年8月より教育関連のベンチャー企業の立ち上げに携わり、採用・育成を担当する中で、働き方の選択肢が少ないことに疑問を持つ。19年に株式会社fruorを設立

お悩み:今からでも「成長できる環境」にいくべき?

28歳/一般事務/転職経験なし

新卒で、専門商社の一般事務職として入社して5年。手厚い福利厚生、残業時間の少なさ、周囲の人の良さなど、ホワイトな職場環境にはとても満足しています。給与も著しく低いわけではないし、会社も安定しています。

一方で、学生時代の友人たちが転職したり、副業を始めたりしているのを聞いて、私はこのまま与えられた作業だけこなす日々でいいのかな…? 一生、9時-17時でもくもくと作業する生活なのかな…?と不安になってきました。

今からでも、自分が成長できる会社に転職した方がいいのでしょうか? それってどうすれば見つかりますか?

回答:大切なのは「どんな自分でありたいか」

今の環境に大きな不満はないけれど、周囲の変化を見て焦りが生まれる。多くの方が経験するお悩みですよね。

厳しいかもしれませんが、まずお伝えしたいのは、転職したからといって成長できるわけではないということです。

大切なのは、「どんな自分でありたいか」ということ。質問者さんにとって「成長したいと思っているのか」「成長とは何なのか」をまず見つけてみましょう。

例えば「もっと裁量がある仕事がしたい」「クリエイティブの仕事に挑戦したい」といった思いがあるなら、その気持ちを「なぜそう思うのか?」と掘り下げて言語化してみてください。

ミートキャリアでもおすすめしているのが、スキルや経験だけでなく、特性(性格)や価値観に注目した自己分析。転職は、そうした“自分らしさ”と仕事・環境とのマッチングで決まります。

自己分析の結果、今の職場でもチャレンジの幅を広げてモヤモヤが解決できるかもしれません。「すぐ転職するか」ではなく、「自分はどうありたいのか」をまず考えてみましょう。

どうすれば「自分」が見つかる?

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では、どのように「自分はどうありたいのか」を見つけるのかについて、3つのポイントにまとめてお伝えします。

1.モヤモヤの正体を見つける

まずは、モヤモヤの正体を書き出してみましょう。

どんなときにモヤモヤを感じるのかや、周りのどんな人を羨ましく思うのかなど、紙やスマホのメモ帳などに思いつくままに書いてみてください。

書いたモヤモヤを俯瞰して見てみると、どんなことに沢山触れているのかから「何が問題なのか」が少しずつ見えてきます

例えば、ミートキャリアのユーザーさんでも現職の安定した環境に10年間もいながら、ずっと苦しんで働いてきたという方がいました。

その方のモヤモヤを深めると、特性(性格)と高い目標設定を求められる環境が合っていなかったそうです。

過度に頑張りすぎてしまうという特性を持っていると分かり、ずっと苦しんできた理由が分かって肩の力が抜けたとおっしゃっていました。

質問者さんが、周りの方を見て焦るのはどんな気持ちからでしょうか。「仕事内容が向いてないと感じるから」など、モヤモヤの根源はどこか見つけてみましょう。

例えば仕事内容であれば、どんなところが向いてないかさらに深掘りましょう。「細かい作業が苦手」「1人での作業が多くて孤独」など、具体化してみてください。

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2.理想像を言語化し、ギャップを見つける

モヤモヤの原因が特定できたら、次はその逆の理想像を考えてみましょう

例えば、「細かい作業が苦手」であれば、「作業ではなく企画などアイディアが活かせる仕事をしたい」といったイメージです。

下表は、理想像を整理する上で考慮した方がいい項目になります。なかなか思いつかない人は、ぜひ参考にしてみてください。

理想と現実

言語化できたら、このように現在地と理想とのギャップを明確にしてみましょう。

この”ギャップ”を可視化することで、どんな仕事を見つけるべきかや、転職するとしたらいつのタイミングがいいのかが具体的に見えてきます。

例えば表の例の場合であれば、もっと裁量のある企画に携われるような仕事が良さそうですね。

また、今後のライフステージを考えると、出産などでお休みに入るまでの数年間に、チャレンジしたり、転職をする方が良いのではということも見えてきます。

3.小さく行動してみる

ここまで整理できたら、最後にアクションを起こしてみましょう。

すぐに転職をすることが正解だと思われる方は、ここで転職活動をはじめてみるのも良いですが、まずは小さく行動してみて確かめてみることをオススメします。

例えば、情報収集として、気になる企業の採用ページや社員インタビューを読んでみたり、カジュアル面談でお話してみるのはいかがでしょうか。

実際に情報収集してみることで、描いた理想が自分に合っているかどうかの解像度が上がってきます。

また、それ以外にも今の職場で出来ることは何かを考えてみましょう。

上司に相談してみて、担当業務の幅を広げて裁量を持たせてもらったり、他の企画業務を一部任せてもらうなど、チャレンジの幅を広げる手段があるかもしれません。

現職を続けながらモヤモヤが解消できるのであれば、今の会社に残るという選択も立派なキャリア戦略になります。

転職に焦ることなく、まずはじっくり自己分析から

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これまで沢山の方のご相談をお受けしてきましたが、なんとなく転職活動を始めてしまった結果、入社後にモヤモヤを抱えてミートキャリアに来られた方も少なくありませんでした。

転職経験者のうち、入社後に”思っていたのと違った”と思う方は、なんと7割以上と言われています。

そんなミスマッチを起こしてしまわないためにも、転職に焦ることなく、まずはじっくり自己分析から始めてみることをオススメします

焦る気持ちはとても分かりますが、人は一人ひとり違う特性を持っており、周りの人が合うキャリア選択が自分にも合うとは限りません。

自分だけのキャリア戦略を見つけられると、自信も持てるようになり、周りと比べることもなくなります。人と比べてしまうときこそ、自分に目を向けてみてくださいね。

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